週刊少年ジャンプ 11年 29号 感想
 そういえば、こないだの新聞でバンダイがガンプラの工場を中国に新設するって書いてあったんだけど、最近は中国でのキャラクタービジネスが熱いのかな? サンリオもテーマパークがどーのこーのでブイブイ言わせてるらしいし。
 法律がいかに整備されようとそれを順守する人心が育たねば何ら意味はない気もするけど、まあ、金型は今まで通り国内生産だって話だからひとまず安心なのかな。静岡県出身者として、やはりそこは譲れない。


 トリコ

 何でまたせっかくの巻頭カラーでこんな話を持ってきたのかは分かりませんが、とにかくオナラネタをやりたいんだ! というしまぶーの心意気だけは理解できました。言葉ではなく心で。
 そうだよなーよく考えたらしまぶーはそういう漫画家だったよ。すっかり忘れてた。

 それにしてもこのリンゴ。ドラクエのエンカウントモンスターとかならともかく、食用として提示されるとどうにも拒否反応が出てしまいますね。モヤシミミズといい、この世界の人々は鋼の心臓を持ってるぜ。


 ワンピース

 ブルックの新能力は、もはや悪魔の実とか覇気とかそういった概念をぶっちぎってしまっているような気もしますが、しかし、二年間歌を歌ってばかりだった彼が活躍するには、スカウトに転職するくらいしかないのかもしれない。ララバイとかバトルソングとか歌えればいいんだろうけど、んなもんバトル中に歌ってたらうっとうしくて仕方なさそうだし。

 本編に関しては、基本的に敵の中ボスと仲間の新能力(?)紹介しかやってないので、あんまり語ることはないです。


 ナルト

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 ナルト教はいつでもウエルカム……ご自由にご信仰ください……。
 なおその際、汚れし現世の金品財産は、全て当方で浄化させて頂きますのでご了承ください。

 冗談はさて置き、ナルトは一体なんで雷影様の最高スピードをかわせるようになったんだろうね。不思議だね。
 これが教祖様の奇跡か……。奇跡を見せて信徒を獲得していくのはお定まりだし。


 銀魂

 坂本さんの主張は相変わらず意味不明ですが(大多数の地球人は友に値しないの?)、アクトレイザーのくだりでその辺、上手く処理したと思います。

 しかし、今回のシリーズはギャグとシリアスのバランスが本当に絶妙ですね。クサくなってきた絶妙のタイミングでいつもの銀魂時空へ引き戻してくれる。


 ぬらりひょん

 百物語組の皆さんがパソコンやケータイでカタカタと地味~に活動してる姿を想像して、なんだかほっこりしてしまいました。ああ、手が産むってそういう……。

 しかも今回のこれ、たまたま上手くいった成功例で、きっと大概はソースとか要求されたりクソスレ扱いされたり乗っ取られて全然別の話題で盛り上がられたりしてるんだぜ。ネットに慣れてない初心者時代は、IDから簡単に自演を見抜かれて笑われたりしてたに違いない。
 そう考えると、パソコンが上手く使えなくて周囲から馬鹿にされてる中年管理職みたいで、畏れというか哀れさを感じてしまいますね。


 花咲一休

 ああそんな! この漫画唯一の希望の星である先生を置いてっちゃうなんて!
 というか、一休は事情を説明してあげればいいのになあ。先生は別に血に飢えたりしてるわけじゃないんだから。


 バクマン。

 今までにない奇抜なアイデアで正統派強豪作品を打ち負かすというのは、正しい意味で料理漫画バトルをやっていると思います。すごく美味しそうなミートソースパスタに、お化けナスビを巻き付けたパスタで対抗するみたいな。先にありがちなアイデアで挑んだライバル達が討ち死にしているのが、いかにもという感じ。

 実際にやったところで、大して面白そうじゃない(美味しそうじゃない)のもポイント。


 リボーン

 (全身の骨が粉々だ…)というリボーンの独白と、

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 ↑このコマが何だかすごくシュールで面白かったです。炎真君がこの状態からうつ伏せに倒れるようとするならば、頭でブリッジするようにしながら背筋の限りを尽くし、後方へ自らを押し出す必要があると思うのですが……余裕あるなオイ。

 しかしながら、このまま自然に力尽きていた場合、マット運動の後転に失敗した時のような非常に情けない姿を強いられるわけで、これもシモンボスとしての矜持が生み出した底力というべきなのかもしれません。


 超能力者斉木楠雄のサイ難(読み切り)

 ……そろそろこの作品を、読み切り扱いするべきなのかどうかに迷い始めてきた僕がいます。

 しかし、この透視能力は今まで紹介してきた超能力と違い、明確に不便だなー。オンオフの切り替えが出来ない以上、テレビを見ている時は猛烈な勢いで瞬きしないと内部構造が見えてしまうし、新聞も読めやしない。これではもはや、盲目と大差がないような気もします。
 唯一の救いは瞬きでリセットできるため、「目を閉じる」ことが可能という点でしょうか。それさえ不可能だったら、眠ろうとまぶたを閉じるや否や眼球が上転し(ベル現象というそうです)自らの頭蓋に秘められた生命の神秘を堪能する羽目になります。これは怖い!

 いやあ、やっぱり超能力なんて無いに限りますね!


 マジコ

 新しく出てきた犯罪者三兄弟はなんというか、厨二病をとことんこじらせちゃいましたという感じで、いっそ清々しいくらいに威厳を感じないのが逆にすごいと思いました。とてつもない小者臭だ。


 こち亀

 両さんは宝探し的に楽しんだ上で金品を得ているだけなのだから、放っといたれと思いました。お金のためっていわれても、宝探しのロマンと金品の入手は切っても切れない関係にあるしなあ。


 ブリーチ

 今回は月島さんの演出力と、一護が持つリアクションの良さとが組み合わさって、実に見事なホラーと化していましたね。ほんま一護さんは役者やでえ。

 これが肝の据わった主人公なら、周囲の人間が容易に人質とされうることや、能力を持った人間がまるっと敵戦力に組み込まれる可能性があることを察し、とりあえず話を合わせて情報を引き出そうとしちゃったりするところです。


 保健室の死神(最終回)

 単発のギャグエピソードをやってた時は結構、楽しめてたんですけどねー。やっぱり、ここしばらくのシリアスエピソードは誰得だったよなあ。真面目にやろうとすると、「病魔が社会問題になってないのはおかしくないか?」などの問題点が浮上してしまう事ですし。

 また、精神的問題から生み出される(取り憑く)モンスターというネタは割と使い古されてる品でもあるんだけど(化物語とかオーズのヤミーもそうだね)、同じようなネタを使ってる諸作品と比べて、取り憑かれた当人に関して掘り下げが甘いのも気になっていたところ。
 こういったタイプの作品って、問題解決能力を備えた主人公が舞台装置的な役に回ってしまうものですので、そちらを中心に据えないと面白味は出ないしテーマも消化できないと思うんですよね。単なるエンカウントモンスターと違い、それぞれが何らかの特徴的なバックボーンを有しているんだから。
 最後に出てきた敵組織の皆さんとか、大半のメンバーが背景を語られなかったもんなあ。

 ともあれ、単発のギャグエピソードはそれなりに楽しめてたので、次回作があるならそちらの方に力を入れて欲しいです。

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by ejison2005 | 2011-06-27 06:47 | ジャンプ感想