週刊少年ジャンプ 11年 13号 感想
 ああ、すまん。スイートプリキュアは説明と書いたが、ありゃ間違いだった。

 スイートプリキュアは喧嘩。

 とりあえず、ケーキ作る上での心意気とかそういうのは置いといて、響が味見役としてクソの役にも立たなかったことに関しては、本人も反省しとくべきだったと思うんだぜ。


 マジコ(新連載)

 新人さんとは思えぬ、非常に優等生的な作品で、久々に新連載で希望を持てた作品でした。別にヒロインの可愛さに釣られたわけじゃないよ。ブヒブヒ。

 キャラクターの描写で好感が持てたのは、主人公が人格者であることですね。それでありながら、少年らしい純粋な動機とひたむきさを見せてくれている。よいショタだ。
 とはいえ、主人公が善人なだけだとお話が回らない(人間的にある程度完成しているから)のですが、ヒロインを成長役に据えることによって、その点を克服しているのが上手い。
 ルフィなんかもそういうタイプなんですけど、主人公をいわゆる「正統派少年漫画系主人公」に据えてしまうと、お話って動かないんですよね。正確には、動くけど、面白くならない。実力のある人が、実力があるが故に事件を解決して終わりになってしまう。それじゃ、勇者じゃなくて優者です(と、頑張って西尾先生の真似をしてみる)。
 では、どうすればいいのかといえば、主人公の周りに不完全な(成長する余地のある)キャラを配置すればいいのです。麦わら海賊団の皆さんは、ルフィと出会う前は何らかの問題を抱えていましたが、ルフィの助力を得ることによって、それを払しょくし、主人公に代わって成長を果たしているわけです。
 そうすることによるメリットは他にもあって、周りのキャラが主人公の凄いところを受けて精神を揺さぶられることによって、「主人公はこういうところが優れているんですよ」と、読者にアピールできる。「単なる道徳的発言をするだけのキャラ」が、「周りの人物達を変えていく主人公」へとクラスチェンジを果たせるわけです。
 この漫画は第1話時点で、この手法を最大限に活用出来ていると思うので、今後もこの方針は忘れずに頑張っていってもらいたいです。

・街並みの描写
 キャラ描写に加えてもうひとつ、地味ながら良いと思ったのが、最初の方の「街の活気」を描写した1ページで、これがサラッと入ってくれているおかげで、ああ、魔法が日常レベルで浸透しているんだな、という感じに、世界観がつっかかることなく頭の中にインストールされていきます。
 トリコでグルメタウンが登場した時にも書いたけど、こういう、現実とかけ離れた世界を舞台にした作品の場合は、街中で一般人が暮らしている姿をチョロッと入れるのがベターアンサーと言えるかもしれませんね。人々の生活っていうのは、文化を映す鏡であることだし。

・エキドナ
 すごくどうでもいいことなんですけど、この設定を見て、昔、時代小説の剣豪特集本で読んだアホ設定を思い出しました。
 どんなのかというと、ヒロインが周囲の男性を無制限に魅了してしまうという設定で、これだけなら全然まともなんですが、その効果たるや凄まじく、一定範囲に近づくや否やその男の下半身は雄々しくそそり立ち、更に近づくと触れもしてないのに果ててしまうという。タイトル忘れちゃったけど、死ぬまでに一回は目を通してみたくなるおバカな設定が今でも記憶に残っています。
 まあ、つまり、何が言いたいかというと、エマちゃんに言い寄ってた男達とか王様とか、実は(市民、幸福は義務です)。


 ナルト

 僕の普段のディスりっぷりから考えて、こう書くと意外に思う人も多いだろうけど、今週のナルトはちょっと良かったです。

 今回の戦いは金角さんショボすぎ、と思う人も多いだろうけど、僕は、いの、シカマル、ついでに琥珀の浄瓶と、3つもの論理系能力が揃っているのだから、このくらいアッサリ決着がつくのはむしろ当然だと思うし、そうあるべきだと思うのですね。論理系能力ってのは、ルールに則りさえすればいかなる力技も封じる点にこそメリットがあるわけだし。伊賀の影丸みたく、術中に陥ったが最後、特に抵抗も出来ずアッサリ殺られるというのは全然アリだと思う。

 まあしかし、こういったバトルを展開するのならば、もっと前から……それこそ連載初期から、能力を使わせたが最後、自分は死ぬという殺伐とした話を描いていかなければ意味はないんですけどね。
 今週のナルトで問題なのは、戦法自体に問題はないけど、ナルトの世界観とあまりに噛み合っていない点に尽きると思う。
 あと、もうひとつの問題点は、作戦開始前にシカマル達をむやみに持ち上げ過ぎていることね。あまりに分不相応だし、こんだけハードル上げといて、実際やることは普通の能力複合使用かよ、という話だし。

 それにしても、モブ忍者の皆さんはクナイ投げる以外に何か能はないんでしょうか。この戦争こそまさに、最強伝説チート兵器起爆札が大活躍する場面だと思うんだけど……。小南さんが買い占めたせいかなw


 ワンピース

 古い先祖の遺伝子からでも余裕で先祖返り可能ってことは、ここまで世代を重ねている以上、実質、どんな種類の子供でも産まれてくる可能性があるわけですよね。
 これ、浮気とかで孕んだ子供でも余裕で認知させることが可能なわけで、もしかしたら、魚人島ではまさしく「不倫は文化」なのかもしれません。まあ、人魚の皆さんは基本的に薄着な上、常に下半身裸だもんね。乱れとる。この国の風紀は乱れとるでー!
 年齢を重ねることによって二足歩行可能になる=下半身が衣類で隠されるというのは、つまり、生殖機能の衰えや喪失を表しているのかもしれません!

・強襲! バンダー・デッケン!
 終わったな……ああ……終わったさ……。
 これ、向かう先にはルフィどころか、ジンベエさんまでいるんだぜ。ハチがある程度の距離を逃げることが可能な程度の低スピードで物体を飛ばす能力が、この二人を前にどれほどの意味を持つというのだろうか。無理ゲーすぐる。
 せめて、接近前にサーチすることが出来れば、それこそ幽白のスナイパーみたく巨大な物体を発射して攻撃とかも出来るんだけどね。果たして彼は、愛しのしらほし姫と10年ぶりに対面できるという状況下で、そこまでの理性を保つことが出来るのだろうか。


 銀魂

 安心と信頼の将軍様エピソード。
 先週の話は続くと見せかけて、別にそんなことなかったでござる。これは冗談じゃなく、アニメ用にストック作っているのかも分からんね。先週も今週も、それだけでは30分アニメの尺には足りないけど、いくらでもネタを膨らませられそうなお話だったし。

 ところで、桂さんって、去年の正月からこっちスタンバってばかりじゃないですかね? 松平さんの話を除いて。
 ここ1年くらい、銀さんとまともに会話してない気が……。


 ブリーチ

 これ、当然ながら最初からくしゃみをぶっかけるなどという発想に至るはずも無く、最初のうちはおそらく、小さくした対象を前に「元に戻す方法がないのは使い勝手わりーよなー」とか言いながら、様々な試行錯誤を重ねていたんですよね。で、何らかの偶然によりくしゃみがかかって、解除条件が判明すると。
 その試行錯誤時のグダグダっぷり(舐めたり写生したりはちみつレモン漬けにしたり)を想像すると、先週の銀城さんが一護の手際を褒めまくっていたのも、なるほど、納得のいく話かもしれません。


 グリム

 主人公とヒロインがどうやら相思相愛であることも判明して、いよいよストレスフリーっぷりに拍車がかかってきたかな。両想いな主人公とヒロインを異分子がかき回す人物関係といい、この優しい空気はTO LOVEるに近いものもあるかもしれません。まあ、最近のリトさんは、あんまり春菜ちゃんのことかまってくれないけどな!

 それだけではなく、ヒロインの夢という障害も明かされることによって、お話そのものも進行しているし。まるで、いつでも打ち切られて見せるぜ! と言わんばかりで、作者の男気を感じずにはいられない。
 そういえば、この障害もあくまでヒロインの内面的要因によるもので、恋のライバルなどの外的要因から妨害されているわけじゃないから、嫌な気分にさせられることがないんですよね。
 意図してのことか天然かは分からないけど、この雰囲気は個性だし大事にして欲しいと思う。


 エニグマ

 『今までは非日常なことが起きているとはいえ~恐怖へ変わった――』
 『――その重苦しい佇まいに俺は、これから起こるであろう凄絶な未来を感じた――』
 絵ではなくモノローグによって、「今は恐怖してるんですよ~」と読者にいちいち説明するやり方に、僕は何となく、北の国からを連想してしまったわけで……。

 いや、かのドラマ見たことないから、単なるレッテル貼りなわけで……。


 バクマン。

 50人グループの中から喧嘩してる件に反発して脱退者が出たのは、多少のバランス意識を感じましたが、そもそも、喧嘩売ったのはサイコー達だしなー。絵に対する指摘も先回りして改善している以上、やはり問題点は感じられない。

・小杉さん、ちょっと頑張……れない!
 もうホウレンソウに関しては言及しませんが(本当に無能な働き者だよな)、小杉さんは、今週1回目の接触で「却下」と言われてノコノコ帰る辺り、本当に駄目な人だよなー。会話を繋げた2回目にしても、自分の担当作品に関わっているアシスタントと顔合わせすらせずに帰ってるし。味方になってくれる人もいるかもしれないのにね。
 この人、自分裁量での行動が必要な仕事は向いていないんじゃないでしょうか。少なくとも、営業マンには絶対なれないw

 今週のバクマンを総括すると、編集者に必要なのは漫画を作る力でも見極める目でもなく、対人能力である、というところでしょうか。


 ドイソル

 うん、またかって思った。連載開始からこっち、3回連続で「主人公ズのよく分からん行動を周りが頑張って理解する」というお話にするのはどうかと思うんだ。

 そして、今回の理屈で自由闊達なサッカーを身につけていったら、行きつく先は黒子で今試合してる反則バスケチームみたいな路線だと思うんだ。


 めだかボックス

 いいなー球磨川さん羨ましいなー。
 だって、自分をボコボコにした女子高生(中学生?)から言葉責めにされながらそのパンチラを拝み続けることが出来るんだぜ? そりゃ、何かを言い返す余裕なんてないよ。分かってあげて! 彼も一人の高校生男子なの!!


 ぬらりひょん

 豹変した鳥居さんの方が可愛く思えてしまった俺がいる。

 この人達は、ただ崇められるのを待つばかりではなく、自ら種を蒔いて収穫してという農耕型経済へと移行しているわけで、ある意味、奴良組よりも頑張って仕事しているといえるかもしれません。
 これ、人間に害してなけりゃあもっと安全に力を蓄えられたんじゃないだろうか。

 まあ、セルが純粋なレクリエーションでセルゲームを主催してたらボスになれないから、人間を虐殺する宣言してたように、そうしなきゃ悪役になれないしね。


 保健室の死神

 これ、運気が戻らないままに記憶を忘れさせちゃったら、プラグマさんは何の覚悟もなくシャドウゲイトな日常へ身を投じることになってしまうんじゃ……。

 わたしこそ しんの かかりとだ。



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by ejison2005 | 2011-03-01 05:39 | ジャンプ感想