週刊少年ジャンプ 12年 29号 感想
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 ↑頑張ってレイプ目にしてみた。再放送見ながら書いてるからそう思えるかもだけど、これだけだと北斗の拳みたいだな。


 べるぜバブ

 大魔王さんの股間芸は面白かったんですが、しかし、魔界かー。前回の引きから嫌な予感はしてたけど、魔界が関わってくるのかー。

 この漫画、魔界が関わってシリアス展開になると急激につまらなくなるジンクスがありますからね。ギャグ展開の時はそれなりにへらへら笑って楽しめるだけに、すっげえ不安になります。

 唯一の希望は、姫川さんが積極的に話へ絡んできているということでしょうか。
 何せ、魔界シリアス展開をつまらなく感じる理由のひとつとして、既存のキャラクター資産がさっぱり活用できないってのがありますからね。特に、こないだ参戦してさあ! ゲーム対決すっぞ! というところで水入りされたのはあまりにあんまりだった。いやまあ、ゲーム対決がキャラ資産の有効活用かどうかはさて置くとして。

 でもなー、姫川さんまでシリアス化しそうな気はするんだよなあ。彼には上手いこと手綱を握って、シリアス化を抑制する働きを期待したい。幸い、男鹿を舎弟扱いするというギャグ要素はあるのだし。


 トリコ

 三虎さんかと思ったらGTロボかよ! いや、それは良いとしても中身スタージュン様かよ……!

 まあ、好意的に解釈するなら、僕が以前に推理した「スタージュン=三虎さんの息子説」が、今回披露したスゥーと現れる芸で説得力を増した、と考えるべきでしょうか。
 トリコの方は擬態と解釈していたけど、流石に三虎さんと同じ技使っといて、何の伏線でもないというのはあんまりだしなあ。
 もしくは、見かけといい、新型GTロボが三虎さんの能力を参考に調整されてるというオチかもだけど。
 なにはともあれ、あんたら耳いいな!

・今週の竹ちゃん
 うん……竹ちゃんは今までのいきさつとか因縁とか全然知らないから嘘こいたんだけど、描写から判断しても、小松はGTロボが発した三木眞一郎ボイスで中の人に気がついてるんだよね……。友を想って涙を流しつつも、「ナニイッテンダアイツ……」と思ってたんじゃなかろうか。

 そんで、スタージュン様も当然そのことには気がついてるだろうから、

「お前がボスのコンビだと? ウソはよくないな」(だってバレてるから……ぜってー変に思われてるから……下手すると今頃笑われてるから……)

 ↑こんな感じだったんじゃなかろうか。

 以前、捕獲失敗したジュエルミートを目の前でふりかけなんぞにされて食われたスタージュン様……自信満々で貫き通したと思っている嘘が実はバレバレという竹ちゃん……この二人の食運で、果たしてGODまで辿り着けるのだろうか……。

・ちょっと株を持ちなおした師範
 うん、後出し感がものすげーけど、千代婆さんに致命傷を与えたってので、少なくとも下げ止まりはしたと思う。
 それに、いくら本命の得物を使ってなかったとはいえ、おそらく竹ちゃんと同様の措置で節婆クラスにブーストされているらしい今の千代婆と、対等な条件で互角に戦っちゃったらパワーバランスが崩れちゃいますからね。
 まだまだ、次郎や会長、節婆といったスーパー老人ズは高みにいてもらわないと困るわけで、これは妥当な処置であったといえるでしょう。


 ワンピース

 う~ん、これは最初のゴムゴムの鐘を覇気で強化しとけば、倒し切れたんじゃなかろうか……と思ったけど、ルフィ気絶時にシーザーさんピンピンしてるね。先週のボルトアクス感想になぞらうなら、リーダーユニットはやたらHPが高いというシミュレーションRPGお約束の減少でしょうか。いや、FEはそんなことないんだけど。

 それと、全然どうでもいいことだけど、「タルでもねェかな…」というフランキーの台詞がちょっと面白かったです。魚人島の件で味をしめたのかも分からんけど、何もタルにこだわる必要はどこもにもない点や、こんなとこにタルなんかあるわけねえだろという点が、例えようのないシュールさをかもし出している。


 ハイキュー

 西谷先輩イイ人だ……! 超イイ人だ……!

 先輩がイイ人だったのはもちろんとして、個人的に凄く嬉しかったのは、先週部長が言った言葉がそのまま西谷先輩を動かす役に立ったことですね。なるほど、流石は部を束ねる立場にあるだけあって、しっかりと後輩達の性格を把握している……。
 このイベントは、西谷先輩のキャラ付け、西谷先輩と日向君との関係性構築、縁の下できちんと役に立っている部長の印象付け、という具合に三つの要素を成しているわけで、まさしく一石三鳥の働きであるといえるでしょう。

 それに、日向君一人の言葉で西谷先輩の決意を曲げてしまうと、いかにも説得力が足りません。何せ、あの日向君のボキャブラリーだし。
 そこで部長からの言葉を借用させることで、西谷先輩の翻心を極めて自然な形にしているわけですね。
 先週の、何気ない会話のやり取りに伏線として仕込まれていた驚きや、日向君単独では不自然な説得を自然なものにした技巧、そして気持ちの良い西谷先輩のキャラクター性も組み合わさって、この満足感を生み出しているのだと思います。

 ついでに、その格好良く気持ちの良い西谷先輩によるパーフェクトリベロ教室を通じて、リベロというポジションの役割と重要性を分かりやすく伝えつつ、日向君への問題提議を果たしているのも巧かったと思います。うん、上手いというより、巧い漫画だ。前にも書いたかもだけど、あらためて強調しておこう。

 その他、やはり良い人そうな旭先輩といい、一生懸命に多方面への交渉を行う武田先生といい、悪者を生み出さず、かつ、お話をスムーズに転がしていく、非常にハイキューらしいエピソードだったんじゃないでしょうか。


 斉木楠雄

 ううむ、そろそろ斉木君は得意じゃない項目の方が上回ってしまっているんじゃなかろうか……w
 いやまあ、「周囲にバレないように」「微妙に使い勝手の悪い超能力で頑張る」というコンセプトである以上、斉木君が何の問題もなく全能力を活用しきってしまうとこの漫画は終わってしまいかねないわけで、当然の措置ではあるんですけどね。それに、得意じゃないのはあくまで、周囲に合わせるのが、という場合が多いですし。

 とはいえ、すでに、せわしなく瞬きしないと透視してしまうというリアルに不便そうな制約を課されているわけで、この調子でいくと日常生活を演じるだけでもとてつもない艱難辛苦となりそうだ。


 こがねいろ(三話特別連載)

 うん……三話目は、順当に受験勉強して、順当に恋愛もして、その結果、順当にそのどちらもが成就しました。終わりという感じです。

 三話まとめて思ったことですが、まあ、キャッチーさが無いことに関しては先週も先々週も触れたので置いておくとして、その次に気になるのが、主人公に試練というものがほとんど存在しなかったことですね。

 この漫画を構成する主要な要素といえば、「恋愛」「夢さがし」「受験」の三つになると思うのですが、「恋愛」は特にライバルとなる存在がいるわけでもなく、うっかりミスみたいな形で告白してオッケーをもらえ、「夢さがし」は先週述べたように妥協が垣間見える代物。
 そして、最後の「受験」はといえば、頭で書いた通り、順当に受験勉強して順当に合格して終わり、なわけです。このように書くと、どの要素においても試練らしい試練を乗り越えていないのがお分かりになるでしょうか。

 ここで、受験勉強という行為そのものが試練ではないか、と考える方もいらっしゃるとは思いますが、僕の考えは違いますね。より正確に述べると、この漫画で描かれている受験勉強は試練になっていない。
 何せ、困っていたところをお助けNPCの粋な計らいと懇切丁寧な指導で救われちゃってるわけですから。三国志で例えると、三顧の礼もしてないのに諸葛亮孔明が自分から劉備の元へ仕官してきちゃうような展開なのです。

 結果として、主人公はとんとん拍子に最良の結果へ辿り着いてしまっているわけですが、それが故、どうにも重みの無い結末として感じられてしまっています。人間というのは難儀な生き物で、簡単に手にしてしまえば宝石でも石ころのように思え、苦労して手に入れたのならば石ころでも宝石のような価値を感じてしまうものなのですから、それも当然のことであるといえるでしょう。

 やっぱり、題材が良くなかったんじゃないかな。「恋愛」「夢さがし」は良しとして、最後の「受験」がまずかったと思う。だって、普通の人が普通に越える事柄なのだから。それをそのまま描いたとて、どうにもドラマが生み出せない。
 ハンター試験があれだけハッタリ効かせた試験の数々だったのは、別に伊達や酔狂でそうしていたわけではなく、そうするだけの漫画的必然性があったってことなんでしょうなあ。


 黒子

 新しいキセキの彼が、来週冒頭で警察にしょっぴかれ、特に試合へ介入することもなく普通に黄瀬が勝ったら面白いなーと思います。

 いや、本当、何で現代日本を舞台にして、無意味に犯罪者にするんでしょうね。テニスの王子様みたいな、ファンタジー世界観ならともかく。


 銀魂

 今週単独だと、とてもとても面白くて良かったんですけど、シリアスな流れに移行しそうな気もしていやんいやん。


 スーパーヒーロータイム

 ゴーバスターズ #17

 年上の先輩戦士が加入して、誰が一番立ち位置が変わるか、という点にきちんと着目し、真っ先に解決したエピソード。そうだよなー、リュウジさんの立ち位置が激変するよな。何せ、陣先輩はリュウジさん以上の年長者で、かつ、エンジニアと戦士を両立した例でもあるわけだから。

 しかし、ここでふと思ったんですけど、追加戦士が既存戦士の生き方まで明確に変えるってのは意外と珍しいような気もしますね。意見を衝突させてぶつかり合ったりってのはよくあるけど、完全に上の立ち場から諭すってのはそう無いと思う。いや、小さな事柄ではそりゃあるだろうけど、今回のはキャラクターとして根本的な部分を軌道修正させてるわけで。ビート前、ビート後ではリュウジさんの行動は大きく変化することになると思う。

 挑戦するなあ。

 で、何より今週注目すべきメカ戦では、ガオガイガーと同じギミックの腕部でもって、新しすぎる戦い方をしてたのが印象的でしたね。モチーフ元であるクレーン車の特徴も活かしてるし、単純に動きとしても面白いしで、これはよい発想であったと思う。

 しかし、新型メガゾードとゴーバスタービートは、ツノがあることくらいしか類似点が見い出せないな……w ガンダムマークⅡとリック・ディアスをかけ合わせたら、Zガンダム出来ちゃいましたなノリなのでしょうか。


 聖闘士星矢Ω #12

 ああ、これマルスさん中ボスでほぼ確定ですね。どう考えても、いらんタイミングで余計なことしやがった隕石の主がいると思う。

 で、瞬は声が変わっていたのは仕方ないとしても、ハウンドは一撃で倒して欲しかったなーと思ってしまうのは、やはり僕が旧作びいきだからなのだろうか。理屈付けはあるから、不自然ではないのだけどね。ハウンドさんが白銀の分際でやたら調子ぶっこいてただけに、瞬さんやっちゃってくださいよーと思ってしまうのを止められないのです。

 この辺り、旧ライダーを客演させる難しさよな。

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by ejison2005 | 2012-06-19 05:57 | ジャンプ感想 | Comments(8)
Commented by タラコフスキー at 2012-06-19 17:52 x
ホストなグリリバのときもそうだけど、急にアキバレンジャーのネタをアイコンでやるから少し戸惑うぜ…。

・ハイキュー
しかし名前的に田中さんとスガさん(あと縁下さん)がスタメンから外される可能性が大で少し心配。どうせなら試合毎にメンバーが変わる感じで進めてほしいものですが…。

・斉木楠雄
ふと思ったけど、なぜ彼はサイクロプスや志貴のように透視能力を抑止する眼鏡を、ウィスパード的能力で開発しないのだろう。(もしかしたら頭のあれ能力抑制の働きをしてて、抑えてあれなのかもしれないけど)

・こがねいろ
今回の読み切りは、ツンバカや痴漢男以上の緩い展開をやってしまって失敗したって感じですね。あまりに障害がなさすぎて、ファンの僕ですら味気ないと感じるほどでした。

・黒子
逆に考えるんだ。キセキなんてのがいる世界なんだから、テニヌ同様ファンタジー世界観なのさと考えるんだ。

・ゴーバスターズ
>>新型メガゾードとゴーバスタービート
むしろリック・ディアスとディジェのような関係では、と少し思いました
Commented by 通りすがった人 at 2012-06-19 21:33 x
パイロットスーツをヴェイガン兵に脱がされて
あれやこれやされた結果がこれだよ!!
本が薄くなるな…
>トリコ
老人>>(越えられない壁)>>現役世代のパワーバランスが遂に崩れたと思ったら
そういうカラクリだったんですね。
三虎については、わざわざこんな所に出張るような性格でもないし
(GTロボで来るにしても)先週の時点で何となくスタージュンかなあという気はしてました。
>こがねいろ
個人的には、某所に書いてあった「進研ゼミのマンガ」というたとえが妙に腑に落ちたような。
>Ω
予想以上に土属性が大活躍で吹いた。
Commented by 無名 at 2012-06-19 21:47 x
>べるぜ
何かもう姫川さんにゴゴゴゴ…とか効果音付けられるとそれだけで笑ってしまう。

>トリコ
とりあえずスタージュンとはまだまだ差があるんですね。師範は脱落でも良かった気がするけどわざわざ蘇生させるのはまだ役割が残ってるんですかね?

>黒子
まあ、赤司が火神の目をハサミで潰そうとしてもお咎め無しだったので彼も何も無いでしょうね、残念ながら。黄瀬が噛ませ犬にならない事を祈るのみ…
Commented by うなぎ at 2012-06-20 20:11 x
トリコ
トリコ達が巻き寿司作ってた時間分スターも強くなっているようで。
前回の竹ちゃんのそこまでだ!はお婆さんの状態を見抜いてたからなんですね。

コガネイロ
三話かけてやる内容ではなかった、というしかないくらい内容が無いよう。
嫌味を書きたいわけではないですが、どうにも無茶振りに思えます。3週。
編集をこけおろす気も横田先生を擁護するわけではないですが。
お互い良い結果になったとは言い難いですね。
Commented by ejison2005 at 2012-06-24 00:33
>>タラコフスキーさん
心に棚を作れ!!!!!!

>スタメンから外される可能性が大で少し心配。
どうも、リベロというポジションの特性上、あんまり心配いらないそうですよ。ディーノさんで解説されてた!

>ウィスパード的能力で開発しないのだろう。
それをやるとこの漫画がドラえもんになってしまうからさ。

>あまりに障害がなさすぎて、ファンの僕ですら味気ないと感じるほどでした。
うん、そんな感じですね。味気ない。

>むしろリック・ディアスとディジェのような関係では、と少し思いました
いやどうだろうか、リック・ディアスとディジェでは共にジオン系であるが故に近すぎると思うんだ。
Commented by ejison2005 at 2012-06-24 00:35
>>通りすがった人さん
本が出ればね……。

>トリコ
まあ、三虎さんは食事で忙しいと散々言われてましたしね。確かに不自然だわ。

>某所に書いてあった「進研ゼミのマンガ」というたとえが妙に腑に落ちたような。
甘いぞ! ゼミ漫画はもっと受験というモチーフを活かし、かつ販促へ落としこんでいる!

>土属性
お、黄金の太陽では主人公の属性だってばよ!!
Commented by ejison2005 at 2012-06-24 00:37
>>無名さん
予想だけど、師範や所長はここぞという場面で老人軍団大集合して美食會と決戦する役目があるんじゃないですかね。で、「ここはまかせて先に行け!」をやると。

>残念ながら。黄瀬が噛ませ犬にならない事を祈るのみ…
逆に、警察にしょっぴかれて特に試合へ影響せず黄瀬が勝ったら凄いと思う。
Commented by ejison2005 at 2012-06-24 00:38
>>うなぎさん
>前回の竹ちゃんのそこまでだ!はお婆さんの状態を見抜いてたからなんですね。
その場合は、とっととt助けてやれよという気がw

>お互い良い結果になったとは言い難いですね。
あんまり美味しくない結果でしたねえ。