週刊少年ジャンプ 12年 24号 感想
 AGEなのに面白いだなんて……こんなのオカルトだ!

 いや、ツッコミ所がないってわけではなく、くるくる回転披露してる暇があったらビームで一斉射でもしろよとか、今さらそんなエクバ初心者みたいなこと言ってたら、割と長いこと渡り合われちゃったゼハートさん涙目すぎるだろとか、細かい詰めの甘さはあるわけですが、それでも、本筋の部分は面白いと思えるレベルでした。

 おそらく、積極的にAGE3の特色である合体分離ギミックを戦闘に組み込んだのが好印象だったのと、出てきたキャラクター達のキャラ掘り下げ&エピソード作りがちゃんと行われていたのが大きいんでしょうね。
 今回、キオ周りだけに絞っても色んな人が色んな反応を返してくれてるからね。そういうのを積み立てるってのが、キャラを立てるってことなんだと思う。だからフリットよ。てめーも親友(?)の孫がいるんだから、様子くらい見に行け。親友(?)の娘とも一切会話しなかった、というか親友(?)本人ともろくに会話しなかったし、こいつら本当に友人なのだろうか。


 斉木楠雄(新連載)

 果たして、不定期掲載していた時と話は繋がっているのかいないのか。毎週買ってる人間の立場からすると、もっかい似たようなエピソードやられるのはいかにも退屈だから、普通に続きものであって欲しいなあ。

 お話の方ですが、新連載といっても過去の不定期掲載による積み重ねがあるからか、今回はいつものパターンとは切り口を変えているのが印象的でしたね。第一に、斉木君の超能力を知ってる人達がメインのエピソードであること。第二に、両親という、斉木君にとって無条件で我を通していい人達がメインのエピソードであること。

 ラストで窓を割ってるのなんか象徴的ですが、たとえばこれが、両親ではなくギロチンのまさゆき辺りとのエピソードだったら、絶対にそこまでの感情発露はしないと思われるわけですよ。
 それは、斉木君の超能力について知ってるかどうかというのも大きいですが、やはり最も大きいのは、自分の親が相手であることですよね。両親だから、逆に仲裁せずに放っておく、放置しておいても大丈夫だと信じているから。両親だから、遠慮なくコーヒーゼリーを食われた憤慨がぶつられる。

 テーマ的にも設定的にも超然としていなければならない斉木君ですが、そんな彼にもちゃんと十代の少年らしい部分があるのだと分かって、ちょっとほっこりできるエピソードだったと思います。


 ナルト

 色々と置いといて、一連のカブト回想は彼が心の中で述懐していたわけではなく、リアルに口で語ってサスケ達に聞かせていたというのがビックリです。イタチお兄ちゃんはその間、ずっとしゃがみこんでいたわけで、カメラに映るまではタバコでも吸いながら適当に相づち打ってたんじゃなかろうかw


 ワンピース

 茶ひげさん、余裕で生きてるんだろうな。ゾロ達も大した怪我すらないんだろうな。

 色々置いといて、だったら最初から生け捕りで依頼したってことにすればいいと思うの。


 銀魂

 おお、やっぱりちゃんと事後処理やってくれました。前回に引き続き、政治関連のお話は良い子のお友達がついてこれてるか、人ごとながら心配になっちまうけど、一週間考えた結果、銀魂の対象は良い子のお友達じゃないことに気づいた。

 しかしこれ、何気に将ちゃんものすごく危うい立場に置かれてませんかね。下手しなくても、最終的に倒幕派との戦いで担ぎあげられて出陣という流れになりかねないと思う。爺や死んじゃったっぽいし、何よりこないだからこっち、全然ブリーフにならないしなあ。将ちゃんがキャストオフしないのだから、今現在のシリアスさは推して知るべし、だ。

 缶蹴りのくだりも説教臭くなく、というか説教を挟まずに行動で全てを語って見せたし、振り返ってみると一連のエピソードは、お城詰めの兵隊さん達に何故か格好つけて啖呵切っちゃったシーンを除けば、いつもの臭さを極力消臭させ、本筋といえる部分も進展させた良エピソードだったと思います。
 やっぱり、男は黙って行動してナンボだな。


 ハイキュー

 絶対こいつじゃ無理だと思われていた影山君が、しかも解きほぐすのではなく、逆に緊張を頂点まで高めることで固さを取り除くという、こちらの予想を上回る解答を見せた導入部がまず素晴らしかったです。コンビである以上、影山君が鍵となるのが本流ではあるのですが、本当、影山君に出来るとは全然思えなかったもんなw
 あらかじめ、影山君じゃ無理っぽいことを数々のイベントで強調しつつ、最後の最後ではサラッとそれを裏切って見せる。実に美しい話の組み立てでした。

 そう、組み立てが良いんですよね。これ、あらかじめ「どうやって日向君の緊張を解くか?」という問題の解答は考えといた上で、何周も前から影山君ムリポイベントを積み上げてきたわけだろうけど、それはつまり、何周も前から先の先を見据えて話作りしてるってことなわけで。うむ、やっぱり計画的に話を作るっていうのは大事なことなんだな。

 他に良かったのは、日向君が立ち直ってからすぐにクイックを成功させるのではなく、ワンクッション、失敗するシーンを入れて、影山君が謝るシーンを入れたことでしょうか。田中先輩を始めとするチームメンバーとの絆で立ち直ったというのも大事ですが、あくまでも今エピソードの本流は影山君の過去と現在の対比であるわけで、一回失敗させ、謝罪することに驚くらっきょう君という図を挿入することで、そこを上手く強調させていたと思う。

 それと、後頭部レシーブのことを茶化してる辺り、らっきょう君と日向君は本当に謎の仲の良さでほっこりしますねw


 トリコ

 おお、コメントで指摘された通り竹ちゃんだった。竹ちゃんなのはいいんだけど、この後、小松との因縁を清算していくにあたって、一体何をやるというのだろうか。こんな格好つけて乗りこんで来た以上、キャベツの千切り対決とかしてくれるとは思えんしなあ。

 竹ちゃんの暴れっぷりを見て、小松が武力の必要性を痛感するか、もしくは小松が最終鬼畜MAP兵器メルク包丁を無駄なく振るうことによって更なる大規模破壊を行い、竹ちゃんが敗北する(で、更に小松を憎むようになる)とかそういう展開ですかね。

 食没覚醒のオチに関しては、ただ飢えに苦しむことで食材への感謝を呼び起こすのではなく、死の直前で自分を形作ってくれた食材の数々に感謝するという解答になってるのが良かったと思います。これから食べるものへ感謝するってのはすぐ思いついたけど、既に食べてきたものへ感謝するって発想はなかった。

 今週の話で難点をあげるなら、トリコを待つ小松がちょっとのんびりしすぎなことですかね。とても何日も待ってるようには見えなかった。実際、精神と時の部屋的な理屈でそんなに時間経ってなかったというオチかもしれんけど(じゃないと間に合わないし)。


 恋染紅葉

 話の内容云々以前に、主人公のツラがキモすぎて誌面を正視するのがまずつらいです。何故、こんなパッとしない男が赤面し続けている絵を見せられ続けなければいかんのか。


 めだかボックス

「とは言え腕は! 一流だけどな!!」
 結局、大して役立ってもいなさそうなスキルによって脱衣遭遇する術が断たれた善吉会長が辿り着いた答えは……自ら相手の衣服を破壊するというものだった! よ! 100代目生徒会長!


 スーパーヒーロータイム

 フォーゼ #35

 新(最終?)OP格好いいな! こうやって、ちょこちょこと作中の状況推移に合わせて映像変更してくれるのは嬉しいね。個人的には、ラビットハッチで一同が騒ぐシーンが好きです。流星さんも完全に打ちとけたってのがよく分かる。

 お話的には、JKのキャラ掘り下げと、それを通じたコズミックステイツの弱点(絆が弱まると変身解除?)披露ですかね。

 上手かったのは、JKが最初から裏切る気満々なのではなく、「夢より友情だ!」→「やっぱり夢には勝てなかったよ……」という流れにしたことでしょうか。今までの積み重ねを尊重しているのもそうですし、そうすることによって、育んできた友情をあるいは捨ててもいいと思えるくらい、JKが葛藤しているということを描写することに成功している。ここら辺、ちょっとゴーバスターズ感想へ続く。

 ネタ的には、調子に乗りまくってるまた一歩リストラが早まった橘さんと、ノリノリでバンド組もうとしてる三人が面白かったですw 賢吾さん、スイッチ出尽くしちゃったからか、参謀役としての立場を流星に乗っ取られつつあるような……w ドラムの心得がある! じゃねーよwww


 ゴーバスターズ #12

 ハッキリいって、あまり出来が良くないエピソードです。何よりかにより、女優さんとそのマネージャーの対応が身勝手すぎる。貴様らの夢とやらは、全人類の存亡をかけても良いものだとでも言うつもりなのか。

 イヤリングを偽物にすり替えるなりの工作もありませんでしたしね。今回は、ゲストキャラ及びゴーバスターズが間抜けすぎて、どうにもこうにも。

 そっくりさんを通してヨーコに将来の展望を思い描かせる、という主軸自体は描けてたんだけど、それに貼りつけるテクスチャの出来がお粗末に過ぎた、という印象です。

 で、フォーゼ感想から続くわけですが、フォーゼの場合はJKが、ゴーバスの場合はゲストの女優さんが積極的に(自分の意志で)主人公の足を引っ張る構成になってるんですよね。
 しかし、僕はJKには否定的な感情を抱かなかった。女優さんは世間からのバッシングを浴びて勝手に夢破れててください、と思ったのにも関わらずです。

 それはやっぱり、JKの場合は最初に友情を優先するという、常識的かつ良識に則った行動を取ってるのが大きいと思うんですよね。その上で、止むを得ぬ事情から、裏切りを選択している。
 女優さんの場合は止むを得ぬも何も、最初から自分の夢さえ叶えば人類の危機なんぞ知ったこっちゃありませーんなわけで、そりゃこっちの感想も変わるというものです。

 やるんだったら、イヤリングも含めてすり替わるのは当然として、更にエンターさんがそれを見抜いて直接に女優さんを襲うとか、そもそも記者会見を中止して、帰国しようとするところをエンターさんに襲わせるとか、実はヒロム達が警告した時点でマネージャーとメタロイドが入れ替わり済みだったとか、もう少し常識的判断を優先しつつ、止むを得ぬ状況作りをするべきだったと思います。
 どうせ、どの状況においても女優さんの身の上話はやれるだろうしね。


 スマイルプリキュア #15

 はあ……みゆきちゃんのママンが可愛すぐる……何だこの人妻は!? (驚愕)

 そりゃ、こんないい女が産んで育てた子ならみゆきちゃんみたいないい子にもなるさ。なるともさ。
 ……何でヨゴレ顔芸要員になったのかは、この私にも分かりかねる。

 テクニック的には、戦闘シーンでみゆきちゃん以外のメンバーがみゆきちゃんのプレゼントについて肯定しつつ、ゲージ未使用技を披露したりしてるのが良かったと思います。それをきっかけに、本当に大切なものへみゆきちゃんが気づくという成長イベントをやりつつ、戦闘を盛り上げてる。


 聖闘士星矢Ω #07

 おい檄、格好良く盛りつけてんじゃねー! あの時のてめーが吐いた台詞一字一句引用してやってもいいんだぞwww

 そして邪武……とうとう本当の馬にどころか、分身までして……。

 蒼摩さんのネーミングセンスゼロな必殺技は、まあ、うん。リアルに中学生っぽくてとても可愛かったです。前々から思ってたけど、聖闘士の技って修行習得方式なのか勝手に浮かぶ方式なのか、微妙に安定しないよね。両方のハイブリットかな。

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by ejison2005 | 2012-05-15 19:44 | ジャンプ感想