週刊少年ジャンプ 11年 28号 感想
 今週の怪人はゴルフヤミーだったか……。


 ワンピース

 ステージクリア条件を説明しつつ引き(ジンベエとの戦い?)に持ち込む必要があったからか、今週は何だか全般的に窮屈というか、キツキツにネームを詰め込んだ印象がありますね。ラストページのギュウギュウ詰めっぷりがぱねえことになってる。
 それだけ情報量が多いってことで、全般的には普段以上の満足感が得られるエピソードになっていたと思います。

 特に大きいのは、住民達の虐殺を防がなければならないというレスキューミッション追加と、ゾロ達の救出条件に時間制限が付け足されたことですかね。ゲームなんかでそういうイベントが発生した時のことを思い出してもらえれば分かりやすいけど、こういう風に「すぐ動かないとヤバイ!」という状況が設定されると、一気に緊迫感が増します。

 しかし、個人的に一番興味深いのはそんなことではなく、強NPCであるジンベエさんをどのように処するのかという点。
 漫画的に考えたらどっか適当なところで裏方に回るなり何なりしてルフィに見せ場を譲るところなんだけど、ここは本人が主張するように、ジンベエさんが頑張って解決して、麦わら一味が脇に回るルートもちょっと見てみたいなあ。友好的な七武海の活躍という字面には、そのくらいの吸引力がある。蛇姫様と違って、こちらは完全なバトルタイプですし。
 ほら、仮に幻影旅団の一人が何らかの事情でゴンを助けるために戦ったとしたら、すげえ熱いじゃん。大体そんな感じ。

 それに何といっても、一連のエピソードに因縁があるのはナミくらいのもの(それも恐ろしく間接的)であり、最も事態を解決すべき立場に立たされてるのは他ならぬジンベエさんであることだしね。


 トリコ

 神社へ参拝しに来ることが一体どう本編に繋がるんだと思ってましたけど、幸福(GOD)を分け与える者という側面強調が目的だったのねん。

 食殿の数がひとつ足りないというのはおそらく、この神殿でGODに関する何がしかの情報を保管しているため、後々に訪れることになるという伏線だと思うんですけど、何気なく通りすぎるスポットに重要イベントを残しておき、後半再度訪れることになるって、何だかRPGみたいだなーと思いました。具体的に作品名とイベントは思い出せないけど、なんかでそういう感じのイベントがあったんだよな。


 ナルト

 二人でラリアットし合う忍者というシュールすぎる光景を除けば、弟を思いやるが上のすれ違いを真っ当に描いた決着だったと思います。
 しかしまあ、いくら頼りになるっつっても現状、雷影様が所持している情報の限りでは引きこもってもらうのがベストとしか思えないんで、早くナルト達抜きでも不味い事態になりつつあるという情報を獲得できるといいんですけどね。


 銀魂

 ば……馬鹿な……敵も味方もエリザベスコスというシュールすぎる光景でイイ話に仕上げた……だと……。それはそれとして、ガンダムもどきが大爆発したのはヅラの手持ち爆弾に着火したのかと思っていたら、別にそんなことはなかったね。

 坂本さんの主張はちょっと意味が分からんなあ。そんな星あったら、蓮蓬の皆さんはそっちに住んでるという話ですし、侵略されてみすみす地球を離れたい人なんぞ滅多におらんだろうという話ですし。故郷は必ず帰ってしまう場所なんだと語ったポルナレフ氏みたいな人もおられることだし。
 僕の解釈不足って気は多分にするけど、ここは大人しく銀さんの手伝いさせててもよかった気がします。


 花咲一休

 きちんと順序立てて登場したヒロインっぽい人よりも、何の脈絡もなく登場してそこそこの活躍をして見せた先生の方が魅力的に感じられてしまった僕がいます。予想の遥か埒外にある登場の仕方といい、いかにもな「腕っ節が立つ立つ詐欺の侍」でありながら、実際そこらの妖怪くらいなら軽く追い払える実力を備えているために言動が不快でないことといい、この漫画を読んできた中では最もオリジナリティを感じる存在であるかもしれません。

 大体、印が関わった事件には主人公の知恵で立ち向かうしかないと明言されてしまった以上、同行者としては先生くらいの実力があれば必要十分なんですよね。大規模自然破壊を成し遂げる程の怪力など、そうそう必要ないはず。
 謎の超能力などを加味したとしても、普通にコミュニケーションが取れる分、同行者としては先生の方が普通に頼れそうな気がするんだぜ。


 マジコ

 んー、人質使って脅すだけなら別に近しい人間である必要もないですし、やっぱり神父さんが犯人だったのはサプライズ以上の意味合いはなかったのかー。まあ、それ以前にこの計画、呪いを吐きかけてるのが誰かはバレバレなんで、あっという間に御用となりそうなのが問題なのですが。治せるのが自分だけだから殺されるような心配はないっつっても、それ、殺す以外なら何だってされうるということだし。まさかの神父ハード開幕……!


 バクマン。

 ワンピースとナルトとブリーチを読んだ上で吉田さんの言葉を読むと、大変に面白かったです。とはいえ、エイジ本人がアンケート勝負に負けたら連載続行と明言しているので、ジャンプ編集部の圧力といっても大変に清々しいものとなっているのが上手いところだと思います。ガモウ先生が頑張ってギリギリのラインを攻めた印象がある。

 ところで、「このマシン、デザイン鳥山先生っスか?」っていうのは、鳥山先生にデザインを発注したって意味合いでOKなんですかね? 一瞬、鳥山先生のデザインをパクッたのかと思っちゃったw
 で、鳥山先生の名前出しちゃったからには迂闊に福田さんを負けさせられなくしちゃった気もするんですけど、そもそも、ワンピースなどが絶賛連載中のジャンプでエイジが1位を取っちゃったという設定な時点で、その辺をつっこむのは野暮でしょうか。

・「王道バトルの~そのキャラを悪のヒーローにすることだと思う」
 でもそれ、一週回ってTRAPに帰っちゃってますよね。


 めだかボックス

 個人的には、「引き返してパー組と合流」or「力づく」の方が意外性を感じる解答で好きだったかな。そもそも、相談は禁止だけど会話などは有りって時点でヌルゲー化していた印象があるし。
 結局のところ、コミュニケーションを図ってしまっているわけで、これじゃ相談したのと大して変わらないと思うのですよ。


 エニグマ

 キジマさんがビックリしていたのは、絶対に耐えられないはずのシャドー化を根性とか友情とかで何となく耐えきられてしまったことに対してなのか、はたまた、自分が思ってたより独り言呟いてしまうタチであることに初めて気づかされたからなのか、そこが問題だ。


 リボーン

 友人ごと敵を倒せるかという問題がテーマのエピソードで、周りがなんやかんやと助け船を出して友人が死ななそうな状況をお膳立てしてしまい、結局、主人公の葛藤に費やしたページをほとんど無為なものとしてしまうという、極めて高度なテクニックが発揮されたお話であったと思います。


 ブリーチ

 一体何回目の精神と時の部屋でしょうか……。

 90分に圧縮された数日間を一護達が過ごしていたという事は、外と出入りして食事を届けていたリルカは目まぐるしい勢いで配膳(もしかしたら調理も)に追われていたことになるわけで、今回、一番の功労者は疑う余地もなく彼女だと思います。そりゃ、いちいち返事聞いてからドアを開けるような精神的余裕なんてなくなるわ。
 仮に全てをコンビニからの調達で済ませたとしても、4人分の食事×数日分な時点でかなり大変な買い物だったろうしなあ。見たところ、着替えやら歯ブラシセットやらも用意してたみたいだし。頑張った! 君は頑張ったよ!

 逆に許せねえのは女子高生が生活する姿数日分をつぶさに観察していた子供、おめーだ。

・「名前が必要だな。お前のフルブリングにも」
 「絶対に笑ってはいけないフルブリング」とかどうでしょうか。ひと言たりともツッコミを発さなかった銀城さんは、ほんま出来たお人やでえ!


 こち亀

 東日本だけではなく西日本も電気やばくね? と連日報道している中であえて描かれたこの冒頭ネタからは、なかなかのパンクスピリッツを感じました。

 ところで去年、用事で墨田区役所に行ったことがあるんですけど、その時点で既に冷房を極力弱くし、そこら中に扇風機を置く形での暑さ対策へと移行してたんですよね。ズラッと並んだ扇風機群はある種の異常さを感じさせた。
 あれを更に省電力化したら、職員さん達熱中症で倒れるんじゃなかろうか。


 保健室の死神

 プラグマさんの一人シャドウゲイト完結編が地味に面白かったです。本当に、この人の能力は使い道なかったよなw


 ドイソル(最終回)

 一回も最初から最後まで通して試合を描写することのない、珍しいサッカー漫画だったと思います。

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by ejison2005 | 2011-06-20 06:26 | ジャンプ感想