仮面ライダーオーズ 第1話 感想
 「メダルとパンツと謎の腕」

 なんだか、ラノベのタイトルみたいなサブタイだ。


 とりあえず、
・幹部級怪人が真価を発揮するにはコアメダルが必要
・但し通常のメダルが無ければ肉体構成すらおぼつかない
・火野はどうも只事ではない国々を旅してきたらしい
 こういった情報を、説明台詞を用いず、エピソードのみで語り切る辺りはさすが安心と信頼の小林脚本といったところでしょうか。
 というか、小林先生がメイン脚本だと知らなかったからすげえ嬉しいぜ。


 白昼の強盗
 これ、最初は夜中にやってるのかと思ったら真っ昼間なのかよw
 まあ、実際の強盗が夜中に盗みへ入るのかといえば全然そんなことはないんだろうけど、やっぱり、フィクション的には泥棒=夜間活動のイメージがあるから、すごい違和感だなあ。
 メタなこというと、撮影スケジュールの問題か何かなのでしょうけど。


 ライドベンダーに勤めてるんだが俺はもう限界かもしれない
 何というゼクトルーパー。ひと目見ただけで分かってしまった。こいつらは確実にボコられる。
 ゼクトルーパーさん達の場合、どうあがいても活躍できない設定の制約上、無駄に死人ばっかり増えてしまったり、挙句の果てにはマシンガンの威力がそこらの車に傷一つ付けられない脆弱な描写にされてしまったりと、超優良ブラック企業ぶりを発揮して見せ、味方組織のプロっぽさをがんがん減じさせてしまった面がありますが、ライドベンダーさん達の場合、初回で豪快に全滅させてしまうことで、そういったデメリットを払しょくしている感がありますね。過去作によって得られた教訓を、正しく活用しています。
 いやまあ、そもそもの出番さえ無くなってしまうことが、彼らにとっての幸せなのかといえばそれはまた別の話になるんだろうけど。
 とりあえず、グリードと敵対する組織が存在すると印象付ける役割は果たせましたし、オーズのバックアップ要員は出てくるだろうし、本当にお役御免なんだよな。


 主人公・火野映司
 敵組織が超古代の存在っぽいこともあって、どことなーく五代リスペクトな主人公。
 彼に関してはまとめて書いちゃうけど、余裕で拳銃を当ててみたり、朝からの付き合いを「長い」と評したり、楽して助かる命は無いと言ったり、パンツ一丁で包囲されても動じなかったりと、キャラの方向性は似ていても、内面は更に軽く、背景はもうちょっと重く味付けされてそうな感じですね。
 「行けますって、ちょっとのお金と明日のパンツさえあれば」というある意味名台詞でキャラの味付けをしつつ、困ってる人間を決して見捨てられないというヒーロー性も描写する、まっこと優等生的な構成でした。


 鴻上ファウンデーション会長・鴻上
 いちいちケーキ作ったりしてるのはちょっと意味が分からないなあ。いや、単なるキャラ付けとか、グリード&オーズ復活を心より喜んでる描写とか、そんなんでしょうけど。
 何というか、加賀美パパの奇行(ヴァイオリン演奏とか)が最終的に単なる奇行で終わってしまっていたので、それが尾を引いているのかもしれない。
 しかしこの会社、財団X出資の予感がプンプンするぜw


 ヤミー(雑魚怪人の総称)
 実録! 幹部がヤミーを生み出すまで!
 というわけで、実際の制作手順を見せることでヤミーはどういう人間から生み出されるのか、何をエネルギー源としているのかを、分かりやすく描写しています。心の花がしおれてるぜ~。
 これ、「たくさんご飯を食べたい」だとそこら辺の食い物屋を襲ったり、「誰よりも強くなりたい」だと無差別に格闘家を襲ったりするのかな。でも、今回のヤミーを見る限り、外見はあくまで生み出した幹部怪人に連なるもので、宿主となった人間の欲望は関係ないっぽいね。
 いざとなったら、抱えている欲望絡みでいくらでも人情話を展開できそうだ。


 自販機を持ち上げるヒロイン
 これ、元そっち関係の業者だった人間として真面目にコメントしてみると、通常、自販機というのは「足」にあたる部分をコンクリにぶッ刺したりして固定してるんですよね。盗難対策で。
 だから、彼女が持ち上げることに成功したのは、性質上、地面へ固定されていないライドベンダーならではの描写なのです。いや、固定されてても引き抜きそうな迫力あったけどw


 鳥の幹部怪人・アンク
 他の幹部怪人と敵対していて、肉体構成のメダルはあまり手に入れられなかった代わり、コアメダルとベルトをがっつり手に入れていったと、今のところそのくらいしか分からない。あとは、火野を上手いことけしかける描写から、こずるさを感じるくらいか。
 彼に関しては、来週で自己紹介してくれるっぽいですし、それと今週とを合わせて考えないと感想書きづらいですね。


 コアメダル
 幹部怪人を構成する心臓部。多分、がらんどうになってたベルト部にはめるのでしょう。
 奪い合いを行っていく方向性は今週で示されてるし、現在オーズが所有しているメダルも取られたり取り返したりするんだろうね。


 火野「変身なら任せろー!」(タカ! トラ! バッタ!) ヤミー「やめて!」
 ヤミーがガチで説得にかかってるのが面白いw そういえば、無関係と思わしき火野には攻撃しなかったり、何気に彼は紳士力が高いね。
 もちろん、変身されたら困るから説得してるんだけど、それだけに、あの場でヤミーが言ってたタダでは済まないという言は割とガチっぽいなあ。
 戦うことでリスクを負うライダーってのも珍しいな。


 仮面ライダーオーズ タトバコンボ
 頭部から順にタカトラバッタで構成する基本フォーム。歌は気にするな!
 胴体がトラの関係上、腕のクローは普通に使えるので、基本フォームにありがちな徒手空拳状態ではないんだね。
 オーズの特徴を表すため、各部位の長所を描写(バッタの脚部が凄いキック力を発揮したり)するのに腐心した戦闘シーンとなっていた為、殺陣的な面での面白さはあまりなかったかな。
 そこら辺は、来週以降に期待でしょうか。


 仮面ライダーオーズ タカキリバコンボ
 頭部から順にタカカマキリバッタで構成するフォーム。ルナドーパントをボコるのは任せろー!
 ぶっちゃけ、ちょっと攻撃喰らっちゃっただけで、タトバコンボのままでも余裕で倒せそうな敵でしたから、ここでフォームチェンジしたのは玩具販促の都合まだオーズの力が安定してないとかそういうところでしょうか。
 敵が弱かったこともあってタトバコンボとの差異はよく分からなかったかな。映画を鑑みると、トラのクローに比べてスピードと切れ味が増してるっぽいけど。
 今後は、メダジャリバーやトラのクローでは手数が足りない時にチェンジしていくのかな。


 ガンバライドのCM

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 月影「また俺がボコられるのかよ!」


 今週のハトプリ
 いつもながら、この番組は子供達……ひいてはその保護者に向けたメッセージ作りが上手いなあと思ったり。
 今週なんて、明らかに子供達へ向けた親御さん擁護ですからね。
 そしてそれだけに終わらず、来週のムーンライト話に向けた伏線作りと、いつき&ポプリの絆強化も欠かさないのであった。

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by ejison2005 | 2010-09-06 04:05 | アニメ | Comments(2)
Commented by メメタア at 2010-09-07 12:56 x
息子が3歳になったので、オーズからちゃんと見たいと思います。
エジソンさんの感想、深く考察されていて、すげー参考になりました。
Commented by ejison2005 at 2010-09-10 23:48
>>メメタアさん
あざーす。
でも、タカキリバはコンボじゃなかったっぽいです。僕の考察なんてそんなもんだ。