超・電王トリロジー B&Y 感想
 Episode BlueとEpisode Yellow見てきたから感想書くよ!
 Episode Redは……うん……普通に公開終わってた……。まあ、DVDを楽しみにしよう。


 Episode Blue

 キャラ的にも控え目で、変身後は武器になるという関係上、どうしても一歩引いた立ち位置になっていたテディを前面に押し出した作品、という印象。幸太郎自身は、初登場時に十分主役級の活躍をしているしね。

 どちらかというと、キャラクターの内面を重視した作りになっているためか、アクション自体は少ない上に負け戦が多いのが不満点ですが、「大切な人の消失」というテーマはきっちりかっちり消化しているのが好印象。
 特に、中盤まではデンライナー組と完全にかい離していて意義を見いだせなかった契約者側の事情が、物語の進行と共に幸太郎とテディのメタファーとして機能し、重要さを増していく手際は見事としか言えません。

 ただ、重ね重ねになりますけど、やっぱり電王が負けっぱだというのは残念だよなあ。ものすごい強敵が相手だったので、というのならまだしも、マンティスイマジンはそこまで圧倒的な強さを持っていたわけではないし。
 いやまあ、嬌声を耳にして脱力してしまったところへ毒霧喰らったんだから、そりゃ負けたりはするのでしょうけども、でもでも、リベンジシーンは是非入れて欲しかった。だって、彼らは仮面ライダーなのだから。
 そこら辺はウルトラマンシリーズが非常に上手いのだけれども、過去の主役キャラを続投させるのなら、活躍シーンは是非とも作って欲しいものなのです。だって、それがファン心理というものだから。
 劇場版ディケイドにおける昭和ライダーの扱いといい、どうもライダーシリーズは過去作に対してぞんざいな扱いをする印象があるなあ。
 以下箇条書き。

・王子関連
 本当にお前は何しに来たんだよwwwwww
 でも、登場人物全員を出そうとするトリロジースタッフの心意気は……嫌いじゃない。

・幸太郎だとイマジンは基本武器化するらしい
 しかし、デネブが憑依するとベガフォームにフォームチェンジするという罠。
 基本、ライナーフォームやゼロフォームと同じ思想で作られたライダーだからなんだろうけど、そこら辺の差はどこからやってくるのだろうか。そこ! スーツを作る予算ガーとかつまらんこと言い出さないように!
 ぶっちゃけた話、デンガッシャー使えばいいだけなんだけど、空気を読んでちゃんとキンタオノを振り回す幸太郎マジいい子。

・マンティスイマジン
 ギリギリになるまで契約の履行を待っている辺り、これまで登場した敵イマジンの中ではかなり律儀な印象を受ける女性型イマジン。あるいは、単にドMだったから放置プレイを楽しんでいたのでしょうか。
 基本戦闘力もそれなりのものがあるし、毒霧はなかなかに強力な能力なんだけど、やっぱり、電王を倒すには、かなり役者が不足しているかな。モモタロスに対して、油断しすぎだと言い放つキンタロスのツッコミだけではカバーし切れていないと思う。
 特に、ガンフォームで戦った時は、結構電王が普通に動いていたので余計にそういう印象を受けた。あそこは、もっと怪我で苦しむ描写を入れて、敗北に納得のいく理由を与えて欲しかったな。
 本調子のNew電王には歯が立たなく、あっさり爆死。

・契約者 未来
 みっみっミラクル♪ みっく(ry
 しかしこの人、どうやって未来から飛んできたのだろうか……。
 この子に関する描写は小林脚本らしく、見ている側に嫌われる要素を前面に押し出しつつも、上手にフォローすることでそれを和らげていたのが印象的。彼氏を優先してはいたものの、別にお婆ちゃんをないがしろにしていたわけでもないし、偽者(いや本物だけど)と勝負していた時の嫌々っぷりも、状況を考えれば至極当然のものではあるし。
 何より、それを見せた直後で、偽者(いや本物だけど)がお婆ちゃん大好きっ子ぶりを見せることで、心の根底ではちゃんとお婆ちゃんを敬っている、というのが伝わってくるのが良かった。
 それだけだと単なるイイ話だけど、上に書いた通り、彼女に関するアレコレは全て幸太郎とテディの関係性へのメタファーとして機能しており、主人公である幸太郎に己の間違いを気付かせる役割を果たしていたのがグッド。
 ラストシーンはちょっと切ないけど、救いを与えるものにはなってたしね。



 Episode Yellow

 トリック・スターとして海東の活躍を描きつつ、母からの手紙を救うことでヒーローとしての魅力も描き出すことに成功していたと思う。殺陣に割かれた尺も多く、電王組もそれなりに活躍している。
 同時に、新キャラクターである黒崎の物語としても、さほどの不足を感じさせずに機能しているのがすごいね。難点として感じたのは、母に対する憎しみが説明台詞でしか語られてなかったことくらいだし。
 というかまあ、今回、海東の役回りは黒崎に己の間違いを気づかせることであるわけで、「内面に問題を抱えた人間」として登場し、「他者との出会いや交流を通じて問題を認識・克服した人間」となった黒崎の方こそ、このエピソードにおける真の主役なのかも知れません。
 うむ、主役パワーだというのなら、唐突にケータッチを出現させても仕方がないな!
 以下箇条書き。

・パスは戦闘後に回収してました
 TV放送時からずっと気になっていた事実が、今、明らかに! いちいち探し回ってたのかよw
 しかしまあ、確かにパスやアクセルメモリをいちいち大事にしまってたら格好がつかないよなw ヒーローがヒーローらしく振る舞うには、陰でこんな苦労をしなきゃならんのだねえ。

・仮面ライダーG電王
 今時珍しく、防御力に重きを置いたライダー。やたら強く見えるのは、イブによる先読みで相手より早く攻撃を当てていたからですね。アックスフォーム相手だと普通にパワー負けしかかったことを考えると、スペック自体はそんなに高くないのかもしれない。やっぱりバリア特化型なのかな。

・コハナさんはおろかオーナーにまで喧嘩売っちゃう黒崎
 あーあ死んだな、と思った。お前、コハナさん相手にあの程度のバリアが通用すると思うなよ。電王界の裏ボスに舐めた口きいて安穏とした日常が過ごせると思うなよ。
 オーナーが良太郎にパスを貸してくれたのは、内心、ムカついてたからだと思う。

・野上両親の残したもの
 何とも残念画力だった件。
 おいwwwせっかく劇場板一作目で両親に良いイメージ作ってたのに、色々と台無しじゃねえかwww
 うん、まあ、あの姉弟の親だもんなあw
 そして恐ろしいことに気づいたんだが、タロスズがデンライナーにいないと、この喫茶店はツッコミが存在しねえ……! 画力についても完全スルーだし。

・仮面ライダーディエンド コンプリートフォーム
 ぶっちゃけ必殺技専用形態。実は複数カメンライドと必殺技同時使用はノーマル状態でも可能なため、今回だけだとあんまり差異は分からないという。しかしまあ、こまけえこたぁいいんだよ!

・アタックライド! ゲキジョウバン!
 それにしてもこのディエンドライバー、ノリノリである。
 劇場版ライダー勢の必殺技同時使用はやっぱり格好良かったなあ。難点を挙げるなら、エフェクトが多すぎで誰が何をしているのか分かりづらかったことと(まあ仕方なくはある)、カメラワークがちょっと単調だったことでしょうか。
 ところで、自分が担当したシリーズの続編だというのに、牙王さんがハブられている件。

・「未来で」
 このシーンは、そのまま自分の時間で母に花束を渡すことが予感させられる、味わい深いものに仕上がっていたと思います。言葉にしづらいんだけど、あえて予感させるに留め、直接その場面を描かなかったのがすごく良かった。

・でも全部オーナーが持っていくという
 何ともグダグダかつ、ひどすぎるオチで吹いたw しかもこれ、無駄に長い尺を使ってるんだぜ。流石オーナーは裏ボスやでえ!
 しかし、この二人はそろそろ競技の方向性を見失ってると思う……。

・海東は大切なものを盗んでいきました
 何やかんやでごまかされそうになるが、ドロボウ行為そのものは普通に完遂しているという。
 おい黒崎! 騙されるな! そいつはやっぱり捕まえなきゃいかんぞ!

・写真館
 が来てるということは、密かに世界崩壊の危機が訪れてる件。ウラタロスー! お前の言葉はあながち間違っちゃいねえぞー!
 コーヒー飲んでる場合じゃねえ!


 まとめ

 といっても、Episode Redを見てないから全然まとめてはいないわけですがガガガ。
 Blue、Yellow共に、あるキャラに焦点を当て、その人間的成長を丁寧に描いた良作だったと思います。ベネ!
 Redを楽しみにしながら、今回はここまでで。

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by ejison2005 | 2010-07-02 04:34 | アニメ