劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル 感想
 みてきたよー。
 悪魔合体にも程があるコラボでしたが、マツケンは前面に出すぎず、しかし、印象的な活躍はしっかりしていて、去年のAtoZみたいな本編とも密接に繋がる要素は存在しないけど、お祭り映画として非常によく出来ていた作品だと思います。

 というか、ようやくオーズがまともな映画になってくれたw





 マツケンの活躍まとめ

 問:時は江戸時代。突如として未来からやって来たという人間達が現れ、同時に奇怪な化物達が江戸の町民を襲いだす! 果たして、時の征夷大将軍徳川吉宗はこの事態に対し、いかに処するのか!?
 答:怪物共をばったばったと斬り倒したのである。

 平常運転にも程があり過ぎワロス。というか、一切ヴェールに包まずまんま暴れん坊将軍としてコラボしやがったw
 せっかく処刑用BGMも流したんだし、もう一体くらいヤミーを用意して上様にも倒させちゃえば良かった気がする。やれるやれる! 上様なら楽勝だって! いや、冗談抜きで!
 序文でも書いたけど、今回マツケンは「若手のヒーローを見守る超古参ヒーロー」といった配役でしたね。まあ、この人が張り切りすぎちゃうともう全部あんたがやればいいんじゃないかな? という話になってしまうのでさもありなん。
 それでいて、現代人と江戸町民の対立時や、ヤミーとの戦いで窮地に陥った時など、火野さん一人の力ではどうにもならない時に颯爽と駆けつけてくれるのが素晴らしい。まさに理想的な先輩ヒーローのゲスト出演だ。


 さらっと鴻上さんの素性説明
 ガラを封じた人間の末裔ということで、前オーズの親類縁者か、もしくは他の錬金術師の子孫か何かなんでしょうなー。これで、メダルに関して何で詳しいのか? という謎は全部解決したと思う。本編のもっと早い段階で語っちゃってもいい気はするけど、まあ、そんなこと説明しうる場面なかったし。火野さん達が聞いたら普通に教えてくれるんじゃないでしょうか。


 錬金術師ガラさん
 ノーモア欲望! ということで、あんまり深堀りはされなかったけど、しっかりオーズという作品が抱えるテーマへのアンチテーゼにはなっていますね。
 彼が暴走する際に使ってた装置は多分、石にならず大量のメダルをスキャンするための超強化型オーズドライバーか何かだと思うんだけど、ちょっとセーフティが強すぎなのか、普通の「すごく強い怪物」に変貌するだけなのであった。これは本編の完全体グリードにも言えることだけど、それは確かに脅威だが、その後どうやって世界を滅ぼすつもりだったのだろうか。またチャンスタイムやるのかなあ。
 彼自身もメダルを取り込んで爬虫類型幹部怪人になってるらしく、これは本編で今やってる「火野さんと真木さんのグリード化」にも繋がる要素ですね。ついでにお母さんの肉体を利用することで、「刑事さんの肉体を利用したメダルの器化」にも繋げてる。
 一番強いメダルを作れたって話だから、爬虫類メダルというプロトタイプを経て、紫メダルを完成させたのかと妄想。


 親子の絆とか一緒にタイムスリップしちゃった一般ピープルとか
 これらは全てまとめて、世界をかけた問答での大どんでん返しへの伏線として機能してますね。時代を超えて人類みな家族アタック。
 特に面白かったのは、この手のタイムスリップで主要人物のみならず、大量の一般人まで巻き込まれていたこと。ちょっと新しいアプローチだったと思う。せっかくだから、彼らが江戸の町民と和解していく過程をもうちょっと丁寧に描いて欲しかったけど、尺の問題もあるから仕方ないか。
 しかし、今回の火野さんは久しぶりに策士っぷりを見せたなあ。


 火野バース登場
 映画ならではの特別要素その1。本編でもやれそうな場面はあったけど、遂に登場。バースバスターを使用しない辺りは、訓練しなきゃ危なくて仕方ないという設定をしっかり踏襲してますね。
 初変身だったり町民を庇いながらだったんであまりいいところはなかったけど、そんなことよりスーツとドリルアームはどっから転送されてきたんだろうか。真木さんの技術ぱねえ!


 アンク自身のコアメダルでタトバコンボ
 映画ならではの特別要素その2。本編でやってもおかしくないシチュエーション。
 しかし、使わずとも靴に引っかかってたというオチのつけっぷりである。従来の作劇ならばここまでやってしまえば処刑モードに突入するんだけど、今回はマツケンの活躍場面を作らねばならない関係上、普通に苦戦してしまうのであった。アンク踏んだり蹴ったりだなオイ。


 仮面ライダーオーズ ブラカワニコンボ
 頭部から順に、コブラ・カメ・ワニで変身するコンボ。映画ならではの特別要素その3。去年のジョーカーみたく、本編に出番あるのかなあ?
 なんかストレートに各部位の能力発動するだけで、強いっちゃ強いんだけどコンボならではのプラスアルファが感じられないなーと思ってたんだけど、wikiによれば再生能力を固有で保持してるんだとか。
 どっちかというと、時代を経ても元気にガラさんが復活した点に関する、設定的裏付けの意味合いが強い感じですね。


 グリードのじょーじょーゆーじょー
 映画ならではの特別要素その4。本編ではもうやれない……やれないのだ!
 いや、最近のグリード処分大感謝祭展開があるから、尚のこと輝いて見えたわ。真っ先にメダルを投げてよこすウヴァさんがイケメンすぎる。
 そんなわけで、鬼畜すぎるタマシイ以外全コンボ集結アタックですが、ちょっと一度にゴチャゴチャと攻撃しすぎていて、誰が何やってんのか把握しきれなかったのが心残りだ。ウルトラ兄弟がUキラーザウルスを攻撃した時みたく、ちょこまか翻弄しつつ各人にスポットを当てた攻撃が一つずつ炸裂するような演出の方が個人的には好みかな。


 真っ当に炸裂するタトバキック
 映画ならではの特別要素その5。本編でやったげてよう!


 全てのライダーと友達になる男
 やだ……かっこいい///
 マッシブなボディによるステゴロ戦闘と、ブースターアクションがフォーゼにおける殺陣の見所になるのかなあ。モジュールアクションに関しては、バースのCLAWsと似たような感じですね。ただ、技名を叫んでいることも相まって、より「必殺武器っぽさ」が強調されていると思う。


 まとめ
 そんなわけで、普段では見られない要素をふんだんに用いつつ、コラボも上手くまとめ上げ、ストーリー自体も「絆」をテーマに丁寧な仕上がりを施された良作だったと思います。
 やはり映画版もメインライターが担当するべきだな。今回の件でそれがよく分かったよ。


 海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船
 こちらは単独映画で本気を出した分、いつもの毒にも薬にもならない短編映画といった印象。鎧はどこで何やってたんだろうか。
 豪快チェンジも抑え気味で、むしろ最大の見所はマーベラスの決闘シーンでしたね。ゴーカイジャーは素の状態でのギミックはシンプルにまとめられてるんだけど、で、あるからこそ単純な剣劇を心ゆくまで楽しめました。

 例年の特別形態は登場しなかったけど、ニセゴーカイオーがその代わりなのかな。あと、まさかとは思うけどあれがゴーオンジャーの大いなる力じゃねえだろうなw

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by ejison2005 | 2011-08-18 01:36 | アニメ | Comments(2)
Commented by ELN at 2011-08-20 15:46 x
>今回の火野さんは久しぶりに策士っぷりを見せたなあ。
おいらはあのシーンは策士っぷりよりも火野映司という人間をわかりやすく表したいいシーンだなと思ったっす。
今までのチャンスタイムでそれなりの人数の欲望を叶えただろうに、火野さん一人の欲望でああなるとは……火野さんパネェっす。
Commented by ejison2005 at 2011-08-22 06:03
>>>ELNさん
さすがは惑星規模の欲望を持つ男って感じでしたよねー。
そしてあれが、本編で今やってる火野さんが持つべき欲望問題の結論(のひとつ)でもあるんでしょうか。