週刊少年ジャンプ 10年 35号 感想
 ピッコロさん最後の輝き……!
 神コロ様になるくらいまでは、本当に頑張ってインフレへついて行ってたと思うんだけどね。いよいよパワーアップするためのロジックが尽きてしまい、前線から立ち去ってしまった。そして、ピッコロさん最後の輝きということは、天さん最後の輝きも近いのであった……。
 すごくどうでもいいことだけど、ドラゴンボールはここら辺(人造人間編冒頭部)が一番好きです。映画もクウラ~ボージャック辺りまでが一番好き。僕にとって、スーパーサイヤ人は戦士としての完成形のイメージが強いからね。それが活躍する部分に関しては贔屓目にもなる。


 スケットダンス

 安形はボッスンにマジギレしてもいいと思った。
 ボッスンの心意気だけは買うけど、これは本当に心意気だけで済ませといた方がいいと思うんだ。シャレになってない。

 あと、クイズも解答を漢字で書かれたりアラビア数字で書かれたりした場合、どうするつもりだったんだろう。


 トリコ

 あくまでも修行は修行ということで、今回の旅路においては、環境への完全な順能力を身につけるには至りませんでした。細胞も燃費を良くしたりと頑張ってたけど、基本的にはトリコ自身の創意工夫で補う形だったしね。それとも、オゾン草を食うことで細胞がパワーアップし、順応能力を高めるのでしょうか。

 それはさて置き、大自然の脅威に立ち向かうシーンの中に置いて、「諦めそうになるもののトリコに諭される小松」と「諦めかけたものの小松の懸命な姿を見て奮起するトリコ」というイベントを挿入していたのが、今回の白眉といえる部分でしょうか。
 積乱雲でのサバイバルという状況的な面白さに、トリコと小松のコンビ結成というオゾン草編におけるテーマ的な面白さも加えているわけで、実に丁寧な仕事であるといえるでしょう。


 ナルト

 カーチャン、いくらなんでも最期の言葉長すぎだってばよ……。最近の九尾さんは、本当に放置プレイ受けまくりだよなw


 ぬらりひょん

 チッ! 殺し損ねやがった! 愚図が! ぺっ(唾吐き捨て)。

 そんなわけで、元気に暗躍している鏖地蔵さんところの一派ですが、彼らの存在により、今後、おそらくは阻止寸前で生誕するのであろう晴明さんの立ち位置がいまひとつ予想できなくなってきました。
 僕的には、このシリーズで羽衣狐様と決着つけて、晴明さんは次シリーズのボスになるんじゃないかな~と思ってたんだけど、魔王の小槌に奴良家三代の血を吸わせて、鏖地蔵さんの黒幕も準備完了したっぽい感じがするんだよね。となると、シリーズひとつまたいでまでそちらを引っ張るとも思いにくい。
 まあ、僕の予想なんて滅多に当たるもんでもないので、考えないようにしとこうかな。


 ワンピース


 前回までの停滞感がうって変わって、今週は凄まじい速さで物語が進行し、非常に読み応えのあるエピソードになっていたと思います。これだ! このドライブ感が欲しかったんだ!
 特に良かったのは、ルフィが起こした一連の行動を「既に起こった出来事」として処理した辺りかな。
 これによる利点はふたつあって、ひとつは前振りなしに結果だけどどんと提示することによって、読者へインパクトが与えられる点。いわゆるひとつの陰獣方式ですね。それにここら辺はエピソードとして成立させられるほど困難でもドラマティックでもないから、冗長になってしまうのを防ぐこともできる(……つい先週まで物凄い冗長さだったけど)。
 もうひとつの利点は、海軍の反省会という形式を取ることによって、非常に複雑な理由で警備が手薄になっており、だからこそルフィがこれだけの無法を働くことができたのだと、自然な流れで説明することができるという点。これ、実際のイベント中にジンベエなりレイリーなりがルフィに解説してたら、ものすごく間延びしちゃってたと思うし。それに、オックス・ベルだの16点鐘だのというのはワンピ世界の専門用語だから、どれだけ事前に「それをやるとすごいんだぞ~!」と力説されたところで、僕は感情移入しきれなかったと思う。今週のお話を読んで得られたドキドキは、事前に世界中の人間が騒いでいる状況を描写し、「とにかくルフィはこの世界を揺るがす何かを成し遂げた」という前提で読まされたからこそ、発生したものだと思うんだ。

・ストロングワールドとのリンク
 ストロングワールドに関しては、おそらくは僕の読みこみが浅い故に、時系列がいまひとつよく分からなかったのですが、どうやらこの後に起こる出来事だったみたいですね。
 いやまあ、0巻に書かれてた例のアレがあるので分かってるっちゃ分かっていたのですが、どうやって合流するのかとか、見当もつかなかったからね。ようやく現実味を帯びて感じられた。
 ついでに、ストロングワールドを見ていた時、海軍無力すぎじゃね? と思っていたんだけど、あの無力さにはこういった背景があったんだね。納得した。というか尾田先生、ここら辺の流れをあの映画に組み込んでたってことは、一年かそれ以上前の段階において、既にここまでの構想を練っていたってことなのか。ぱねえ。ぱねえとしか言いようがねえ。
 ちょうどDVDも出ているし、今もういちどあの映画を見ればけっこう新しい発見があるかもしれませんね!


 めだかボックス

 縫合格闘技のくだりで、くらくらするくらいの西尾節を感じました。
 で、まあ、ラスボスであるところの球磨川君は別格として、マイナスのスタンダードモデルとして登場した江迎さんの顔見せが終了したわけですが、うむ、やっぱりマイナスの定義がよく分からん。能力の制御をしない連中とか言われてたけど、バッチリ制御してたしなあ。
 普通、こういうキャラってのは敵がどんな存在なのか、そのモデルケースとしての役割を果たすべきなんじゃないでしょうか。普通だからこそ、裏をかく意味もあるわけだけど、今回の場合は単に裏をかいただけで終わってしまっている気がする。


 瞬間ヒロイズム(読み切り)

 ワンピースとナルトとうろおぼえウロボロスと仮面ライダーWが大好きなのはよく分かりました。


 ブリーチ

 市丸「で、自分なにができるん?」
 神殺槍「13キロ伸びんねんでー」
 市丸「なん……やと……?」」
 神殺槍「それだけやないで! 音の500倍くらいの速さで伸びるんや!」
 市丸「え……そうなん? まあ、それならまだ使いようが……」
 神殺槍「嘘やけどな……ああ! 堪忍や! 折らんといて!」
 市丸「お前、本当ええ加減にせえよ!」
 神殺槍「正直に話すとな、自分は刃の内側に猛毒が仕込まれてんねん」
 市丸「うそ……やろ……? 何で内側なん? 何で表側に仕込まれてないん? それでボク、どうやって愛染隊長を殺せばええのん?」
 神殺槍「フフフフフフフフフフ……」
 市丸「ああ! ちょい待ち! なにM78星雲の宇宙人みたいにフェードアウトしとるん? あーもう! 外れ掴まされたわ!」

 市丸隊長はこのような刃禅を経て、それでもどうにかこうにか、神殺槍で愛染隊長を殺せるようなお膳立てを整えながら、ここまで来ているわけです。そりゃあ確かに、隊長格の皆さんが援軍に出てきた時は、見ていてはらはらしたことでしょう。万が一、そこで愛染隊長が倒されてしまっていたら、これまで色々考えてたのは何だったんだって話ですからね。彼の苦労が報われて本当に良かった!
 今週の煽りは『貫くは意志…!!」となっているわけですが、これも市丸隊長の半生を端的に表した、名文句であるといえるでしょう。


 逢魔ヶ刻動物園

 第1話の回想シーンにおいて、園長があまりにも現代の子供っぽくない(ファンタジー世界の「村の子供」みたいに見える……ウサギをいじめるという行動も含めて)というのは地味に気になってたんだけど、なんか本当に、永い眠りから復活した超古代文明人みたいなリアクションをされてしまいました。
 でもこの人、世界中を回って動物達を集めたんだよね? その間、移動手段はどうしてたの? 動物園はどうやって設立したの? というか、毎日食ってる食料やその他雑貨品はどこから手に入れてるの? という疑問も同時に湧いたという……。
 設定が練られてないといってしまえばそれまでですが、それは同時に、こういった特殊環境にある動物園がどうやって食料を入手しているのか(人間と交渉を果たしているのか)など、話のネタにも十分なる要素へ全く気付けていないという問題にも繋がるため、事態はより深刻なものであるように思えるわけです。

 それにしても、ボクシングやってればあれだけ分厚い紙の束を無造作にビリッと破けるものなんですね。僕もやっとけばよかったよ。


 リボーン

 わーい覚悟を見せてくれたよー。まあ、見せてくれたのは本当に覚悟だけなんですが……。

 例えば面接の際、企業は具体的なエピソードでもって自分の会社に対する熱意をうかがおうとします。それは口先だけで「俺はやる気があります!」と言われても、そんなの言うだけなら誰だって言えるからなのです。
 もっと言うなら、政治家の公約ですかね。あれだって言うだけならどんな誇大妄想も口にできます。問題はそれを実行するかどうか。言葉だけの決意になぞ、一文の価値もないのです。

 ドラゴン紫龍は、ジャミールへの道すがらに存在した数々の障害を乗り越え、更には自分の命を捨てることで自らの決意がいかほどのものであるのかを示しました。
 ツナ達も、「うおおー! 俺達は覚悟があるぞー! 山本やクロームのために炎を燃やすぞー!」とかやってないで、もうちょっと何か障害を乗り越えることによりエピソードを生み出し、それでもって決意の程を見せるべきだったんじゃないでしょうか。


 こち亀

 色々置いといて、雑巡査の得意顔が生理的に不快で、死ぬほど気持ち悪かったです。とてつもない不快感だ。

 本編ですが、なんで雑学王が熊の対処法すら知らないんだ? という残念ポイントはさて置き、ボルボのくだりを話すところまでは、筋としてそれほど悪いものでもなかったと思います。ただそこから、ただただ雑巡査の特技をマンセーして終わりだったのはどうかと思うんだぜ。
 彼の場合、雑学をひけらかしたがるのは明らかに人間的欠点なんだから、そこはボルボ話の教訓でもある「実体験こそが重要」という点をきっちり学ばせないと、彼に関するエピソードとして、オチていないと思えるのです。

 昔のこち亀だったら、終盤部分で雑巡査が実体験の大切さを知るものの、今度は何でも実体験で学ぼうとする極端な性格に生まれ変わってしまい、「お前のせいだぞ! 何とかしろ両津!」と部長がおしかりになるところまでがワンセットだったと思います。というか、極端に生真面目な新人巡査を両さんが教育するという話が、まさにそういうオチだっただけなんだけど。

  あと、足指の関節は根元の第一関節が肉に埋まっているせいで非常に分かりづらいため、もうちょっと分かりやすい知識を披露して欲しかったと思う。

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by ejison2005 | 2010-08-03 03:55 | ジャンプ感想