2011年 夏アニメ 感想 その1
 いっぺんに全部書くと大変じゃね? という事実に気がついたので、とりあえず今週来週に分けて書いてみることにします。まずは、先行して終わった作品と2クール目へ続いてる作品に関して。


 TIGER&BUNNY

 傍から見ていてどうも、「売れてるから今後も商品展開できるようにストーリー変えました」としか思えないのが困っちゃう。ルナ先生に関する放置プレイぶりとかオイオイというお話ですし。
 ストーリー的にも、マーベリックさんの陰謀劇を主軸として……いる割には案外あっさり解ける能力に頼りっぱなしの穴だらけな代物ですし、やはり基本的には、脇役ヒーローの個別話もあった分、1クール目の方が好きですね。
 しかし、大幅なストーリー変更が加えられたっぽいにも関わらず、面白いか面白くないかと聞かれれば断固として面白いと答えられるのは、ひとえにキャラクター資産によるところが大きいよなあ。まあ、そのキャラクター資産を延命させるためにこういう展開になったわけでもあるので、その辺はジレンマですが。ががが。

 後は、バディものとしての体裁はしっかり保ったのも大きいでしょう。その代わりとして、「テレビ中継されるヒーロー」という要素はマーベリック側の動機面でのみ触れるような形になりましたが、そちらは今後の展開で扱っていき、とりあえず今回はタイガー&バニーというヒーローコンビが完成されるまでの話に絞ったというところでしょうか。

 ひとつ惜しいのは、「一度は引退したおじさんがワンミニッツとして再起するまでの話」という虎的にもルナ先生的にもとてもとても重大そうな部分を、後日談であっさりすっ飛ばしてしまったことでしょうか。まずはそこを、コミカライズの外伝とかで語って欲しいんだぜ。
 あとは……ルナ先生かなあw ルナ先生ってばクロスカウンター決められて以来、すっかりおじさんのことが大好きになってるっぽいんだけど、いつか決着をつけて欲しいよね。あと、せめて情報を引き出してから殺せってきっとタナトスさんが言ってた!
 他には、脇役ヒーローを主役にしたスピンオフとか超見たいぜー。

 本編で一番笑ったのは、やっぱりチャーハン練習のくだりでしょうか。あそこ、完全にギャグだったよね。明らかに狙ってたよね。しかも、おじさんは確かに撃てと言ったけど、あんな最大出力でゲロビぶっ放せとまでは言ってねーしw


 ゆるゆり

 初回放送時は、女の子が楽しくやってればそれでいいやーというスタンスだったんですけど、各々のキャラが固まってからのコメディがすごく完成度高くて、いつの間にやら今期でも1、2を争う面白さになっていたと思います。確変にも程がある。
 ギャグのスタイルとしては天丼ネタをとことん使い倒すスタイルなんですけど、総勢10人くらいで組み合わせを変えたりしながらやってるためか、飽きというものは感じませんでしたね。ちゃんと、各話ごとにエピソードモチーフ(オカルト話とかクリスマスデートとか)を用意し、それに合わせた形で天丼ネタやってたのも大きいと思う。

 ちなみに、キャラの中ではあかりが一番好きです。\アッカリ~ン/


 異国迷路のクロワーゼ

 さすがに鉄職人の彼には毎度毎度一方的なキレ方すんなよと言わざるをえませんが、ちゃんとその後で反省したりフォローが入ったりして、ギリギリ嫌悪感を覚えないレベルに保っていたのは流石といったところでしょうか。
 あとは、中盤以降、どんどんお金持ち姉妹との関係性についてお話がシフトしていき、「フランスで奉公する日本人少女」というエッセンスが薄まってしまったのは残念ですが、お金持ち姉妹がとてもいいキャラしていたので、とんとんといったところ。

 全体的に、うん、やっぱり良い癒されアニメだったなあ。ゆるゆりと合わせて、大事な大事な週始めのエネルギー源であったことよ。


 うさぎドロップ

 そして、エネルギー源であり、現実を否が応にも直視させられるアニメであったのがこちら。大吉格好良すぎだろう……。
 テーマ的には「子供を育てるには親が変化し、様々なものを犠牲にせねばならない」というところであり、で、あるからには一度なりと主人公が犠牲にすることを躊躇してそれを反省し、成長するのが王道というか基本的な話作りになるところを、一切くじけさせずに、これだけドラマティックなお話に仕上げたのが、何よりもすごいところなんじゃないかなーと、個人的には思います。
 ましてや、このお話には明確な敵役が存在しないからね。完全無欠なヒーローが怪人を爆殺して幼子を救い~というわけにはいかないところで、ナチュラルボーンヒーローな主人公像を描き抜いたのだから、本当にすごい。

 あえて文句をつけるなら、子供が風邪で苦しんでるんだから素人療法やってないでとっとと緊急病院にでも連れて行って点滴打ってもらえよ、というところですが、別に正しい病気への対処法を描く作品でもないし。どうでもいいね。

 第二部もぜひ見てみたいけど、何やら賛否両論みたいですし、確かにりんちゃんが無力な幼児から、その気になれば一人暮らしだってできんわけでもない高校生にまで成長しちゃうと、テーマ的なものは霧散してしまうので、ちょっと怖いもの見たさではありますね。


 THE IDOLM@STER

 いつまでたってもクソの役にも立たないPとか、個別エピソードの主役アイドルが何故かディスられるような描かれ方をしたりだとか、なかなかどうして信者への死体打ちに余念がないアニメですが、でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない。

 そうなった原因としては、物語の路線を絞れていない、というのが大きいんじゃないかと思う。
 例えば、「アイドル達の日常を描いた」ボトルショーにしたいのならば、それこそPなんぞ登場させる必要はなくなってしまうし、逆に「場末のアイドルがトップを目指す」キャンペーン形式の作品にしたいのならば、Pの役割はひどく重要なものになってきます。
 何故なら彼女達は足りないものがあり、未熟であるからこそトップアイドルじゃないわけで、彼には足りないものを悟らせ、彼女達を成長させていく使命が生じるのだから。

 要するに、この作品は前者を選べばPが未成熟というか本来的に不要な存在とならざるをえず、逆を選べばアイドル達の悪い意味で未成熟な部分を見せざるをえないジレンマを抱えているわけなのですが、そこら辺を考えずに無理矢理両者の路線を悪魔合体させてしまったのが、現状の「信頼への限界時間にガチでシローが間に合わない08小隊」みたいな話作りなんじゃないかと、そう思いました。

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by ejison2005 | 2011-09-22 04:35 | アニメ | Comments(6)
Commented by ポルカ at 2011-09-22 19:53 x
>タイバニ
本編は観てないのですが、桂正和先生のコミカライズ版ではオーラが漂ってましたね! 連載すればいいのになー。

>アイマス
天使のミズギ着用によるプロモ撮影はまだかね?
Commented by うなぎ at 2011-09-23 20:09 x
タイバニはアニマックスで視聴してます。
BLOODが噂によるとシュールギャグのようで
DVDでたらウルトラマンメビウスと共に
レンタルして見ようと思います。
Commented by METHIE at 2011-09-26 19:52 x
>いつまでたってもクソの役にも立たないPとか、
運動会の際にはちゃんと社長に許可を取るあたりオトナの対応をしています。

>個別エピソードの主役アイドルが何故かディスられるような描かれ方をしたりだとか、
そんな描写ありましたっけ?
まだ最新の話を見れていないのでわかりませんが。

アイドルマスターは彼女たちが頑張ることでこっちは癒されて、プロデューサーは彼女たちのサポートという点ではちゃんとやっていると思います。
Commented by ejison2005 at 2011-09-27 01:28
>>ポルカさん
桂先生の描くお尻ラインのエロさは異常。
Commented by ejison2005 at 2011-09-27 01:28
>>うなぎさん
おおう、僕はまとめブログだけでもういいやだけど、頑張ってください>血
Commented by ejison2005 at 2011-09-27 01:36
>>METHIEさん
>運動会の際にはちゃんと社長に許可を取るあたりオトナの対応をしています。
それは現実のプロデューサーなら(そもそも参加前に何故そういった事情を把握してない? という問題はおいといて)確かに大人の対応かもしれませんが、彼、アニメの主人公であり、立ち場的にはアイドル達にとっての救世主でなければならない人なのですよ。
それが社長にうかがってから「お断りします(キリッ)」はどうかと思いますし、そもそも、仕事をダブルブッキングしたこととか、ミキに適当なこと言ってフォローなしとか、忘れないであげて欲しいのです。
あいにく、律子が彼に比べてどの程度リード(Pとしての)を広げた状態で物語がスタートしたのかサッパリ描写されてないので正確なことはいえませんが、少なくとも実績という点では同僚に水をあけられてんだし(ちなみに9人もいて大変ともいえるし、9人いて9人ともこの現状ともいえる)。

>そんな描写ありましたっけ?
こちらも、双子探偵回での貧乏ディスりとか、運動会で走ることすら放棄するやよいとか、まあ、結構ありますよ。