週刊少年ジャンプ 11年 05・06合併号 感想
 数年ぶりにベルセルク読み返してたんだけど、ジュドーとガッツが妖精の粉の存在を思い出してたらグリフィス乱心しなかったんじゃ……。


 ワンピース

 ……サンジw
 本当にクソしょうもないことで窮地に追いやられたもんですが、それを作中人物がちゃんとツッこんでるので、特に引っかかることもなく読むことができました。小松も、うっかりミスで包丁折っちゃったことをもっと周りからディスられていれば良かったのかもしれない。

 新キャラのフカボシさんは最初、「おお! 悪役なのに普通に礼儀正しくて常識を持ってるって今までのワンピで見かけなかったキャラだな! 期待したいぜ!」って思ってたけど、普通に協力的なNPCっぽくてにょろ~ん。
 そして、そうなっちゃうと「普通に礼儀正しくて親切」という属性はむしろボコられフラグと化してしまうのであった。ホラー映画で何も知らずに突入する特殊部隊とか警察とか、そんな感じの役回り。今からすでに死相が漂っておられる。

 他には、ルフィが初めて「仲間の前で」覇気を活用して、それに大して周りが「うひょ~! すげえ!」ってやってるのが良かったかな。ほっこりした。
 主人公が厳しい修行や試練を乗り越えて、その結果が他のキャラクターに評価されるというのは、我がことのように嬉しいもんだ。


 ナルト

 ザブザさんと白が今になって本当の意味で通じあえたという展開は、波の国編のエピソードを改めて完結させていて非常にいい感じ。例えるなら、ウルトラマンメビウスにおける「思い出の先生」を見た時の感慨に近いものもあるかもしれない。
 実際の年月的には十年近くの時が流れているわけですからね。現実の時間の重みってやつは真実の重みなわけで、それが深みを与えていたと思う。

 バトル描写に関しては、あーやっぱりこうなっちゃうよなーって感じ。前に例として出した灼眼のシャナでも、その他大勢の皆さんはファイヤーボール撃ってるくらいだったしなあ。他には、X-MENの完結編でもミュータントの集団戦をやってたけど、あれも基本、超身体能力で跳びかかったりとかだったかな。
 5VS5のダンゲロスに挑戦した時も頭が沸騰しちゃうよぉ状態だったし、やっぱり、ゲームとしてはともかく、漫画とかでの能力バトルwith集団戦は致命的に相性が悪いと結論せざるを得ない。



 バクマン。

 漫画としての面白さというより、集英社ではこんなことやってんですよーというトリビア的面白さではありますが、それでも今週は満足度高かったです。架空の組織でこんなことやってるんだったらうぜえ爆発しろだけど、これは現実でもやってることなんだろうしな。イイ話だなー。

 新ライバル登場に関しても、今のところはいい感じ。次々と新しい強敵が出てくるのは基本であり、最も面白いパターンのひとつだよな。まあ、つっても、本当に「今のところは」って感じで、静河君の例もあるように、使い捨てにせず、ちゃんと障害として立ち塞がってくれなきゃ大して意味が無いわけですが。
 しかし、デスノートがヒットし、エニグマも連載している現状で、何をもって「ジャンプに相応しくない」「ある意味週刊少年ジャンプ否定マンガだぞこれは!」と騒いでいたのだろうか、この編集者さん達は……。


 ブリーチ

 気前よく剣とか出しちゃってる銀城さんは、多分、酒が回ってテンション上がっちゃってるんじゃないだろうか。ウィスキーだかブランデーだかを一気飲みだもんなあ。

 しかしまあ、そんなことよりチャドですよチャド。俺、本当に適当言っただけなのに当たっちゃったよ。当たったからなんだって気もするけど。チャドのお仲間って時点でもう大分期待する気がしないんだけど、大丈夫か君ら。

・フルフリング
 まるでこの世に存在する全ての物質が人間のために存在するかのような解釈をされている銀城さん達の能力は、キリスト教のメタファーなんですかね? や、僕は詳しくはないけど、あれって確か、牛とか豚とかも人間のために神様が生み出したっていう解釈してたと思うし。わざわざ十字架を武器にしてるしね。
 で、死神は和装であるわけだし、仏教やら神道やらのメタファーになって宗教対決でもするのかと思ったけど、それは単なる気のせいだと思う。


 トリコ

 ありゃ、コーラ取りに行って戻ったら包丁が完成してるのかと思ったけど、結構のんびりしてるのねん。ゼブラのお迎えに同行すらしないのは、なかなか意外でした。

・小松の新包丁
 こええw 包丁こええw
 これ、何よりもまず、持ち運びをどうするかが問題だよなあ。布でくるんでもそれごと切っちゃうだろうし、変わった形状だから鞘とかも作りようがないだろうし。
 探索中、小松の小包丁を落としちゃったトリコは太ももに刺し傷を作る程度で済んでたけど、今後、同じようなことになったら、太ももを貫通し、地面を豆腐のように突き抜けて、遥かマントルの底にまで到達してしまうんじゃないだろうか。


 こち亀

 読んでると、巫女さんバイトって大変だなーっていうより、現実の巫女さんへのディスりを感じずにはいられない。なんでこんな慇懃無礼な書き方してるんだろうって話だし、神輿かついで何が悪いってんだ??


 青の祓魔師(特別読み切り)

 あー、そういやアニメ化するんだっけ。SQは毎月買ってるけど、別に読んでなかったから特に思うところもないなあ。悪霊が変な白いモコモコとしてしか描写されてないけど、敵はそんなんばっかりなのだろうか。はたまた、アニメやら普段通りの連載やらで描きこむ余裕がなかったのだろうか。

 しかし、SQ創刊時に行ったテガミバチとかの特別読み切りでも思ったけど、30ページ少々の尺で、既に結構連載が進んでいる作品の、新規に読む人が魅力を理解できるような読み切りエピソードを描けって、なかなかの無茶ぶりっぷりではあるよな。どないせーっちゅうんじゃ。


 銀魂

 先週に引き続いて面白い! そして単に面白いのではなく、普段の銀魂ではあまり見られない、舞台的なギミックを用いたギャグを使っているのが好印象。

 それにしても、ギャグなのに一人だけ真っ当な新妻っぽいことしてる月詠さんが汚いなさすが暗殺者汚い。九ちゃんも、コブさえついてなければ全然有りだと思う。他は命の危険がつきまとう。

 しかし、銀魂って確かアニメの第1話で加○茶がゲスト出演してた気がするんだけど、いいんだろうかこのネタ。いや、今さらだな。


 信魂さんいらっしゃい(特別読み切り)

 冒頭に意味も無く錯時法を用いてしまっているため、登場人物以上に読者が状況を把握できないという問題はありますが(素直に戦国時代のタイムスリップイベントから始めれば良かったと思う)、それ以外の点では、いつもの作品と違い出オチではなく、その後のエピソードによって笑わせるという、作風に深みが出ている点や、さりげに画力が上がっているので合戦シーンなんかも頑張って描けてる(アシさんの仕事かもしれんけど)点に好感を持てました。
 特に、これは連載中のいぬまるだしっにも言えることですけど、エピソードギャグで話を回していけるようになったのは大きい。連載を通じて着実に成長しているわけで、僕ん中で大石先生の株はぐいぐい上がっていってますよ。

 しかしながら、ラストの「現代人は昔の人間に比べ気骨が足りない」というオチor教訓は、あまりに安直かつ手垢が付き過ぎている上に、それに対する主人公二人のアクションがこれといって存在しないため、オチるにオチてないのはちょっと気になったかな。
 こういった話の流れにするならば、過去に戻った二人が現代人の精神を是正するために何らかの行動を起こさないと、テーマの消化も何もないと思う。ギャグ漫画とはいえ、自分でそのテーマを提示してるわけだし。
 言いっ放しいくない。


 お前んち、お化け屋敷(特別読み切り)

 幽霊だった彼と別に知り合いではなかった、というオチに向けての重要な情報が全く読者に伝わっていなかったため、オチとして機能していなかったのが致命的だったと思います。しかも、そのオチは中盤くらいから予想がついてしまっていた。

 しかし、以前、麻生先生は出オチ系キャラに頼り過ぎていると書いたのはこの僕だけど、それに頼らなければ頼らないで、お笑い番組のコントみたいな作品になってしまうんだなー。
 そこら辺、ちょっと考察してみる余地はあるかも分からんね。


 ぬらりひょん

 なんだこのレベルが高いトイレの神様。
 しかしこのネタ、現状でも流行っているとは言い難いレベルだというのに、単行本化した時にはどうするというのだろうか。既に風化してしまっている気がする。

 そしてヒロイン(背景)。

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by ejison2005 | 2011-01-05 01:56 | ジャンプ感想 | Comments(14)
Commented by 名も無き人 at 2011-01-05 07:22 x
・バクマン。
50回を区切りに記念として行われる表彰式は、言うなれば漫画の誕生会といったところか。そういうのを会社が率先して催すってのは、おそらく大手の集英社だからできることだろうが、なんか微笑ましいものがありますね。

・ブリーチ
今回のフルプリングの能力説明読んで真っ先に思い浮かんだのがグルメ細胞。あれも人間の都合のいいように細胞が進化するような印象を受けた。

・青の祓魔師
これ初めて読んだんですが、絵柄がすごく…羽海野先生みたいです……。
それはともかく、このアニメスタブレの枠で放送されるらしいのですが、エジソンさんはご覧になりますか?
Commented by とうや at 2011-01-05 23:58 x
>>トリコ
包丁切れすぎだろ!ダイの剣だってここまですごくねぇぞ
扱い難しすぎるだろ・・・
Commented by at 2011-01-06 16:57 x
明らかに読者に状況を把握させない意図で用いられた錯時法なんだから、
「錯時法のせいで読者が状況を把握できない」という批判も妙に思える。
直後の結婚式→プロポーズ→デートと時間を遡って一気に戦国時代へ飛ぶ描写はなかなか効果的な演出だったと思うし、
全く意味がないとも言えないのでは。

あと、「現代を是正するためのアクション」ですけど、一応「謙信から信玄に塩を送る」というのが
飢えた赤ん坊を放置する父親を嘆いて行ったアクションでしょ。
Commented by ニテンドー at 2011-01-06 17:11 x
>銀魂
銀魂とは関係ないんですけど、エジソンさん最近
ギャグ漫画にも積極的に感想かいてますね。
ギャグは言葉では形容するのが難しいからなかなか感想と言う形にしづらい
見たいなことを言っていた頃が懐かしいですね。
銀魂の流れが文章に起こしやすい流れだからなのか、
エジソンさんの表現力が上がっているのか、
どちらにせよ読ませてもらう側としては楽しみが増えて嬉しいです。

・・・ところでこれ何の話だっけ

>孫
今回のヒロインはトイレの神様ですよ?(真顔)
Commented by ポルカ at 2011-01-06 21:14 x
>ぬら孫
>カラス天狗夫妻
あれ? この体形差でどうやって子作りすんの?
Commented by 通りすがり1号 at 2011-01-07 01:14 x
鰤のアレはジョジョで波紋法からスタンドにスケールアップしたようなつもりなんで
しょうかねえ。仙水編のつもりかもしれませんが、身の程知らずにもほどがあります
ね。
Commented by 通り杉田 at 2011-01-08 18:33 x
しかしキリスト教は人間以外に魂を認めてなかった気がする。万物に魂が宿る説は神道系ですな。
Commented by ejison2005 at 2011-01-09 02:15
>>名も無き人さん
いや、多分見ないですね。あんまり興味ない。

>グルメ細胞
僕的には、筋肉やらなんやらが発展強化した結果、ついでに美味しくなったみたいな解釈をしてるけど、確かに都合いいよなw
Commented by ejison2005 at 2011-01-09 02:16
>>とうやさん
トベルーラで敵の移動要塞をフルボッコにできそうだよね。
Commented by ejison2005 at 2011-01-09 02:21
>>匿さん
僕はけむに巻かれるだけまかれたって感じだったなあ。
特に、過去へ遡るシーンがイミフ状態だった。

あと、塩をおくったのが解決策ってのはちょっと強引な解釈じゃないかな。そんな内輪で解決されても、現代人の気質が変わるわけでもないし。
Commented by ejison2005 at 2011-01-09 02:22
>>ニテンドーさん
や、ただ単に普段使わない技法を使ったりしてたから感想書きやすいだけだと思う。
やっぱり今でも苦手は苦手ですよ。

Commented by ejison2005 at 2011-01-09 02:23
>>ポルカさん
普通に真の姿とかあるんだろうけど、子作りのために変身する機会が多分一番多いんだよなw
Commented by ejison2005 at 2011-01-09 02:23
>>通りすがり1号さん
ああ、やっぱりテリトリーは連想するよね。
Commented by ejison2005 at 2011-01-09 02:25
>>通り杉田さん
ああ、認めてないんですか。
まあ、僕のいい加減な宗教知識で書いただけなんで。
ものすごく好意的に解釈して、久保先生はキリスト教の考えをブリーチの世界観にあうようアレンジしたのでは? と無駄な抵抗をしてみる。