週刊少年ジャンプ 11年 16号 感想
 今は責任を追及している場合じゃない! 全力で対応し、全てが終わってから粛々と原因を探るべき! (キリッ)
 ……とは思うんだけど、全力で対応してくれないんだから笑うしかない。いや、笑ってる場合じゃないのは間違いないんだが。
 僕は勉強不足だし、気のきいたことも言えないけど、一刻も早く鎮静化して欲しいです。


 スケットの前ページの広告

 なんかトランクスがスーパーサイヤ人3になってて吹いた。王子といいブロリーといい、スーパーサイヤ人3のバーゲンセール状態だ。
 これを見て、多分にガンダム的な展開だなーっと思う。一年戦争時にはアムロが登場したガンダムの他にも、量産されたガンダムやらNT用のガンダムやらキャノン砲担いだガンダムやら宇宙戦用高機動型ガンダムのコンビやらが、実は存在したんだよってアレ。
 もっとも、ガンダムと違い、ドラゴンボールは世界観にそこまで広がりがない……というと語弊がありそうだけど、こうやって商品展開できるのは原作(アニメ・映画含む)でも一定以上の人気を博したキャラだけだから、枯渇した油田に余所から石油を注ぎ込むような作業も、ここら辺が限界なんじゃないかな。
 それこそ、集英社的にはガンダムが欲しいのかもしれないね。初代から三十年経っても愛され、継続的に続編を制作され、世界観にはいくらでも後からの付け足しができるという。終わらないコンテンツが欲しいのでしょう。


 ワンピース

 雑魚っぽい雑魚っぽいと思っていたボスキャラ二名が、本当に雑魚助だったという。
 ホーディさんはまだお薬を使えばいいのだとしても、デッケンさんの方はどうにもならんなこれ。単にぶちのめされただけじゃなく、求婚を断られて男としても心が折れかけの状態だし。

 しかし、スピーディにこの二人を片付けようとしているのには、尾田先生やるじゃん、という気持ちと、今は序章に過ぎずこっからまだクソ長くなる予兆ではないか……? という気持ちがないまぜになって大変複雑です。なんかナミが「大きくて根深い」とか言ってるし。


 銀魂

 多分そうだろなーと思っていたところへ、案の定なラブプラスネタ。でも面白い。ラブプラスは、別にふざけて作ったわけでもないだろうに、存在そのものがネタと化している稀有な例だよな。

 あと、銀さんの「めんどくせーよイキナリ肉体関係に持ち込める軽い女とかいねーのか」という発言には納得することしきり。実は僕も、初代ラブプラスを発売日に買って遊んだクチなんですが、最初の恋愛シミュレーション部分がダル過ぎて、恋人関係にすらならぬところでプレイをやめちゃったもん。ラブプラスがラブプラスたる所以の部分まで辿り着けなかった。

・「新八君が俺のいう事をきくと思うか。やれるのはお前しかいない」
 近藤さんは、本当、お妙さん絡みにさえならなければ客観的に自分と周りを見ることのできる人間なんだよなあ。近藤さん本来の(?)人となりについては、どんなギャグパートにおいてもある程度徹底されているよね。


 ナルト

 キャラが徹底しているといえば、かつて自分がフルボッコにしたヘッポコ三人衆を伝説の三忍として諸国へ知れ渡るほど称え、今また、倒した相手を英雄として語り継ごうとしていた過去が明かされた半蔵さんも、ある意味ブレがないのかもしれません。
 もしかしたら、この人もギャルゲー的思考の持ち主だったのかな。あえてトドメを刺さずにフラグを立て、再び対峙した時に「説得」で仲間に加えるという。いっけね、これじゃスパロボ脳だ。
 しかし、この人達は全てのコマで「頑張ってイイこと言ってやるぞ……!」と身構えてるような雰囲気が漂ってますね。

・「やっぱボクには無理だ!! 先生を殴り倒すなんて事できっこないよ!!」
 あー、なんかすごく懐かしい感じがした。昔のアニメでよくやってた(様な印象のある)、デブキャラがそれどころでない状況下で「お腹が減ったよー」とか言いながら足を引っ張る展開。
 今回は「お腹が減ったよー」ではなく「ボクには無理だよー」ですけど、まあ、本質的には似たようなもんですね。んなこと言ってる場合じゃないのだから、とっとと働け! という。
 昔から不思議だったんだけど、こういう展開になると、どうして僕は「チッ! 足引っ張ってんじゃねえよカスがっ!」とか思ってしまうのだろうか。お話の山は作れるし、キャラの成長にも繋がるのだから、別にそう間違った手法でもない気はするのですが。
 やはり、デブキャラ故のビジュアルと(我ながら性格の悪いことである)、そういったビジュアルのキャラ故、基本、割とどうでもいい立ち位置であることが原因なのかな。


 スケットダンス

・「今まで優しい両親に大切に育てられのうのうと生きてきた」
「……ような気がしていたが、彼らはれっきとした幼児誘拐犯でひき逃げ犯だった。それでも僕は仲間の大切さを信じてるんだ!」
「分かったほどく。正直すまんかった」
 あの過去エピソードもそうですし、今回のエピソードもそうですが、何故、篠原先生のシリアス話は、主要人物周りでシャレにならない犯罪を行わせるのだろう。


 ドイソル

 漫画の内容なんてどうでもいい! 今、僕らが真剣に討議すべきは、5ページ目チアガールのコマはパンツ描写なのかはいてない描写なのか、ただその一点だけだ!

 あと、西レイ(何故か変換できない)の皆さんは、スタジアム用意できるくらい金があるのだから、選手のサイズにあったユニフォームくらい支給してあげなよと思った。

 ※これは新しいタイプのユニフォームなんだそうです。ダサさの中に機能美がある!


 トリコ

 う~ん、カロリーの説明は納得できるような……そうでないような……。
 釘パンチ(1連毎に3万キロカロリー)は普通のパンチより多少消費エネルギーは多いでしょうけど、それでも単純計算で、トリコは全力の正拳突きを百発やったら体力を使い切っちゃう計算になりますからね。リアルなようなそうでないような、という数字です。そりゃあ、すごく疲れるのは間違いないけど、それで動けなくなるようなもんなのか、という。
 かなり微妙なリアリティだし、体内の貯蔵エネルギーが尽きかけて窮地に陥る展開は、リーガル島で一回やったことがあるというのもあります。だから、単純にコーラ飲んで逆転したどー! じゃ困るんだけど、どうなるのか。

・直線型MAP兵器「メルク包丁」
 おい小松wてめえこないだ使いこなせるみたいなこと言ってたじゃねえかwwwまだ威力を把握しきってなかったのかよwwwww
 というか、メルクが振ったところを見てる(そして全裸で押しかけてる)から知らないはずがないし、ここは台詞を「なんて威力だ…」から「やっぱりすごい威力だ…」にでもしとけばいい話なんですけどね。こういう時こそ、担当編集さんは機能して欲しいと思う。


 戦国アーマーズ

 パイロットの1話2話が終わったところで、個性的なようなそうでもないような仲間を手に入れる、実に打ち切りテイスト溢れる展開。嗚呼、こういう漫画をかつて何回読んだのだろうか。
 本当、逆に個性的なくらい個性を感じないよな。ある意味、貴重なキャラであるかもしれません。

 伊達へ乗り込む展開にするだけならば、別に彼でなくても、「裏社会の情報屋」とかでも十分であることが、無個性ぶりに拍車をかけているのかもしれない。


 バクマン。

 完全に力関係の逆転した慈悲深い編集部と主人公が、厄介な新人漫画家を更生させてあげますよ、という感動的なまでに恣意的なお話。
 でも、小杉さんは班長に大言はたいて数日経っても、七峰君とコンタクトした様子はないという。七峰君も計画性ないらしいけど、あなたもその場その場の思いつきで行動してるだけなんじゃ……。

・「責任を取ります」「………」
 ペーペーの新人が「責任を取る」と抜かして、それで上司が言葉に詰まるというのも、ものすごい職場ではありますね。普通、こんなこと言ったら「君に何の責任が取れると言うんだ?」と一括されて終わりそうなもんです。
 このように描写されたからには、おそらくジャンプ編集部は新人でも情報漏洩など様々な問題への責任を取りうる画期的な人事がなされているのでしょう。会社組織として何をどうしたらそんなことが可能になるのか僕にはさっぱり分かりませんが、そうと描写されてしまったからには違いありません。
 いや、むしろここは、これだけヤバそうな問題でも異動願(退職届にあらず)で責任取れると判断した小杉さんのマインドを突っ込むべきなのでしょうか。いや、退職届でも責任なんざ取れっこないけどさ。
 本当、あらゆる面で亜空の論理過ぎてついていけない、ぜ。

 もちろん、編集部が常識的な対応を取ってしまったら、そもそも七峰君の連載自体存在しなかっただろうから、七峰編はありえなかったんだけどね。
 しかし、それは逆を言うなら、そもそも七峰編はやるべきではなかったとも考えられるのです。編集部を持ち上げなければ帰結しないお話なのに、編集部が間抜けでなければスタートできないのだから。


 マジコ

 数々の悪事は善行のために致し方なく行ったものだし、例え主人公が世界中で悪人と呼ばれようとも、ヒロインの気持ちは変わらないという話。もしかしたら、特許料を振りこんでくれる謎の機関の気持ちも変わってないのかもしれません。
 説明台詞で過去の悪事を語られた後、やはり説明台詞でその正当性を語られるというのはいかにもまずく、すごく取ってつけたような感じがしたのが難点でした。そもそも、先週示していたテーマは金持ちの傲慢さだったのに、今週いきなり違う方向へ舵を切られてもちょっと困っちゃう。

 結局のところ、この大金持ちさんは単なる「障害A」に過ぎず、全体的に見て、主人公の設定を語りながら悪党をとっちめる話にしかなってないのが、キツかったのかもしれません。
 テレビやらラジオやら、歴史に残るレベルの発明をしたキャラをして、どーでもいいありきたりの悪党としか描けていなかったり、もっと掘り下げられるものはあったんじゃないの、と思います。


 エニグマ

 背中の皮がめくれて物の動きを巻き戻すという、圧倒的にダサイというか、見てて痛くなる(カサブタ的な意味で)、それでいて間抜けなビジュアルを眺めながらヘラヘラ笑えたんで、そういう意味では幸せな回だったかもしれません。

 しかし、「壁の時も今回も主人公は貼りつく皮に気づかなかったのか?」というツッコミ所を備えてまでこんなヘンテコな設定にしたのは何でだろう。そこはもうちょっとオサレでもいい気はするんだぜ。


 こち亀

 すごく説明しづらい感覚なんだけど、この犯人とついでに秋本先生が麻雀好きでないのは間違いないと思う。


 保健室の死神

 別に分身の術を使ってるわけじゃないんだから、ガン無視して藤君とサンプリングガンを拾って逃げればいいだけという気もする。姿は戻らないけど、後のことはそれこそハデス先生に託せばいいし。
 しかし、エロスさんの能力はプラグマさんに勝るとも劣らない使い勝手の悪さですね。ストーゲさんもどうやら空間内に自分がいなきゃいけない以上、相手にボコられたら終わってしまうし、この敵組織はそんなんばっかりなんだろうか。

 ところで、この男の娘オチのビーンボールっぷりは半端じゃないものがありますね。すごく狙いどころから外れてる気がする。どこをどう、とは言えないけど。

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by ejison2005 | 2011-03-19 06:24 | ジャンプ感想