週刊少年ジャンプ 12年 23号 感想
 洗脳教育の完成形を目撃してしまったでござる。フリット爺さん、アリー・アル・サーシェスさん辺りとすげえ話が合いそうだな。
 恐ろしいのはアレだよね。ヒイロとかみたく性格を根暗にすることなく、ナチュラルに良い子のまま殺人マシーンと化そうとしてる点だよね。
 さすがにフリットの思想は否定する流れになってくれると思いたいが……。

 まあ、そんなことより艦長可愛かったです。


 恋染紅葉(新連載)

 途中まで、この挙動不審な主人公がストーカー認定されてマネージャー辺りの手でおびき出されたところを御用! という展開かと思ってましたが、別にそんな事はありませんでした。

 いや~、しかし、パジャマの先輩もそうですが、何なんでしょうね。この「アイドルヒロイン=ちょろい」という謎の図式。この娘、こんなんでときめいちゃうなら、これまで惚れてきた男は両手どころか両足の指を足しても数えられないくらいなんじゃなかろうか。

 まあ、そんな感想を抱いてしまうのも、主人公に魅力が無さ過ぎるからなんですが。こんな凡人よりかなり劣るレベルの情けない男に惹かれるというのなら、道を歩く人歩く人全てに惚れちまって大変なんじゃねえの、という。
 何せ、人(それも全然面識ない)を目の前にしてきょどりまくるって、かなりキモイですからね。それに惹かれるというのなら、大抵の人間はアリでしょう。

 僕は、読み切りの時にも、「こいつだからヒロインに惚れられたのではなく、単に主人公だからヒロインに惚れられたという感じ」と書いたわけですが、そこら辺の欠点を一切是正しないままの連載発進という印象です。

 今更、主人公の性格を変更することもできないし、こっから男前な性格に成長させるとして、どんな一年戦争を起こせばいいんだよって話ですし、先は暗そうだなあ。
 というか、一年戦争で例えちゃったけど、そもそもこの主人公じゃ、ガンダムには乗らず、ヒロインの手を引いて一緒に逃げるくらいが関の山だろうしね。やはり、初期パラメータというのは重要だ。


 銀魂

 え、松陽先生ってそんな大物扱いだったの? と、ちょっと思っちゃった。天道衆の人、面識あったっぽいしなあ。
 気にも留めてなかった前将軍の認識と随分食い違ってしまうんだけど、その辺、どう扱うのでしょうか。餌扱いだったから、あえて正しい情報を渡してなかったのかな?

 で、これ、政治談議的な部分は良い子のお友達ってついていけてるんでしょうかw 一応、まとめてみると、

 ・アニメの嘘最終回で毎回活躍してる人が一橋派を裏から操ってる。
 ・目的は攘夷。直接的には、天道衆の排除。
 ・と、天道衆は認識して脅威を感じているが、包帯ファッションの人の真意は別にある。
 ・佐々木さんはいつの間にか子安さんと接触して共謀することにした。

 こんな感じでしょうか。うん、こうしてみると思ったより本格的に話練ってるな。空知先生、こたつ回で面倒くさいとぶっちゃけてたけど、ちゃんとやることはやってるわけですね。

 そんな感じで、銀魂の本筋ともいえる部分を掘り下げた結果、エピソード的な目標であったはずの爺さん婆さんの再開とかは華麗にスルーされたわけですが、将ちゃんの身の振り問題とか、今後の重要キャラとなるであろう一橋若君のキャラ立てとかもしないとだし、来週にまたエピローグその2みたいな感じでやるんですかね。


 トリコ

 見えないくらい細いキャベツの千切りって、それ逆にあんまり美味しくないのではないでしょうか……。何事においても、過ぎたるは及ばざるが如しってことですなあ。

 既に上級コースでしたというオチは、説明しづらいのですが、とても解放感があって良かったと思います。大変すぎるくらい大変だった修行内容にも合点がいきますし、シナリオも進行したしね。
 いってしまえば、ベストキッド展開なわけですが、あれのカタルシスってどう言語化すればいいのかなあ。

 美食會もやって来たし、こっからは「早く来てくれ悟空ー!」展開になるんですかね。シュウさんを始めとする師範代達がボコられて、颯爽と駆けつけたトリコが敵の頭に乗っかるパターン。
 シャボンフルーツの正体は、そこら中にある泡だと予想。


 ナルト

 自分の所属していた組織の常套手段もろくに把握してない優秀なスパイ。


 ハイキュー

 先週の引きに続き、ガチガチに固まる日向君を何とかフォローしようとする周りの反応が面白かったです。日向君、愛されてるなー。彼くらい真っ直ぐで好感の持てる性格なら、そりゃ周囲もフォローしようって思うよな。

 特に、らっきょう君と日向君が意気投合しちゃう辺りがすっげえ面白かったですね。ギャグとして秀逸なのはもちろん、らっきょう君のキャラを立てつつ、影山君の今昔を分かりやすく表現することに成功してる。
 らっきょう君は影山君のポテンシャルを引き出すことが出来なかっただけで、あんまり人間的に問題はなさそうだし、どう考えても不和の原因は九割くらい影山君にあるから、今回の試合を終えた後、和解するシーンを入れてくれたりすると、色々と引き立って美味しいんじゃないかなあと思います。多分、やってくれると信じてる。流れ的にはこれ、おお振り最初の練習試合と似たようなもんだし。

 あとは、マネージャーに対する「ちょっとエロい感じでさ~」というコメントには深く同意せざるを得ない。眼鏡かけた知的美人ってエロいよね。ああ、エロいともさ。


 マジコ

 張り切って正体を露わにされたところで、彼女が頑張ってるのは今やってるミッションとは全くの別件みたいだし、特に盛り上がることもないという。

 このイベントを盛り上げたいのなら、今やってるミッションとは別口のエピソードを用意して、そこで彼女の存在をフィーチャーし、三人の預かり知らぬうちに戦いへ赴く、という風にした方がよかったんじゃないでしょうか。これだと、話がとっちらかってるだけだ。


 パジャマ

 傘立てに足を突っ込んだ……だと……?

 あまりにも不可解な現象で皆さん、「?」と思ったでしょうが、僕にはピーンときましたね。そう、主人公は先輩と出会う直前、新手のスタンド使いと戦闘を行っていたのです。「傘立てがついて来た…」という意味不明さに拍車をかける述懐から考えて、おそらくはバステト女神のような性質を持ったスタンドだったのではないでしょうか。
 主人公自身も、他人を惚れさせるスタンドの持ち主だと仮定すれば、決着後も相手のスタンド能力が作用していた(再起不能にしていない)点、不可解すぎる先輩が惚れる過程なども全てに説明がつきます。おそらく、まくらが生き霊のようになってるのも、何らかの理由で発現した彼女のスタンド能力なのでしょう。それならば、今のところ主人公にしか見えないのも合点がいきますね。

 こうして考えてみると、レイパーさんとのバトルも、スタンドが非戦闘タイプ故に生身でのバトルで窮地に陥ってしまう(他人の前で能力を披露するわけにもいかない)という緊迫感溢れるシーンであり、これだけの重傷を負って病院にすら連れて行ってもらえないのも、大層な出血をしたところで割とあっさり治ったりする(四部以降は大概ヒーラーがいるけど)ジョジョ本家リスペクトなのだと理解できます。

 いやはや、まさかラブコメに見せかけた能力バトル漫画だったとは。ですが、このままでは読者が混乱するだけですし、早期の設定開帳を求めたいですね。


 スーパーヒーロータイム

 フォーゼ #34

 恐怖心……オレの心に恐怖心……。

 恐怖心をきっかけにパワーアップを果たしたり土下座したり、橘さんはなんかもうやりたい放題だなw その調子で、最終回までしぶとく生き残って欲しい。

 で、校長は射手座かー。太陽とか、蛇使い座とかだと思ってたけど、普通に自らも黄道十二星座のひとつなのねん。こういうところ、実に聖闘士星矢リスペクトで大変好感が持てます。

 そしてもうひとつ、印象的だったのが34話にして最終フォームを寄せ付けない強さを見せたレオさんなんだけど、彼だけ外骨格のカラーが他と違うし、仮面ライダーオーディンの如く常時超新星状態なんですかね。

 ザ・ホールも天高に集中させつつ、ホロスコープスを大増産できる体制も作り上げられたわけで、修学旅行編は舞台を変えて新鮮さを出しつつ、後半戦へ向けてのお膳立てを整える、良いターニングポイント回だったと思います。


 ゴーバスターズ #11

 最初からビームで攻撃しろよとか、その機能はスーツへ盛り込むことを真剣に検討した方がいいとか、そういう点に目をつぶれば、先週の赤ペアに続いて、青ペアの絆を掘り下げる安心信頼のクオリティだったと思います。オチの言いたい放題っぷりがひでえw

 ところで、実はエンターさんってああやって一人で行動する動機が普通にあるんですよね。だって、エネトロン勿体無いし……。むしろ、可能なら出来る限り身一つでエネトロン奪取しようとしてもおかしくないレベル。手弁当で頑張れって言われる立場はつらいですなー。

 ロボ戦は、やはりスカイラブハリケーンが良かったです。なんやかんやと工夫したアクションしてくれるのは良いことだ。
 RH-03は不憫なことになっちゃったけど、ヘリで空力操る敵に立ち向かうのは相性悪いしね。にしても、キラーンは笑うしかないけどw


 スマイルプリキュア #14

 関西に対する侮辱は基本!

 シナリオ制作における基本パターンのひとつ、チェイスシナリオだったわけですが、問題は追跡される二人が徹底したボケ担当であることに加え、NPCまでボケ倒しだったことだよなw どう足掻いても合流できねえw

 まあ、いつも通りみんな可愛いわけだけど、今週はなおちゃんが突出してはらぺこ可愛かったですね。お好み焼きでもたこ焼きでも、飴ちゃんでも何でもおごってあげたくなってしまった。

 細かいところでは、ラストでクラスメイト一同が合流し、彼らと共に騒ぐことで「楽しい修学旅行感」を目一杯出しているのが上手かったです。あのまま、れいかちゃんの初たこ焼きを六人でやって〆ても良かっただろうけど、これにより、より修学旅行らしさを演出することに成功している。


 聖闘士星矢Ω #06

 光牙が意外と高く評価されていたことにびっくり。属性はともかくとしても、必殺技を一発撃つのが関の山くらいの印象だったわけですが。身体能力が取り立てて高い描写もなかったしね。
 その辺、折角だから先週の時点で「なんて身の軽い奴だ!」とか、コンパスの彼にビックリさせるイベントとか入れといても良かったかもしれません。そもそも彼、入って日の浅い光牙の何をどう研究したのって話だし(研究した戦法も必殺技ぶっぱってだけだし)。

 しかしながら、上ばっかり見て基本的なところがおろそかになるという、この大会に対してだけではなく、割と万事に対してそういうところがある光牙の欠点を是正する話作りそのものは、そつなくまとめられていたんじゃないかと思います。うん、今のところ聖闘士星矢Ωは、そつのないアニメという感想がしっくりくるな。

 そして次回予告……檄はおめえ、一体何を語るつもりでいるんだw 語れるだけの何があった? あの醜態にw

[PR]
by ejison2005 | 2012-05-08 02:03 | ジャンプ感想