週刊少年ジャンプ 10年 24号 感想
 クソワロタwwwww


 メタリカメタルカ(新連載)

 基本的には読み切り時の焼き直しみたいな内容なんで、感想も09年40号のそれに準ずる形ですかね。作品モチーフへの考証も取材も甘く、かといって、それらの不足を自身の想像力で補えているわけでもない。冒頭に主人公が発見した鉱石が、既に精錬済みであるかのように綺麗な結晶だった時など、あまりの絶望感に身震いがしましたよ(参照:未精錬の金鉱石)。
 ついでにつっこんどくと、村人に一切痕跡を感じさせないまま採掘・精錬・冶金等々、様々な作業を行うウォードさん一派の技術力は凄まじいですね。当然、これだけの人数が快適に作業を行い生活するためには、大量の食料や生活物資、そしてもちろん完成した武具を秘密裏に輸送する必要があるのですが、どうやらそれも易々とこなしていたようですし、あなた方はどこぞの国にでも諜報員として雇われた方が幸せな人生を送れるのではないでしょうか? 最後まで望みを捨てず、己にマッチした求人を探すべきでしたね。

 作劇面に関して触れておくと、「オレの名前は○○○! ○○○(という職業)になる男だ!」という路線の割に、主人公が目指す職業の魅力について、全く描写されなかったのが気になるところ。例えば、トリコなら主人公たるトリコ自身の超絶的身体能力と「プロっぽい行動・言動」を嫌というくらい描写しましたし、ハンターハンターなら、完成された実力・精神を持つハンターとしてカイトを登場させ、ゴンが旅立つにあたって、強烈な動機付けを行いました。

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 ↑結果。
 閑話休題はさておき、この路線で進めるのならば、ファーストインプレッションでミネアへの憧れを読者に植え付けるのは必要不可欠。それをし損なった時点で、新連載第1話としては大失敗なのではないでしょうか。
 次回以降での挽回に期待したいところですが、くどいようだけどモチーフに対するこだわりを感じられないし、望みは薄い……な。


 ワンピース

 ここまでの回想で分かったのは、ロジャーの息子として世界に居場所を見いだせなかったエースが、ルフィの存在によって救われたという事実なのですが、いかんせん、それを知ったところで既に故人なんですよね。エース。しかも、彼らが仲の良い兄弟だったのは、改めて語るまでもないことだという。
 大体が、回想という手法自体が物語の流れをぶった切る代物なため、それに加えて目新しい情報が全然ないという二重苦になってしまうと、停滞感が半端ないのです。

 結局のところ、この回想の狙いはエースの死に対する余韻を深めるという一点に尽きるのだと思いますが、それも過ぎればくどくなるだけなわけで、もう少しサラッと流すことは出来んかったものなのでしょうか。


 ナルト

 巨大イカがモトイさんを襲うシーンの唐突さはさて置くとして、これだとモトイさんが勝手に過去を後悔し、勝手にそれから救われているだけで、その過程にナルトも当のビーさえも、全く関わっていませんね。それとも、僕達読者のあずかり知らぬところでビーはモトイさんとのすれ違いに悩んでおり、ラストのグー突き出しは深い葛藤の末に導き出した彼なりの結論だったりするのでしょうか。何とも奥ゆかしい話です。


 リボーン

 このフレーズも随分と久しぶりに使う気がしますが、どう考えても京子ちゃんよりハルの方が理想の嫁だよな。おいツナ、これも久しぶりに書くがてめーはこの子のどこが不満なんだ? ああ?

 本編ですが、ここしばらくのギャグエピソードにおける真の狙いはシモンファミリーに関するミスリードにあるわけで、それを行うだけならエンマ君とツナが仲良くきゃっきゃうふふするだけでも十分であり、シモン守護者の皆さんに関してまでやる必要はなかったりします。それだと、シモン守護者のキャラは掘り下げられませんが、別に敵幹部ABCで終わってもいいじゃない。それはそれで重要な役回りだし、彼らに使ってる尺をエンマ君とツナの交流に回した方がおそらくは建設的だし、そもそも、先週にしろ今週にしろ全然キャラを掘り下げられてる気がしないし。

 大体、ボンゴレとシモンの対応する守護者が対立→和解というプロットの再生産でいつまで引っ張るんだというお話ですしね。


 ブリーチ

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 こwwwっwwwちwwwのwww台www詞wwwだwww

 まあ、ラストで右手と刀が融合したり、服に亀裂が走ったりしていることから、さすがにこれが最終形態ということはないようですけど、本当にこれはどういうことなんだろうか。これがシリアスな笑いということなんでしょうか。

 ところで、この展開で一番心配なのは、「これがパワーアップした鏡花水月だ!」とか言いながら、完全催眠能力が消えて別の能力が付加されるんじゃないかということですね。何せ、ジャンプにはレベルアップしたとうそぶきながら、「透明でかつ伸縮自在」という強力な能力から、「単なる伸縮・形状自在」という能力へと弱体化を果たした、クリード様という前例がありますから……。
 どんなに倒し方で困ったとしても、ラスボスのデフレ化による解決だけは避けて欲しいものです。


 銀魂

 ああ、良かった。空知先生も一応、次郎長と銀さんを対決させる気だけは残ってたんだ。つっても、茶番は茶番なんですけどね。本当、銀さんはいつの間に次郎長に対する理解を深めていたんだろう。彼の視点では、命を取られていなかったとはいえ、お登勢さんを瀕死の重傷に追い込んだ仇敵のはずなんだけど。
 あと、借りは必ず返すと吐き捨てるくらいなら、今この場で瀕死の男二人を始末して行ってはいかがですかね。


 べるぜバブ

 「崩拳!!」と叫んでるコマだけ地味に面白かったです。この世界の空手家は「正拳突き!!」と叫び、柔道家は「背負い投げ!!」と叫ぶのでしょう。剣道家も「面!!」とか「突き!!」とか叫ぶんじゃないかな。あ、それは現実もか。


 バクマン。

 どうしよう……亜城木コンビがドヤ顔で見せてる5ページちょい分のネームが、驚くほど面白くない……! その上、肝心な部分では港浦さんや高浜さんの絶賛リアクションでごまかしちゃってるんだぜ。それやるくらいなら、ネームなんぞ載せずに全部リアクションだけで押し通しちゃえば良いし、何とも中途半端な結果になってると思うのです。

 ところで、今週は読者に対し、「本当にこれで大丈夫なんだろうな……?」と気を持たせながら、ラストで高浜さんによる完全犯罪クラブageや自信満々な港浦さんを見せ、「ああ、やっぱり大丈夫だったんだな」と、安堵させるお話だったわけですが、それを意識するあまり、登場人物の(というか港浦さんの)行動が、かなり不自然になってますね。そんなに自信があるのならば、港浦さんは出来あがってる分のネームを見せ、早く周りの心配を取り除いてあげればいいのです。それをせず、やたらと勿体ぶってるため、まるで自分が漫画の登場人物であり、読者をやきもきさせる責務を負った存在だと自覚した上で演技をしているような、無理のある流れになってしまっているのです。
 しかも、第32話で、連載会議に提出するネームは誰でも読めるように置いとかれるのが基本だと明言されてしまっているため、そこでもまた矛盾を発生させるという、訳の分からない事態になってしまっているという。それとも、あれは締め切り後の話なのかな? どっちにせよ、完成してる分くらいは見せたれよ、先輩に相談する知恵を身につけたんじゃなかったのかよ、という感じですけど。

 多分、どう考えても完全犯罪クラブで一発当てるこの流れの中で、ストレートに提出しストレートに好評を得るとあまりにヤマもオチも無さ過ぎるため、無理やりに山場を作った結果がこれなんじゃないでしょうか。このネームで大成するとは思えないため、読者の不安を煽るべく用意されたシーンの数々に、妙な説得力が生まれてしまっているのはご愛敬ということで。


 ヘタッピマンガ研究所R(最終回)

 結論:いいから描け! 描いて描いて描きまくれ! 努力の数だけしか人は成長しない!

 身も蓋もないけど、全くもってその通りだと思います。


 保健室の死神

 この漫画のキャラは病魔に襲われた結果、パンチラやブラチラを披露してるけど、To LOVEるはごく普通の日常生活を送った結果、スカートめくりながら「出てこーい!」とか叫んでるわけで、ハデス先生ーっ! 早く来てくれーっ!

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by ejison2005 | 2010-05-18 01:50 | ジャンプ感想