週刊少年ジャンプ 10年 26号 感想
 リボーン

 ツナが自分自身でボンゴレボスの道を選ぶというよりは、状況が他の選択肢を許さない感じになってきたエピソード。汎用人型決戦兵器をデデンと登場させて、「君がこれで戦わないと人類滅ぶんで後ヨロ」と言うようなもんですね。
 この展開で問題となるのは、「肥大化したボンゴレファミリー」の何がどう悪いことなのかがサッパリ伝わってこないため、9代目が詭弁を弄してツナの思考を誘導しているように見えてしまうことでしょうか。例えば、同じような境遇の漫画主人公として、やはりギャング・スターを目指した男ジョルノ・ジョバアーナが挙げられるわけですが、彼の場合は組織が麻薬流通に携わっており、自身の心情としてそれを許せないことから、どうしてもディアボロを倒し、組織のボスに上り詰める必要があったわけです。
 それと同じように、例えば肥大化したファミリーの一部が麻薬流通に携わってるとか、死ぬ気の炎が裏社会で蔓延する原因となってしまったとか、組織改革を必要とするだけの、具体的な理由を提示して欲しかったところです。むやみに権力を広げる戦い云々と言ってるので、きっとアメリカライクに、巨大な存在となってしまったがために、外部との戦いを常に求めるとか、そういう流れにもっていきたかったのではないかと思いますが、描写が足りないよなあ。
 ここら辺は、今後ツナが生きていく上で、重要な判断材料となっていくため、先週までのコメディ部分を削ってでも盛り込んで欲しかったな。


 ワンピース

 ステリー少年は天才だ天才だと言われてる割に、いまいち言動行動が賢くないなあ。所詮は八歳児と言われてしまえばそれまでですが、目の前にいるのは君を預かってくれてるおウチの御曹司なんだよ? 腹で何を思っているかはともかく、そんな態度でいいの?
 例えば、同じような境遇の漫画キャラとしてディオ・ブランドーなんかが挙げられるわけですが、彼の場合は、

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 いきなり愛犬を蹴り上げて見せただァーッ! 人間にへーこらする態度に虫唾が走るのだ!
 やべえwwwwwディオ様こんなレベルじゃなかったwwwwwうぇwwwうぇwww
 ステリー少年はかちこいな!

 あと、仮にステリー少年が家を継いだ場合、あなた方の家系は血が途絶えますが、お貴族さまとしてそれでいいんですか?


 ナルト

 本編全然関係ないですが、この漫画は登場人物の裸体を見るたびに、たるんだ体してんな~と思います。いや、別に太ったりしているわけではないんだけど、戦闘者の体に見えんのよ。
 まあ、つまり、ナルトのお腹が赤ん坊のようにぷっくらしているということです。

 そして、封印解除シークエンスの「やりたいことは分かるが全く効果的ではない演出」もまた、いつも通りの岸本節でした。平常運転ですね。


 ぬらりひょん

 泣き疲れて眠るゆらちゃん可愛いお(^ω^)ペロペロ
 爺さん! テメーは出番も少ないし全く役には立たんかったが今回は実に良くやった!
 で、なんでしょうけらすぐ死ぬん(´・ω・`)

・ラストで当然のように仲間へ加わっている天狗の皆さん
天狗A「うわー! 駄目だー!」
天狗B「助けてくれー!」
天狗C「母さーん!」
天狗D「く……鞍馬最強の天狗部隊と呼ばれた我々がこうも簡単に……」
 ↑来週冒頭部の予想。


 少年疾駆

 今回のあらすじ:主人公達はチャンピオンズリーグを目指す決意を固めたのだった
 うん、前回ラストと全く状況が変わってないですね……。ライバルが複雑そうな家庭事情を抱えているっぽいということくらいしか、初出の情報がありません。

 他の作品でもそうなんだけど、何でこう、何クールか続けられるという保証もなく、ファンも居ない新連載直後のエピソードに、こういう毒にも薬にもならないような箸休め的エピソードを持ってくるのでしょうか。もっと状況を動かそうぜ! 新しい情報や人物を出そうぜ! 読者の予想を裏切ろうぜ! 熱くなれよ!


 サイレン

 何でかは知らないけど、ハルヒコが次の瞬間には死ぬんじゃないかと思ってドキドキしながら読んでた。実力的にエルモアウッドより一段落ちる上、台詞もいちいちかませ犬っぽいんですもの。
 本編ですが、以前に触れた通り、現在を変えれば未来側の生き死にも変わるため、ここでジュナスの手によってマリーが殺された後、現代でジュナスとの決戦→マリー生存ルートですかね。時間改変の設定と、エルモアの未来予知との合わせ技によって逆に生死が読みやすくなってしまい、ドキドキ感は減じてしまっている気が無きにしもあらず。


 メタリカメタルカ

 どうやらクェイサー的な能力を持ってるらしいミネアが具体的にどう凄いのかも、離ればなれとなっている父ちゃんとの間に何があったのかも、何故メタルシティへ到着することがミネアになることへ繋がるのかも、一切明かされないまま終了した第3話。
 メタルシティへと到着した以上、さすがに来週にはある程度の情報が明かされるのでしょうが、それはすなわち第4話こそが本当の意味での第1話だったということであり、これまでのエピソードがほぼ白紙提出に等しい出来だったという、驚愕の事実に繋がる推測なのであります。新連載でそれって逆に凄いな。

 あと、今週のエピソードにおいて真に恐ろしいのは主人公の能力ではなく、棒を振っただけで悪漢共をまとめてなぎ払ったその怪力だと思います。


 銀魂

 大人の事情が多分に絡んだエピソード第一回。ああ、ひょっとして次郎長編で急に春雨がどうのと言い出してピラ子とかの出番が無くなったのって、映画に合わせて本編の展開を変えたりしてたのでしょうか。そうだとしたら、あの途中から感じたちぐはぐさも理解できますね。

 本編ですが、こちらの予想を綺麗に裏切ってくれていたのが好印象。ギャグは確実にキャプテン狙いの人が面白かったです。本人達もそういうことを言ってますが、高杉一派は規模の小ささがボスキャラとして難点だったわけで、神威となんやかんやで仲良くなり、最終的には勢力を拡大させるという流れでしょうか。


 トリコ

 いやいやいや、食材に選ばれるって言葉通りの意味かよw
 というわけで、食材っつうかフォースに導かれてる感じのセンチュリースープ調理光景でした。わざわざセツ婆に会いに行って何をするのかと思えば、普通に味見してもらってアドバイスもらっただけだし、しかも、そのアドバイスに従って成長したとかではなく、何かナチュラルに行動してたら実践できてましたという流れですし、ちょっとこれは残念だったかもしれません。「既に凄い人」であるトリコが超回復していくのはともかく、「これから凄くなる予定の人」である小松の描写がこれじゃあ、頂けないぜ。材料の質がセツ婆に遥か劣るという問題も克服できてないしなあ。

 事前に出汁ペリカンという鳥を登場させることで、ペンギンの唾液によってスープが完成するシークエンスへの違和感を減じさせていたり、ここぞというところで活躍することで、サニーが四天王の凄さとトリコへの友情を見せてくれたりと、細かいフォローが光るだけに、残念さが一層増しているのです。


 いぬまるだし

 本当、昔ワルかったと言う人が反省もせず武勇伝っぽく語ってるのは何だろうと常々思っているので、胸がすくような思いでした。


 LOCK ON

 やめて! 休日に男二人で動物園に来たり……女の子を使った脅しがチューするぞだったり……そんな彼らを殴らないであげて! この人達……可愛そうな子なんだから!


 バクマン。

 というわけで、先週の引きは本当にただすんなりと連載開始させず、読者の不安を煽るために入れられていただけでした。分かっちゃいたことだけどさあ……。
 ガモウ先生のスクラップアンドビルドっぷりは、もはや芸術的でさえありますが、僕としてはもうちょっとこう、ただ突き崩すのではなく、上に積み立てていくことを期待したいんですけど。
 それに、会議シーンで「俺達は作家の人生を左右してしまう……」という台詞があり、今回の連載決定に至る流れは全てその考えのもとに展開していくわけですが、元々、エイジに劣っている作品ならジャンプに描かないと言い出したのは亜城木コンビなんですよね。あなた方は亜城木コンビのパパでもなければママでもないのですから、これで関係を打ち切るというのは普通にありだと思いますよ。

 あと、三人手掴みでケーキを食べるシーンはとても汚らしかったです。食事・風呂・排泄は生理に関わる部分であり、受け手が嫌悪感を抱きやすいシーンなので、もう少し品を保って欲しい。

・担当変更
 ボンビーを対戦相手に押し付けたんですね。分かります。


 ハンター

 げえっ! ユピーが死んだァーッ! ウェルフィンさん凄いな! 大殊勲じゃないか!
 しかしまあ、これはちょっとユピーが油断しすぎてましたね。基本的に利用し利用される関係なのですから、オーラと肉体を絞りつくした状態での単独行動は避けるべきだった。じゃあ、他にどうすればって話なんですけども。一蓮托生となった状態で隠し事をした時点で、こうなるのは必定だったのかも知れません。

 休載期間になったので今後の展開を予想しときますが、先週、軽々しく「勝てば何でも願いを叶える」勝負を挑んだことと、恋患いというより、対戦相手としてコムギちゃんを欲していることから、コムギちゃんと再開を果たすものの記憶は戻らず、再び「勝てば何でも願いを叶える」条件で勝負を挑んでしまい、盤上の勝利をもぎ取ったコムギちゃんが、王に自害を願い、キメラアント編が終結するのではないでしょうか。
 ぶっちゃけた話、ネテロ会長の死を契機に偉い人達が全面核攻撃を決断しちゃえば王は倒せるわけで、その意味で王は既に死路へ入っているわけです。と、なれば、美しく終わらせるためには、コムギちゃんの手で散るのが一番なのではないでしょうか。幸いというかなんというか、キルアがコムギちゃんを背負いながらプフと問答したことによって、コムギちゃんが王の死を願うに至る種はまかれてると思いますし。

 僕、この推理にはちょっと自信あるよ! と、どうせ連載再開する頃には誰も覚えてねーだろと思って適当吹いてみる。

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by ejison2005 | 2010-06-01 05:37 | ジャンプ感想