週刊少年ジャンプ 11年 23号 感想
 ADKが中国でアニメ事業
 まあ、詳しい内容は15日付の日経を読んでもらえれば分かるんですが、たまーに報道される中国へのアニメ進出のアレです。
 で、何故わざわざこんなニュースに触れたのかというと、参入するアニメ会社の中に、ゴンゾも含まれているのよね。
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 今夜はやけに星が輝いて見える……。


 花咲一休(新連載)

 以前の読み切り掲載では確か、「主人公にとってのスタート地点である部分を回想で済ませていることに問題を感じる」という具合に感想を書いたと思うのですが、今回は連載第1話ということで、そこの部分から物語をスタートしているのが好感触。
 主人公の動機とその克服をしっかりと描いていますし、ひとつ物語として全く問題を感じないエピソードでした。

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 ……しかしながら、この作品全体に漂う死臭はどういうことなのだろうか……。

 まずは、ビジュアル的な問題だよなあ。いや、上手いと思う。上手いと思うんだけどね。何というか、こう、華がないというか……今時分、頭巾で隠していても主人公がツルッパゲというのは厳しすぎるというかストイックすぎるというか。顔面の造形もどちらかというとリアル寄りなのがそれに拍車をかけているというか……。

 そして、もうひとつの問題として、モチーフである「とんち」でやれそうなことは既にこの1話でやりきっちまった気がしてならないんですよね。もちろん、各話毎にとんちの内容は違ってくるんだろうけど、そんなもんは全ての読者が想定しているわけで、更にその上を行く「何か」が打ち出せる予感がしない。
 読み切りならばともかく、連載していくからには毎週毎週読者をwktkさせていかなければならないわけですが、果たしてとんちという題材にそのような力があるのでしょうか……。


 ワンピース

 オトヒメ様、その理論で地上へ乗り込むと最終的に行き着くのは世界政府との全面戦争でござる……。civでそんなことやった日には、たちまちパパラパッパッパッパー♪ とSEが鳴り響くよなあ。まして、ここは居住に適した陸地の限られるグランドラインだし。
 友愛をうたいながら領土的野心を持って進出してくる国家とか、マジ震えてきやがった。

 ところで、広い世界には領土の一部を不法占拠されても武力闘争へと発展しない島国が存在するらしい……。


 トリコ

 すげえ情報量の多い、素晴らしいバトルエピソードだったと思います。
 最初の17連釘パンチとの激突で、トリコとモドキさんとの間にどれくらいパワー差があるかを描写し、ラーニング能力を持っていることも示し、スピードにおいて遥かに上回る相手を合体攻撃で攻略するという、友情逆転勝利の流れさえも組みこんでいる。これだけの情報を詰め込んだバトルが、わずか19ページに収まっているというのも素晴らしい。大変なテンポの良さです。
 個人的には、音壁で退路を塞いでいるのが最も嬉しかったですね。合体攻撃で足りない速度を補いました、というだけでも説得力としては十分なものがあるのに、そこへ更にロジックを上乗せしてくる。全くもって隙の無い構成であったことよ。

 バトルっていうのは基本、殴ったり蹴ったりするもんだから、どうしても情報密度が薄くなるところはあると思うんですよ。例えば、「AがパンチしてBがそれをガードした」なんて描写は、お話を進める上では本来、不要な装飾です。暴論ですが究極的には、「Aが勝ってBが負けた」だけでも十分なのかもしれません。で、あるからには、そういった装飾的描写にどれだけ話の本筋へ絡む要素を込められるかは、バトルを描く上で非常に重要な要素だと思うのですが、今週のトリコはそういった意味で、完璧な出来栄えだったと思います。今後の話を進めていく上で重要な、モドキさんの特性をこれでもかというくらい描き切ったからね。

 ちなみに、他に情報密度を高める手段としては、敵へ特徴を持たせるというのがありますね。パンチの例でいくと、「どうしても倒さねばならないが恐ろしくガードの固いBにどうやってAはパンチをクリーンヒッさせるか」といった具合に。
 もちろん、今週のトリコはその要素も兼ね備えているわけで、そういった意味でもパーフェクトなエピソードだったと思います。

・約束
 ゼブラは小松との絡みでズンドコ男を上げていくなあ。
 それにしても、小松とゼブラのこの約束って、小松はパートナーを乗りかえる気満々だとでもいうのだろうか……。あと、メルクの所ではしゃいでた時にも書いたけど、小松のビジュアルでキラキラされるとやや厳しいものがありますね。


 ナルト

 根拠はないが自信はある! トラスト・ミー!
 もしナルトが火影になったら、いかような指導者と化すのか、ちょっと前まで日本は国を挙げてシミュレートしていたような気がするんだぜ。


 リボーン

 あ、やっぱデイモンさん的にも先週ラストのビジュアルは「ないわーこれないわー」だったんですね。多分これ、幻術で誤魔化してるんだろうし。
 なんかそう考えると、彼も一人の人間なんだなって思えますね!


 銀魂

 ネタとして昇華しつつも的確に作画の手間は省く! その手腕に痺れる! 憧れる!

 それでいて、最後はちょっとイイ話にして締めるとか、本当に神がかったセンスだよなあ。僕としては、銀魂は長編での感動話よりも、こういう風にギャグエピソードのエッセンスとして感動要素を盛り込んでる時の方が好感を持てる。


 バクマン。

 結局、亜城木コンビと周辺漫画家と編集部が騒いだくらいで終わってしまうのか……これはちょっと肩透かしを喰らってしまったかな、と思います。
 もちろん、シュージンの反応も大事ではあるんだけどね。ただ、それをやるだけだと連載が進んでネタ切れを起こしたとか、妻が妊娠して仕事のことが手つかず気味になるとか、いかようにも代用は効いてしまうわけで、せっかく社会問題ネタに手を付けたのなら、ここでしかできない「世間様の反応とそれに対する作り手のリアクション」というものをもうちょっと期待したかったです。
 せっかく先週、世間様の代表ともできる元クラスメイト達を出していたんだし、あの同窓会は今回のネタに絡ませる伏線だと思ってたんだ。

 何より、毅然とした態度を取るだけで済ませるという今週の展開は、せっかく現れた社会問題という強敵を前に、尻尾巻いて逃げだしたようなもんだと思うのです。漫画的に。
 そこはむしろ、PCP内で模倣犯ネタをやるなどして、世間様に対して対決姿勢を示すくらいのロックスピリッツがあってもよかったと思う。

・1位獲ります宣言
 これ、話の流れ的に権限使ってPCPを打ち切りにしてしまいそうなんだけど、当然ながらあの発言をした時、エイジは亜城木夢人というライバルが自分の前に現れるとは知らなかったわけですから、「当時のエイジは何を考えてあのような発言をしたのか……!」という問題へのアンサーにはなり得ないんですよね。だから、その可能性は除外したい。
 となると、やっぱり自分の作品を円満終了させるために使うのかなあ。


 マジコ

 今週のトリコが、極めて情報密度の高いバトルエピソードだったとするなら、今週のマジコはその真逆であったというしかないでしょう。敵の特性もよく分からんし、主人公が繰り出しだ魔剣も単にすごそうなビームを出せるだけだという。
 一応、魔法は使用回数制限があるとか、新魔法には反動があるとか新情報を出してはいますが、前者は描写が面倒くさくなるだけだし普通にMP制の方がよさそうで、後者は既存の魔法だって開発時は新魔法だったのだから結局全ての魔法は反動があるんじゃないの? という疑問が浮かびあがったりで、かえって墓穴を掘ってるようにしか思えないのですよ。

 設定に設定を塗り重ねるにあたっては、もうちょっと慎重さをもってもよいと思います。


 戦国アーマーズ

 唯一の長所かもしれなかったヒロインの可愛さはしかし、ロリ薬を飲んだことで失われた……失われたのだ……!
 なんかこう……このロリは違う。

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by ejison2005 | 2011-05-16 05:10 | ジャンプ感想