週刊少年ジャンプ 11年 46号 感想
 金未来杯の優勝作品が決まったけど、ビックリするくらい心が動きませんでした。今週の読み切りのレベルが高すぎるというか、何故こっちが出場しなかったのだろう。


 ブリーチ

 いやいやいや、何でこの人達はこの先も切り結ぶ気満々なのだろうか。切られたら最後、白哉の方がフレンドリーになって戦闘終了となる能力なのではなかったのだろうか。
 いや、本当、さすがにこれはどうかと思いますわ。前の展開を忘れてるというレベルではない。よっぽどマーベラスな説得力を持ったフォローでもない限り、このバトルはどうしょうもなくなってしまったと思う。

 ルキアの方は、最初、何この程度の相手に苦戦してるんだ、何で真正面からぶっぱされて喰らってるんだと思ってしまったけど、よくよく考えたらこの子は本来弱キャラなんだった。ギャグバトルでお茶を濁すのが正しい有り様なんだった。
 改めて思う。アーロニーロ・アルルエリさんはどれだけ雑魚助だったのだろうと……。


 ナルト

 長門さんが色々とアレだったため、何となくしょぼいイメージのあった輪廻眼だけど、使い手が違えばこうもヤバイ代物なんだなーと思ったり。同じ車輪眼でも、カカシ先生が使えばすぐガス欠になるイメージあるけど、イタチが使えば目を合わせることさえできないしね。

 そんなわけで今週は、ガッカリポイントも感じられず、真っ当にマダラすげーと思える話で大変に満足度が高かったです。ナルトがバトル漫画になってた。


 ワンピース

 ホーディー殿wwwネット右翼だったでござるかwwwまったくジンベエ殿も大変でござるなwwwww
 そんなわけで、正体とやらが判明することでちったあ失地回復になるかと期待されていたホーディーさんが、逆にどん底へ叩き落とされるという、今週ジャンプに載ったどんなギャグよりも笑える展開でした。

 いや、しかし、真面目な話をすると、ホーディーさんのこれってネウロにおけるシックスさんが提唱していた絶対悪的なものであるから、本来なら魅力的に感じられてもおかしくはなかったと思うんですよ。
 しかしながら、ホーディーさんはとにもかくにも実力が足りなかった。足りなさすぎた。ドラッグで強化しなきゃ主人公パーティの足元にも及ばない戦闘力しか有しておらず、ついでにオツムの方も相当弱いという体たらく。
 例えば、ロリコ……キチガイで有名な一方通行さんって人気があるじゃないですか。その人気の源泉となっているのが、「とにかく強い」「対抗手段もあるにはあるが、それを置いても最強クラスの能力」という部分なわけで、これが無くなると魅力が激減するよね、という。無くなっちゃうと、一介の貧弱なロリコンが残るだけだよ。
 ワンマンだろうがブラックだろうが、成功を収めている起業家の言葉が重みを持つのと同様、人間ってのは実績に反応する生物なわけで、やはりこれは、実力って大事なんだという、子供達に向けた尾田先生からの暖かいメッセージなのかもしれません。


 トリコ

 数学的なことはよく分からんけど、このスロットって確率的には、ものすごく当たりやすくなっているか、ものすごく外れやすくなってるか、とんでもなく極端な方向に傾いてしまっている気がするぜ。というか、端っこの絵柄は角度の問題で見えない気がするぜ。

・賭博食材録――
 ぶっちゃけ、VIPエリアに関しては帝愛と似たり寄ったりの鬼畜仕様なわけですが、描き方次第でこうもライトな雰囲気になるんだなーと思ったり。そもそも、主人公が負けそうにない競技ばかりだから、というのも大きいと思うけど。両さんが帝愛ギャンブルに挑戦したら~みたいな。
 それはさておき、びびるのが小松くらいで、後の面々は普通に過ごしているのがいいですね。この国はそういう文化で、ここはそういう場所なんだから、下手にヒューマニズムを出してたらツッコミ入れてたと思う。
 また、トリコには長らく宙ぶらりんだったチェインアニマル関連の伏線も存在するわけで、それも関係してるのかな。というか、ここら辺で、その伏線を消化しそう。


 銀魂

 一瞬、金時の方が助けに飛び出したのかと思って、僕まで銀さんを何だと思ってるんだという気になったけど、よく考えたらごくごく正当な評価だと思いなおした。


 競技ダンス部へようこそ(読み切り)

 いやー、面白かった! 読み切りでこんな満足したのなんて、どれだけぶりでしょうか。

 可愛い女の子、ごく短いシーンでしっかりキャラ立てした魅力的なキャラ達、可愛い女の子、爽やかな読後感、あとかわいい女の子、題材的に自然に入れられるパンチラなど、あらゆる点で文句なく面白い。
 「主人公が殻を脱却しヒロインと仲を縮める」という、テーマの選択もいいですね。ダンスは男女がべたついてナンボ=男女の仲が悪けりゃ成立しないわけで、題材とテーマを見事にマッチングさせている。

・修行シーンダイジェスト構成
 全体的に優れた中から、あえてピックアップすると、特に素晴らしいのがP204から2ページに渡って行われた圧縮練習風景で、退屈になりがちな修行イベントを尺の限られた読み切りの枠内に、上手い事納めたもんだと思います。
 このあたりは、刑事ドラマで「背景BGMと共に聞き込みシーンをダイジェストで流す」あの手法に通じるものがあって、映像媒体や漫画媒体だからこそできる手法だと思う。

 ところで、スポーツ漫画の読み切りというと、「素人だけど才能のある主人公が特定状況下でそれを発揮して逆転勝利する」みたいなテンプレートを思いつくんだけど、それはひとえに、修行シーンの難しさというのがあると思うんですよ。

 まず第一に、上でも書いたけど修行シーンは退屈になりがち。これが大きい。読者が興味を持っているのは、基本的に主人公の勝利や対決によってもたらされる友情などなわけで、修行シーンはそれを生み出すのに貢献はするけど、単独でそういった興奮を生み出すことはできない、ある種の死にページと化してしまうわけです。

 第二に、これは読み切りを描く上での死活問題となるわけですが、修行シーンは尺を取ってしまう。連載してる漫画で行うような、丁寧な修行シーンなど当然入れられない。というか、連載漫画ですら退屈になりがち問題のおかげでそうそう入れてられない。
 で、あるからこそ、スポーツ漫画の読み切りは、才能爆発型のテンプレストーリーに走りがちなんじゃないでしょうか。ある日突然、才能を発揮するストーリーならば、当然の帰結として修行シーンを省けますからね。

 以上、二つの問題によって、スポーツ漫画の読み切りは修行シーンを省く方向で描かれているのだと思いますが、この漫画は修行シーンダイジェスト構成を導入することで、「素人が努力して相応の結果を出す」タイプの物語にし、他の読み切り作品と比べて新鮮さを出すことに成功しています。
 また、この手法によって尺を温存したことで、ダンス以外のテーマである「主人公が殻を脱却しヒロインと仲を縮める」という部分へ注力することにも成功しているわけで、地味ながらこの2ページは、本作の面白さを根っこのところで支えていると思う。


 いぬまるだしっ

 感情的にも、漫画の都合的にも、論理的にも納得できる、素晴らしいオチだったと思います。


 こち亀

 クレーンのアーム強すぎワロタ。


 ハンター

 アルカたん男の娘だったかー。だが、まだ僕はカルト(の性別)への希望を捨てない! アルカから影響受けたせいで女装男子やってます説がどれだけ濃厚になろうとも、だ!
 しかし、今回はシルバがちょっと恐れてる様子を見せてアルカのキャラ立てを図ったわけですが、先週のヒソカによる品定めといい、やっぱり今シリーズはそういうのが多い感じですね。それに加え、「普段どんだけ手を抜こうが絵で表現すべきことはちゃんと表現できる」冨樫先生の画力も加わっているとは思うけど。
 試しの門といい、ワンちゃんといい、友達を大事にしろ的な約束といい、今週は「ゾルディック家編あったあったネタ」が多くてちょっと嬉しくなりました。

・試しの門レベル5クリア
 以前、キルアが開くことのできた門はレベル3……つまり16トンで、レベル5が64トンの重さなわけですよ。
 で、ここからが本題なんですけど、キルアってゴンと一緒に旅してる間、念の修行はしてたけどそれ抜きの基礎的な身体能力を向上させる修行はやってないじゃないですか。だから、この差分48トンがまるっと念能力による強化分だと思うんだけど、やっぱ念能力ってすげーんだなーと思うと同時に、思ったほどすごくねーなーとも思ったり。変化系はかなり強化系に近い系統だし、今のキルアはベテランハンターに近いかそれ以上の技量を誇るはずだし。

・「あれは別の何処かから来た、闇《なにか》だ」
 この台詞を「こんなん俺の一族に生まれるわけねーよ」という意味に捉えると、ミルキなんかも「あれは別の何処かから来た、デブ《なにか》だ」になってしまうんじゃなかろーか。と、ふと思ったり。
 家族全員のキャラデザインが明らかになり、いよいよもってミルキのみ異端児と化してしまったからなあ。容姿だけで見りゃ、一番外れとるわ。


 スーパーヒーロータイム

 フォーゼ #8
 キングと対比させるだろうとは思ってたけど、まさか、その上で教育指導の先生に関するドラマまで、わずかながらとはいえ進行させるとは思わなかった。予想の遥か上を行かれたぜ。
 ドラマとしては、今後の親子関係が心配どころの騒ぎじゃないレベルで父親に罪を負わせ、一気にジャスティンの漂白化を図ってきましたね。先週の伏線もあって不自然さなどもなかったし、順当なシーンだとは思うけど、後々、何らかのイベントは起きそうだ。というか、ライダー部加入者全員が何らかの形で問題を残してるので、第二次個別話みたいのはあると思う。
 ダイザーの活躍シーンは、もはや2号ライダーかという貫録がありましたけど、これ、今後もコンスタントに活躍できるのかなあ。CG代大丈夫なの??


 ゴーカイジャー #35
 ゴーカイジャーというか、今回だけだとゴーオンジャーのファンサービスエピソード以外の何物でもない気がするw そして、合体する三体の内、二人が既婚者で子供まで作っている青い子の心境たるやいかほどか。

 来週は是非、マーベラス達にメット・オフをやって欲しいですね。

[PR]
by ejison2005 | 2011-10-24 10:07 | ジャンプ感想