週刊少年ジャンプ 12年 28号 感想
「おかしいよ……じいちゃんは、父さんが(四十一歳コスプレ宇宙海賊として)生きてて嬉しくないの?」
「大人になるとね……色々と複雑になるものなのよ(世間体的な意味で)」

「エミリーには……妻にはこのことを知らせてやりたいと思う。だが、あのような(痛車みたいなMSに乗ってるような)息子の姿を見て喜ぶかどうか……」
「どんな姿(例えば四十一歳自称スーパーパイロットとか)であれ、子供が生きていて喜ばない親はいませんよ」

 遅咲きの中二病は周りを不幸にする好例である。や、この時点ではコスプレの事実とか知らなかったんだけど、メッセージムービーを見て「うわあ……」と思ったでしょうなあ。
 フリット爺ちゃん、断固としてアセムは死んだものとするんじゃないだろうか。色んな意味で孫の教育のために。


 黒子

 いよいよもって、ゾーンが無我的な使われ方し始めてきたなあ……w
 いやまあ、無我だってそもそも超サイヤ人的なアレであるわけで、別にパクリがどうとかではないのですが、印象として。といっても、明らかなるテニヌであるあちらと比べて、こちらはまだバスケットの領域ですが。

 それにしても、紫原君とは何だったんでしょうね。そもそもの取り得であったはずの守備では、なんやかんやでバカスカ入れられ、では本気出しましょうかとおこなったゴールを破壊する程のダンクシュートは、二人がかりとはいえ(すぐさまカウンター出来るレベルで)止められるという。

 何だか、試合開始直後はキセキの一角だったのが、試合進行と同時に「すごくでかくて力も強い人」になっていったという印象です。以前にも感想で述べた通り、ゴール破壊も含めて実在有名選手が元ネタとなっているようなのですが、それが故、プレーも人間の領域で収まってしまい、漫画的特殊スキルの持ち主たるキセキになりきれなかったという印象。

 といっても、それはどうやらジョーダンが元ネタらしい青峰君も同じなんだけど、あちらはきっちりとキセキの印象なんだよね。
 だとしたら、守備力は本当に無敵だと主人公達が勝利できなくなり、ダンクに関しては強さの根源である「高さ」という点で、主人公とモロ被りしていたのが良くなかったのでしょうか。
 せめて、最後の砦たるパワーの印象だけでも維持してくれてれば威厳も保てたと思うんだけど、二人がかりとはいえ止められちゃったからね。ゴール破壊した時は、二人がかりくらいで止められそうな印象では全然なかったのですが。

 結論として、この漫画は「紫原のバスケ」ではなく、「黒子のバスケ」だったというのが、全ての面における彼の敗因だったと思います。いや、それいったら身も蓋もないのですけどー。


 ワンピース

 そうか、この島はもともと人間が住むようなところでもなく、スライムは水が嫌い(島の外には出ない)なのだから、相手にせずとっととボスユニットを仕留めてしまえば、それでいいんだ……。
 そんで、そんな状況で最前線にノコノコ出てきたのだから、そりゃとっ捕まるってもんなんだ……。

 うん、なんというか……ボルトアクス将軍ですね。



 ↑参考動画。

 これで、スライムに殺されたりしたら完璧にボルトアクス化するんだけど、「悪人が己の業によって死ぬ」というシナリオも十分にあり得るという。死なないことに定評のあるワンピとはいえ、シーザーさんは人道にもとる極悪人であることは語られちゃってるしなあ。

 ここは是非、来週きっちりと捕縛されて欲しいですね。僕らのネタのために!


 トリコ

 何かもうみじめなくらい株価が下落してる師範に対し、「あんたは(あたしの事情によって)食儀が乱れた」と救いの手を差し伸べる千代婆の優しさは、五臓六腑に染み渡るでえ……!

 そんな彼女とのバトルは、全編に散りばめられた死の緊張感と、既存の技を組み合わせたり工夫して使用したりといった殺陣の楽しさが味わえる、素晴らしいクオリティのものに仕上がっていたと思います。
 特に、最初にトリコが予見した死のビジョンと、レッグナイフによるまな板シールド破壊が良かったですね。これによって、生身で一撃でも喰らえばそこで死ぬという緊張感が生まれたと思う。

 刃物を使ったバトルってのは、まともに喰らえばそこで試合終了、貴重なキャラ資産が失われるだけに、鉄の棒でぶん殴ってるだけだから大丈夫でござるよになったり、クインシー全体の能力っぽくなったりとする、玄人好みの扱いにくすぎるバトルとなっているわけですが、今週のトリコはそうなることを防ぎつつ、刃物バトル本来の持ち味である即死の緊張感を打ち出すことに成功した例だと思う。

 で、先週時点で何か自分もトリコに対抗できそうな感じのモノローグをしてたくせに、今週ぼけーっと観戦し続け、ラストでまたもや三虎の威を借りて見せた竹ちゃんは、一体何しにここへ来たのでしょうか。

 そんな彼が、これ以上は……とモノローグで語ってくれてるので、千代婆とか彼は何らかの改造手術的な方法により、短時間限定で強さをブーストされてるのでしょうね。さすがに、ノーリスクだとチート過ぎるし。


 ニセコイ

瞬間接着剤(速硬化タイプ)

田宮模型


若年性健忘症を治す (健康ライブラリー)

築山 節 / 講談社




 スケットダンス

 正直、チェリーのキャラは生理的に気持ち悪くてあまり好きじゃないのですが、ブラを発見した辺りから逆に気圧されたことで不快感が減少したのと、圧倒的にでかい家族ネタと最後のどんでん返しで笑う事が出来たので、全体的には良エピソードだったと思います。

 しかし、ボッスンって何かこう、安全な男として認識されるエピソードありましたっけ?


 ハイキュー

 西谷先輩も普通に好感持てそうな人物なのは嬉しいのですが、月島君はいつになったら個別エピソード貰えるのだろうとちょっと思ったり思わなかったり。別に存在感が無いわけでも、冷遇されてるわけでもないのだけどね。今のところ、主要人物の中で彼だけは主人公ズとの関係性に大きな変化が存在せず、ひいては明らかに成長すべき点があるのに、それを放置されている状態なわけで、そこに引っかかりを感じるのだと思う。
 いってしまえば、彼だけちょっと浮いてる状態なんですね。

 それはさて置き、本編の方は鵜養監督の伏線巻き&西谷先輩の実力お披露目&烏野の現状説明回って感じですね。三つものお話を同時進行させてるわけで、なかなかの情報密度になっている。
 結果として、下校時の会話イベントは吹き出し量が結構多くなってるんだけど、特にとっちらかってる印象も持たせず、主人公ズの漫才やプレッシャーかけちゃったことを気にする部長のコマなんかを入れて説明だけでなく、キャラクター同士のやり取りとして昇華させているのが、好感度高いです。

 あとは、及川さんの冷静な分析も良かった。彼の烏野評があるから、部長の現状分析が「誰の目から見ても明らかな烏野の問題点」であることが伝わってくる。
 また、単に自信家なだけでなく、相手の力量を素直に認め評価できる人物という事で、試合終了時、日向君に見せた表情の補強にもなっていますね。


 こがねいろ(三話特別連載)

 うーん、先週も書いたけど、やはりキャッチーさの無さがつらい。

 それに加えて、今週は主人公の選択にも首肯し難いものがあったんですよね。漫画も小説も無理だから編集者になりたいって、とてつもない妥協の産物に思える。そもそも、君が見つけたいのは「なれそうな職業」ではなく、「やりたい事」だったんじゃなかったんかい、と。現段階で下手でも、それがやりたい事なら、とことん打ち込むのが話の筋ではないのかと。

 別にプロにならんでも、きちんとした職業について趣味で同人としてやってくという道もあるわけですしね。やりたい事で生計を立てねばならぬというルールは、どこにもないのですから。

 そこら辺の視野の狭さは、いかにも高校生という感じのリアリティはありますが、これはどう考えても狙って打ち出したリアリティではないし、そもそも、そんなところでリアリティを発揮されても面白くは感じないのでありました。


 スーパーヒーロータイム

 フォーゼ #39

 何でタウラスさん、こんな中堅企業の社長みたいな趣味を持ってるんだろうと思ってたら、公式がゴルフをネタにしやがったwww

 その他、タウラスさんの行動理念が本筋の進行と特に関係の無い事柄だからか、今週はギャグ方面に色々とはっちゃけてましたね。先週が重い話だった反動もあると思うけど。
 やっぱり、見所は弦ちゃんとJKの模範的高校生スタイルかなw 弦ちゃんの中の人は細身だし、明らかにこういうスタイルの方が似合ってはいるんだけど、もうあのサザエさんみたいなヘアースタイルじゃないと満足できない俺がいるぜ。

 一方、本筋ともいえる部分はバルゴの正体じゃないかともっぱら噂の江本教授に関するイベントでしょうか。何やらイイ人フラグ立ててきたし、園ちゃん生存もありうるでー。

 それにしても、エリーヌが抜けちゃったのは残念だなあ。先週の流れが流れなので、何とも惜しまれる。新入生達に関するエピソードもそうだけど、再登場が難しいor不可能なゲストキャラクターを重要ポストにつけるものじゃないってことかな。

 バトル面では、タウラスさん能力特化型だけに、見た目のいかつさと違ってあんまり強くないなーという印象。素状態のフォーゼやメテオでも、割と問題なく渡り合えちゃいますからね。それでも、突進で切り返した辺りは牛のプライドというところか。


 ゴーバスターズ #16

 意外とあっさりバレちゃった陣先輩の秘密。

 まあ、素直に説明すればいいだけの事柄ではありますからね。といって、すぐに話すのは気が引ける事柄&ヒロムの成長を促したいから、ちょっと黙っていたと。
 で、そういう設定であるという事は、多分、陣先輩って能力は持ってないんでしょうね。といっても、アバターであるということが、既に強力な能力であり、ウィークポイントでもあるわけで、これ以上詰め込んでも仕方ないか。

 で、それより何より面白いのがJのキャラクターだよなw 冒頭の行き倒れ、樹液のJ、シリアスの真横で樹液探し、ロッカーからの唐突な登場と、お前一人だけ自由すぎるだろうとw

 まあ、多分つい最近完成したばかりで、現状だと赤ん坊みたいなもんなんでしょうね。太陽の使者鉄人28号における、ブラックオックスみたいな。それにしたって、こんな赤ん坊は嫌すぎますがw

 ところで、エンターさんもアバターってことは何でいつも本体でやり取りせずアバター側で通信……いや、あの上司だもんな……分かるってばよ……。

 殺陣の面では、ビートバスター対レッドバスターにおける、組伏せやしゃがみながらの立ち周りが面白かったです。こういう動きは、どうしてもモコモコしがちな怪人着ぐるみじゃ難しいでしょうし、絵的にも映えないでしょうしね。貴重だ。

 予告の2合ロボは、いかにもな2号ロボというデザインで結構好きなラインです。僕は、ガンバルオーとか、ライブボクサーみたいなのが好きなんだ。1号ロボだと、ギャラクシーメガが好き。丸みを帯びた曲面ラインの顔が好きなんだと思う。


 スマイルプリキュア #19

       /: : :/: :/} :小: : : : : : : : ≧ー
     __,/ /: : /: :/ ,| : | ∨| : : : : : 廴
    f´/ }:/.: :.ム斗' | /| `ヘ}ヽ: : : : ヘく
    ∨  ,イ: : :{ :/  j/     V | : : ∨    /    /   /  | _|_ / ̄7l l _|_
     ヽ、{∧ 圷旡≧/ / /≦乏ア:| ト、:ハ_  /|  _/|    /   |  |   \/   |  ――
      |:ヽ}ヘ:/ |  |/ / / / | | Ⅳ |:「ヽ}    |    |  /    |   丿   /    丿
      |: :|:`ー.、|  | , -- 、 | | {ム/:{
      |: :|: : :|:|> 、ー'⌒ー'_. イ: : |: :|
      |: :|: : :|:|  ,.≦厂 「x  |: : :|: :|
      | : ', : :',|/  {___7`ーl: : :|: :|

 単純にイイ話なのはもちろん、父親が死んだ件について、ことさら悲劇的に煽って涙を取ろうとしてるわけじゃないのが素晴らしいですね。重くしようと思えば、いくらでも重くすることも出来る題材で、陽性に満ちた感動を与えてくれている。

 特に良かったのは、中盤でママンの仕事場にやよいちゃんがやって来て、それを見つけたママンが全てを察してくれるくだりでしょうか。このやり取りによって、やよいちゃんはパパがいないけど、その分まで愛情を注いでくれるママンがいて、ちゃんと現在の暮らしが幸せである、ということを強調出来ていると思う。父との記憶を思い出すだけなら、別に無くても成立させられるイベントかもしれないけど、これがなかったら片手落ちだったかもしれない。父回であると同時に、母回でもあったわけだ。

 やよいちゃんの完全版ピースサンダーの演出も見事にハマッていたし、いや、本当に素晴らしいエピソードでした。


 聖闘士星矢Ω #11

 う~ん、マッハ2のくだりが無かったのはちょっと残念だ。そもそも、そこが白銀と青銅の間を分かつ絶対的な差であるのだから、そこの説明が無いとただ銀色の聖衣着てる人達になっちゃうぜ。

 でも、白銀がただの下衆じゃなく、ちゃんとイイ人もいるんだって分かったのは嬉しいですね、黄金が連続でああだっただけに。先代のカラスはあんなだったというのに、出世したなー。

 で、来週は瞬さん登場という事で、動いてないわけがない先代主役勢が、今どこで何やってるのかがようやく語られるのかな。

 まあ、そんなことより露骨にヒロインアッピルしてくるユナちゃんはいやらしいな!

[PR]
by ejison2005 | 2012-06-12 07:26 | ジャンプ感想