週刊少年ジャンプ 10年 41号 感想
 アイシールドでおなじみ、村田先生のSQでの新連載を読みました。
 苦学生(志願)の若者と、ごく普通の(恵まれた)青春を送る若者グループの軋轢を巧みに描いた力作であると思います。
 本編のテーマである恵まれる者と恵まれない者との衝突とは、全然全くこれっぽちも何らの関係性すらないソーラーカーの存在意義が不明でしたが、今後に期待したいです。

 真面目な話をすると、太田先生と村田先生のコンビだからミリタリー物かと思ってた……。


 エニグマ(新連載)

 なんか未来とか日記とかそういう感じの単語が脳裏をよぎりましたが、まあ、丸パクリとかしない限りは気にしない方向でいこうと思います。でも、何か秘密を抱えているらしいヒロイン(何で男名なんだろう?)がヤンデレ化したりしたら、許容範囲を超えるかもしれない。

 とまあ、いきなりディスってみましたが、ここ最近の新連載と比べたらかなり面白い作品だと思います。これが比べる対象が悪すぎることによる橘効果なのかどうかは、来週以降に判断していきたい。しかし、続きを読みたくなる新連載が出てきてびっくりするというのもどうなんだろうか。

 難点を挙げるとするならば、第1話前半とそれ以降とで雰囲気が全然違うことでしょうか。最初の語り口はどう考えてもコメディ作品のそれだけど、後半からはサスペンス物になっている。意外性があると見る向きもあるけど、そこで意表を突いてどんないいことがあるんだって話。
 これはひとえに、主人公の人物造形が問題で、彼の性格があまりにも漫画キャラのそれでありすぎるがために、その人間性を説明する前半部の雰囲気が目指す路線から乖離してしまってるんですよね。
 サスペンスにはサスペンスのキャラクター造形というものがあると思うし、雰囲気に合ったキャラ作りが望まれるところです。

・ゲーム開始
 とりあえず、わざわざ被り物してる水沢さんは入れ替えトリックするなり正体探る展開になるのは確定として、主人公が自己ラリホー込みの未来予知という使えるようで微妙に使えない能力をどう活用するのかに期待したいです。
 安易にヒロインの隠してた能力とかに助けてもらうというのはかんべんな。

 ところで、先程は未来を予知する日記を持った能力者達の漫画を例えに出したけど、そういえばDSで「密室空間からの脱出ゲー……扉から出るためのパスワードを内部の人間が奪い合う」という作品が出ていて、以前雑誌で見かけたのを思い出しました。不思議だね。


 ナルト

 おお、万能兵器起爆札で終わりかと思って「結局これ使うのが切り札かよーもっと忍術使おうぜー」とか思ってたけど、見事にひっくり返されました。ちゃんと雨隠れの天候的特性を活かすことで、唐突さも上手くカバーしていたし、ここしばらくのナルトにおいてはびっくりするくらい殺る気を感じる。
 しかし、「彼は光」(キリッ)とか言い出す小南さんは最早、完全に宗教へはまった人だな。


 バクマン。

 ううむ、亜城木コンビが「流石だよな俺達……」しているシーンは、毎度のことながら不快感が強いぜ。お前ら勝手に最終回モードへ突入するなよな。
 一方、今週は長らくその存在を忘れられていた白鳥さんにスポットが当たったわけですが、果たしてここで彼に出番を与えて、どうなるというのだろうか。彼がこっから、亜城木コンビの展望に絡んでくるのってどういう展開ならありうるのだろう。独立してライバルになるってのなら、既に高浜さんがいるからそっちを使えばいいだけだしなあ。
 彼が頑張るなら頑張るで、主人公達に何らかの教訓なり障害なりを与える形にしてあげて欲しいものです。静河君とか、今何やってるんだろうか。

・PCPごっこ
 見吉「どっこい! 仕掛け人はあたし! この子達は協力者!」
 亜城木コンビ「これがほんとのPCPごっこ……だと……」


 トリコ

 おー、このタイミングでグルメ界へ挑戦するのか……これは確かに、理にかなった展開であるかもしれません。
 まず第一に、会長から言い渡された修行をひとつひとつこなしてたら確実に話のテンポが悪くなります。
 そして第二に、それらを全て終えて準備万端の状態でグルメ界に挑んでも、いまいち緊張感が湧きません。
 これは、ロボットアニメなんかで話の冒頭部に登場した新兵器が「しかしこいつはまだ未完成で……」と言われつつも、結局、敵の襲撃などのアクシデントにより使用せざるを得なくなるアレと同じで、不確実性の無い状態で事に及んでも、当たり前ではありますが、ドキドキは生じないのですね。僕達はあくまでも、主人公がいちかばちかの賭けに出る姿に心を躍らせるわけです。
 総じて今週の展開は、本筋の進行を遅らせないようにかつ、危険を冒すドキドキ感も提供する、優れたものであったといえるでしょう。

 多分、グルメ界に侵入したトリコは、そこでGTロボモドキさんの秘密に多少なりとも触れるんだろうね。前シリーズの引きが引きだし。

・ヘビガエル
 分からない人は単行本1巻を買ってね。
 こういう、昔出てきた食材がちょっとしたところで顔見せしてくれるのは嬉しいなあ。ほっこりしちゃう。


 ブリーチ

 愛染さん……その姿はすごく……ダサイです。いや、白タイツ着てから常にではあるけど。
 なんか、一護に止めを刺そうとしてる時の台詞も、必死に一護を馬鹿にして自分を奮い立たせようとするかのような、自己鼓舞的なものだしなあ。必死すぎる。


 リボーン

 え? こういうのって、受けたダメージに比例して破壊力が上昇するもんだと思うけど、かすっただけでもOKなの??
 そんなんでいいのなら、自分で自分のヘッドギアとか掠めて「あーやばいなー! 俺ってば超リスク冒しちゃってるよー」とか言ってればいい気がするんだけど、笹川兄的にはそれでいいのだろうか。


 ぬらりひょん

 この言葉が思い浮かんだのは僕だけじゃないはず。

 1 3 キ ロ や

 10倍とか100倍とか迂闊に言わん方がいいと思うけどなあ。


 黒子のバスケ

 スポーツ漫画だと、「過去に対戦経験のあるチームが決勝リーグ的なものに残るも、新しい強豪に敗れ主人公達との再戦は叶わない……」といった展開が稀によくありますが、あれは一度対戦した相手だと手の内が割れてしまっているため、どうしても読者が盛り上がりきれないから行われると思うんですよ。
 例えば、アイシの王城やスラムダンクの陵南みたいに、現実の年月が一度目の試合から大分時を経ているというケースならあるにはありますが、今回のように現実でそれほど時を置かずに再戦を行うというのは非常に稀でしょう。ひょっとしたならば初かも知れない。

 それだけに、藤巻先生がどう凌ぎ、そしてどうカタルシスを生み出すかは純粋に興味深いところです。頑張って欲しい。


 めだかボックス

 善吉は主人公的なポジションなんだけど、でも、ヤムチャポジションでもあるんだよね~というお話。今から、

          トv'Z -‐z__ノ!_
        . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`
      ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. ,
    rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
    、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´
      ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
    r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.
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       ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
       ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
       ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/::
          _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "

 ↑こんな風になる未来が見える。
 それはそれとして、敵がちゃんと先鋒に強力な戦力を割くという常套戦術を取ってくるのが良かったです。不知火に対する善吉の言葉も合わせて、意表を突きつつもちゃんと整合性が取れてる。


 メルヘン王子クリム(読み切り)

 何故、帰って来たし……。


 こち亀

 何だろう、ひとつのお話として確実につまらないのだけど、それを上回るほど秋本先生の狂気を感じる……。なんか他漫画をディスることにもつながること発言させてるし。
 編集者さん、ちょっと先生を休ませてあげてください……。


 メタリカメタルカ(最終回)

 久々に清々しいくらいの打ち切り節を見せつけられた気がします。
 絶望的に低い画力・既存ヒット作品のパクもといオマージュ路線・全く活かせていない作品モチーフなど、あらゆる面から納得できる見事な打ち切り漫画でした。

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by ejison2005 | 2010-09-14 05:29 | ジャンプ感想