ストライクウィッチーズ劇場版 感想
 なんかのコメント返信で観に行かないようなことを書いたが、すまん、ありゃウソだ。

 シネマサンシャイン池袋で観て来たんだけど、設備が旧式だからか、音響と配席がいまいちだったのがちと気になった。あと異常に長い予告編。角川シネマ新宿の方がよかったかな。

 当然、ネタバレ有り。




 で、本編の感想ですが、映画らしいゴージャスさが溢れる作品でしたね。それは、空戦シーンの映像美も勿論ですが、随所で登場する各作品主人公チームとおぼしき面々のゲスト出演なんかも、全部追っかけてるようなファンの方にはたまらないところだったでしょう。
 僕みたいな、せいぜいテレビシリーズでしか見ていないような人間にとっても、「本当に世界規模でウィッチが活躍してるんだなあ」と、改めて世界観を認識する助けになると同時に、皆で戦争してるって感じを強調する働きもこなしていて、グッジョブというしかない。
 何で自分の戦線ほったらかしてるんだという話になってしまう設定上、テレビシリーズだとそうそう出してられないし、これは色々な意味で丁度良いチャンスだったんでしょうね。


 ストーリー的には、精神的未熟さを抱えた服部ちゃんが、自分の成長劇を過去のテレビシリーズで完結させてしまっていて、別に魔力無しでもヒーローしている芳佳さんに引っ張られていく形で成長する、というある種の主人公代替わり的なものを軸に、一定時間毎に各戦線へ散らばっている仲間達の戦闘シーンを挟んで見ている側を退屈させないようにしているのが、テクニックとして上手かったなあと思います。
 単に退屈させないようにしているだけではなく、今回のお話で肝となるネウロイさん秘密作戦の不気味さを漂わせ、同時に、終盤の再結成に向けてお話を進行させているのもポイント。もちろん、先に書いたゲストキャラクター登場イベントの役回りも果たしています。
 まさに、一石二鳥どころか三鳥も四鳥も行っている作劇なわけで、非常によく練られた脚本だなあと感心することしきりでしたとも。


 空戦シーンに関しては、安心の尻アングル(笑)も健在で、参加したキャラクターにはもれなく自前の特技を活かした活躍の場が与えられているのが嬉しかったですね。局地戦が行われなかった面々の中でも、ペリさんとリーネちゃんはドラマ面で重要な役割を果たしていた。
 エイラーニャに関してはちょっと割を食ってた印象もありますが、一応、不吉な予言でクライマックスフェイズに向けての不安感を煽る役回りがあったし。
 もっさんは……魔力復活してなかったらどうするつもりだったんだ、あれw あと、お姉ちゃんがいたからいいけど、いなかったら徒手空拳の超漢仕様だぞw

 空戦シーンでとりわけ素晴らしいと感じられたのが、実はクライマックスの戦闘ではなく、ヴィネツィアでの迎撃戦で、あれは地形を活かしーの、ゲストキャラを活躍させーの、設定の都合上やる機会なかった市街戦をさせーの、と、色々な新鮮さの感じられるハイクオリティな代物だったと思う。
 特に、市街戦だったというのが大きいですね。単純に新鮮さがあるというだけではなく、こうやって飛行物体が低空で建物の上をかすめ飛んでると、理屈は知らんがすごくスピード感が出る。本当、何でなのかはよく分からんのだけど。

 それにしても、あらためて思いますがCG戦闘は空戦との相性が非常に良いですね。CG特有の軽さが気にならないし。


 不満点をひとつだけ挙げるとすれば、やはり芳佳さんの復活劇でしょうか。理屈的にもう少し補強があった方がいいというのはもちろんとして、彼女の役回りは服部ちゃんを引っ張ってやることだから、復活すること自体はそこまで必要でもないし。むしろ、話の流れ的には服部ちゃんが覚醒してた方がすっきりしてたかもしれない。

 でも、そういう細かいことはいいんだ。俺は芳佳ちゃんの飛ぶところがみたいんだ。芳佳ちゃんマジ男前なんだ。つまるところ、芳佳ちゃんの尻アングルが見たいんだ。芳佳ちゃんの尻アングルが見たいんだ(重要)。


 そんなわけで、観に行って本当に良かったと思える一級エンターテイメントでした。
 「つづく」っていうのが、映画なのかはたまた新テレビシリーズなのかは知らないけども、今後も楽しみにしていきたい作品ですね。

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by ejison2005 | 2012-04-10 18:40 | アニメ