仮面ライダーオーズ 第2話 感想
 「欲望とアイスとプレゼント」

 普段のジャンプ感想より長くなっちまった……。
 まあ、番組初期は情報量が豊富な分、書くことも多いしね。


 前回の訂正&お詫び
 タカキリバはコンボじゃなかったようです。
 どうやら、タトバのように一定の(相性の良い)組み合わせで変身すると串田ソングが炸裂し、それをもってコンボとするらしい。
 ここら辺は、ブレイドにおけるコンボシステム(一定の組み合わせで技名が入る)と同列に考えてもいいかもしれません。
 ブレイドにしろ、オーズにしろ、組み合わせが膨大ですからね。ある程度の雛型が必要との判断なんでしょう。


 変身解除法に悩む主人公
 斬新だw
 歴代ライダーは基本的になんとなーく変身解除してたけど、やっぱ普通は悩むよな。
 ディケイドのカブト編を見る限り、イクサにはナビシステムが存在したし、他の人口製ライダーも異口同音だろうし、アギトなんかはそれこそ「何となく」基本機能を察知してたっぽい(鬼は自力習得)。
 その辺、オーズはアンクというナビゲート役が存在する分、ガチでクリアな視界と超身体能力が授けられて終わりっぽいですねw


 おかしい何かの正体=鴻上ファウンデーション
 ここら辺は、「クウガにおいて、もしも人類がグロンギの復活を事前に察知していたら」のifにもなっている気がします。
 予告でも後藤隊長がそれっぽいこと言ってたけど、人類だって馬鹿じゃないんだから、来ると分かってたら対策くらい立てるよね、ということ。
 この場合、問題となるのは鴻上だけが分かっていたのか、そのバックに何かあるのか……つーか、財団Xが関わっているのか、か、か。


 刑事さんはアンクが合体しないと死にます
 何というM78星雲人。
 今のところ、刑事さんの体は、
・安易に火野が主導権を握れないようにするため
・妹さんとの接点
 という、ストッパー的な役割を果たしていますね。
 もちろん、どちらの問題もアンクが改心すれば(善人になれば)あっさり解決することではあるのだけど、それだけに、アンクが心変わりしていく過程は丁寧に描かれそうです。
 そして、彼が変質していく過程では無数のドラマが発生し、あくまでも鳥幹部怪人に過ぎなかった彼が、人間に対してどう思っていくのか、人間(火野)はそれに対しどう応えていくのか、という物語になるのでしょう。
 火野が若干、達観しすぎている面もあるので、人間的精神的成長面はもう一人の主人公である、アンクが担当していくということでしょうね。清く美しきマッチアンドポンプ。


 アンク先生のパーフェクト設定教室
 アイス買った後、いきなりグリードの設定についてぶっちゃけようとしててワロタw
 つっこみキャンセルで流されたことからも分かる通り、ちょっと最初の説明は立て板に水すぎるんだけど、後半は、手にしたアイスも例えに用いた説明になっていて、大変分かりやすかったです。
 また、アイスを軸にしたショートコントによって笑いをとりつつも、絵的な例えを見せる事によって、小さなお友達が設定を飲み込みやすいよう配慮されているんですね。
 シンケンジャーでも、会話主体のシーンは単調にならないよう折神を遊ばせたりしていたらしいけど、こういう配慮をしちゃう脚本はすごいなーかっこいいなー憧れちゃうタルー。


 アンクは腕からも食えます
 派手さはないけど、これもある種の欲望が発露した結果なんでしょうか。刑事さんの食欲っつーか、生存本能的な。
 単純に、食わなきゃ死ぬだけだからだろうけど。


 先週の強盗さん達
 ああ、結果として未遂に終わったというか計画そのものがおじゃんとなったから、彼らは逮捕されてないのか。
 前回、今回と、ヤミーの宿主がどうなったかは描写されてないので、そこら辺はちょっと気になります。


 俺の妹がこんなにパワー系なはずがない
 おいwwwww試しの門じゃねえかwwwww
 妹さんの怪力ぶりには、果たして設定的な裏付けがあるのか、単なるギャグなのか……。
 ひとつだけ確かなのは、いずれ哀れな敵怪人が突発的に、そしてアンクが恒常的にそのパワーの餌食になるであろうということだけだ。
 オーナーが言ってた「アレ」っていうのは、きっと大界王神が封じられている(ry
 というか、この店は客が入れるんだろうか……。来るのかどうかではなく、入れるのだろうか。


 ヤミーさん強盗するの巻
 遠く離れたセルメダルを察知するのは、感覚能力に優れた鳥幹部怪人ならではか。
 先週の予想通り、ヤミーさんは宿主となった人間の欲望に従って行動するようですね。
 今のところは、エンカウントモンスターに過ぎない扱いだけど、やはり、話が進めば人情話も盛り込まれるのでしょう。
 人情話になるってことは、すなわち、グリードであるアンクと、つらい過去を背負った人間である火野との価値観・立ち場の相違が問題となり、二人が溝を埋めていくお話になるってことでもあるわけで、二人のキャラを深める上でも、話数の水増し的な意味でも、非常にお得な設定です。


 「欲望……純粋で素晴らしいエネルギー!」
 はい、そういうわけで、今回のライダーにおけるメインテーマは「欲望」です。メダルでも自販機でもなく、欲望。
 メダルは、あくまでも分かりやすい欲望の形=お金から設定され、自販機もそれに連なるものとして考案されたのでしょう。
 そして、主人公は欲望を否定する立場というか、それを捨て去った人間、と。
 テーマを設定するならば、このように全ての事象が繋がるようにしなさいという、教科書的な脚本であります。ジャンプの新人さんはこれを見て学ぼ(ry
 敵を作ると分かっていても書いちゃう。


「オォォォォォォォォォォズ!」
 隊長「ナニヤッテンダコイツ」
 秘書「ナニヤッテンダコイツ」


 ヤミーさんはセルメダル製造機
 つまり、グリードにとってヤミーさんは単なる侵略の尖兵というわけではなく、更なる兵士を生み出す無限供給機でもあるわけですね。ここら辺、いまだかつてないくらい、敵陣営における雑魚怪人の重要性を増させています。
 やれるんなら自分で暴れてセルメダルを増やしているだろうし、この設定は、敵がいちいち雑魚怪人を繰り出してくる、お約束展開の理由付けになっているね。
 グリードにとって誤算だったのは、人間側がセルメダルの力を引き出す技術(メダジャリバー、ライドベンダーなど)を完成させていたことでしょうか。
 それこそ、かつてグリードが活躍していた超古代時代にはねずみ算式に戦力が増大していく絶望的な設定だったんだろうけど、ヤミーを負かすことで人間側も戦力が加算されていくため、そう単純な話ではなくなってしまっている。
 これは一概にグリード側の利点が失われているという話ではなく、人間側もある程度の被害を許容しないと戦力を増強できないわけです。
 それこそ、アンクが言っていたように、タダで助かる命は無い。
 そしてそこのジレンマにこそ、仮面ライダーオーズがヒロイック性を発揮する余地が存在するのでしょう。こういうところでも、欲望というテーマは活きている。
 そして、先週に続いて過程を映像にすることで、分かりやすくヤミーさんの生態を描写する丁寧な仕事なのであった。


 「泣いてる……泣いてるんだ」(※)
 ※但しロケ地はいつもの廃墟。
 うわあ……マスクドライダーシステムに関する重大な秘密が隠されていそうなりィ。どこだか知らないけど、可能なら探検してみたいもんだ。聖地巡礼ともいう。
 いわば、これまでの火野は力を持たざる仮面ライダーであったと、そういうこと。
 そういえば、スピリッツでは2号ライダーが子供達のために紛争を止めようと戦ってたっけね。あれは格好良かった。


 アンクとの約束
 アンク側にとってのストッパーは刑事さんの生命維持であり、火野にとってのストッパーは自分が仮面ライダーであること。
 ぶっちゃけ、アンクが火野を見捨てて他の適合者を探せばいい話ではあるんだけど、そう出来ない理由があるのか、それとも、今後そういう話をやるのか。
 前回、ヤミーが言ってた変身リスクの詳細が気になりますね。


 ヤミー「早くジュース飲んでこないかな……」
 メダジャリバー&ライドベンダー受領を暖かく見守るヤミーさんってばマジ紳士。
 格好良い演出に騙されるな! このバイクは初回からボコボコ爆砕されていたぞ!
 ちなみに、缶をどしゃどしゃ放出させるのは普通の自販機でもできるよ。この操作法ではもちろん不可能だし、こんな風にしたら缶が傷ついて売り物にならないけど。


 今年の癒し枠:タコカン
 これは可愛いなあ。萌える。
 今のところ、デンライナーやリボルキャリーといった巨大戦用アイテムは出てきてないから、巨大戦に関しては彼らが活躍するのでしょうか。
 やっぱり、ああいうデカブツはCG合成が大変な分、普段の出番も限られるし、売り上げが悪かったのかな。
 こういう小型メカなら通常時の活躍も増やせるし、僕らは新たなビジネスモデル誕生の瞬間に立ち会っているのかもね。


 スキャニングチャージ オーズバッシュ
 ルナドーパントを両断するのは任せろー!
 というわけで、あれは必殺技であり、劇場版ダブルではゲスト枠故か音声を省略されてただけでした。
 いきなりえらく派手なエフェクトの技が出てきちゃったけど、キック技はどんなことになるんだろうか。


 さらば兄よ……刑事は新たな任務に消ゆる!
 どっこい、ソッコーで会ってしまった件。
 はええw


 今週のハトプリ
 まだまだ敵側には裏ボスとか控えてそうだから、てっきり今の三幹部は新しい幹部にとって代わられたりするのではないかと思ってたけど、全然そんなことはなく強化して使いまわされるようです。
 この不況下では、うかつに現在の人員を解雇して新たな人材を雇い入れるという選択肢は取れないということですね。
 世情を反映した、色んな意味で教育的な作品だと思います。

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by ejison2005 | 2010-09-13 04:18 | アニメ