海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE 感想
 見てきました。


 いやー、面白い映画だったし、何より楽しい映画でしたね。豪華ゲストを迎えてのお祭り的な作品だった。

 本当、細かいところへ目を向けたら粗が多いというレベルではなく、街中で砲撃戦繰り広げちゃったり、ギャバンさんザンギャックのこと放ったらかして今まで何やってたの? だったり、中の人が同じだからって魔空空間開けるのかよw だったりですが、そんなもんオールオッケーです。
 ギャバンさんは僕らを楽しませるために作品の垣根を越えてやって来てくれたんだし、大葉健二スペシャルはファンなら感涙のシーンでしょう。

 また、ゲストとして、先輩ヒーローとして、ギャバンの扱いがとても良かったのも好印象。バリヤー一発であっさりファイナルウェーブ防いじゃったりする強さもそうですが、マーベラスとのドラマ面にそれが集約されてますね。やりすぎて、マーベラスが恋する乙女みたいになっちゃってる気もするけどw 初老の男と抱き合いながら笑顔を浮かべるシーンといい、何で今回そんなにボディタッチが多かったんだろうw

 敵役で印象的だったのは、やはり何といってもギャバンブートレグですね。宇宙警察とザンギャックの技術を融合させたという設定は、なるほどそりゃ強いわと思わせるに足る説得力がある。おまけにデザインもすげえ格好良い。
 尺の短い映画で、こいつのドラマまで展開すると絶対にまとまらねえとの判断か、ターミネーターの如く命令を遂行する機械戦士となってたけど、その寡黙さと合わせ、ギャバンとの決闘における「お前には心が無い!」という言葉によってキャラを確立できたんじゃないでしょうか。

 殺陣での見所はといえば、やはり何といってもギャバンVSギャバンブートレグでしょう。ゴーカイジャー側の相手はアシュラーダに任せ、最後までギャバンとの一対一で決着をつけさせた判断は流石というしかない。「ゴーカイジャーの助けもあってブートレグ撃破」と、「一対一の死闘の末、本物の力を見せつけて撃破」では、全然印象が違いますからね。きっちり、ゲストへ花を持たせている。

 サービスというか、サプライズ的な面白さがあったのはジェラシットを筆頭とする牢獄にぶち込まれてた面々でしょうか。ガイアーク三大臣って、シンケンVSゴーオンで生き返って寿司食った後、そのまま二度目の人生を謳歌してたのか……そしてこいつらを収容してた魔空監獄って、もしかしたら破壊しないままの方が良かったんじゃ……。

 ちょい役のゴーバスターズVSバスコに関しては、かつてのシャドームーンが如く、新戦士の踏み台となってバスコがボコボコにされるんじゃないかと一瞬、不安がよぎったけど、そこはバランス良く仕上げてくれましたね。本気出したわけでもなく、毒気抜かれちゃったから帰ると。
 お互いが損をしない、ウィンウィンのバランスを保ってたと思います。


 まあ、そんなわけで、三十年の時を経てスクリーンに蘇ったギャバンを徹底的に格好良く描き、ゴーカイジャーとの友情を描く、非常に良いお祭り映画だったと思います。

 ファイズが元々宇宙刑事シリーズとして企画された~なんて話も聞きますし、東映さんもやる気はあるみたいだから、これを機に宇宙刑事復活なんてことになったりしたらいいな~と夢想させられてしまいましたね。

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by ejison2005 | 2012-02-16 00:03 | アニメ