週刊少年ジャンプ 10年 23号 感想

 トリコ

 うーむ、(師匠の助力が大きいのだろうけど)鉄平がゼブラを捕まえてしまったことによって、またまた強さの序列がよくわかんなくなってきたぜ。四天王は芸能界で例えるとSMAPみたいなもんで、その上にはまだまだ大物の芸能人が控えているとか、そういう感じで考えればいいのだろうか。

 物語的には、単に傷を治す話ではなく、アカシアのフルコースに関する事件を解決する話=GODの情報を得る話であると示されたことで、本筋を進行させてくれる意気込みを感じさせてくれたのが嬉しいです。

 あとはやっぱり、ライフに関する描写が楽しかったかな。グルメタウンもそうだったけど、しまぶーはこういう架空の街を設定して見せるのが上手いね。でも、ドクターフィッシュに吸いつかれるのはキモそうだぜ。ゾンゲ様もとんだ異種姦プレイだよ。誰得だよ。


 ナルト

 目の前に存在するのは、お前の中にある闇の部分だと、懇切丁寧な解説を受けておきながら、至った結論がソッコーでぶっ飛ばすことだったという、ナルトの思考回路に痺れました。君はスターウォーズのEP5辺りを見てみてはどうかね。自来也先生が草葉の陰で泣いてるぞ。

 あと、ビーの過去については、モトイさんが何の躊躇もなくペラペラ喋るのではなく、ナルト自身の行動によって、心を開かせた結果によって語られるべきだったんじゃないかな。努力によって友情を得、勝利を掴み取ろうぜ。


 ワンピース

 おいおい爺ちゃんの目、思いっきり節穴じゃねーか。作品的に威厳を保っていてもらわなきゃ困る人物なんだけど、株価が大暴落している気配を感じるぜ。
 お爺ちゃんは全てお見通しでした。全ては孫の成長を願ってのことなのです。というオチにしようにも、こういう生活を経た結果、ルフィもエースも海賊になろうという思いを更に強くしたんだろうしなあ。

・預けた山賊の家から(猛獣などが存在するとはいえ)結構近くにある無法地帯
 お爺ちゃん、エースとルフィが成長した暁には、海兵修行の一環として、ここの犯罪者達を皆殺しにでもさせるつもりだったのでしょうか。仮に僕が孫を持ったとしたら、もうちょっとまともな環境で育てようとすると思うのだけど。


 べるぜバブ

 話の流れ的には三木との決着をつけ、過去に生じたわだかまりを解消せねばならないのですが、まだ決着さえついてない段階で、その三木よりも強いボスキャラが登場してしまったことによって、悪い意味で事態が混迷化してしまいました。三木より強い奴がいると分かっている状態で三木を倒したとしても盛り上がりきれないし、かといって、三木より強い彼と戦おうにもその理由がないという。いや、理由の無さでは他の六騎星も似たり寄ったりですが。

 主人公と因縁がある三木ではなく、関西弁の彼を六騎星頭領としたからには、きっと何らかの意図があるのだろうと思いますが、どうなるんだろうなー。何の意図も隠されていない予感がするなー。


 ぬらりひょん

 ゴミのように蹴散らされる陰陽師の皆さんを見て、きくたけリプレイに登場する精鋭部隊を連想した奴は素直に挙手するんだ。

 本編の方は、順当に考えて過去に子供達を守り損ねたことのある青田坊が、清十字団を守ることでトラウマ解消するエピソードなのでしょうが、それをやるには清十字団への関わりが今まで薄すぎるため、どうにも盛り上がり切らなそうな予感がビンビンします。
 例え急造になるのだとしても、ここは青田坊と清十字団の交流に尺を割くべきだったんじゃないでしょうか。


 こち亀

 何の脈絡もなくデパートの売り上げが回復に向かう適当さ加減や、お子様ランチすら知らない中川・麗子コンビの「異常な金持ちキャラ」への改変ぶりは最早諦めるとして、今日、ちょうど墨田区役所まで住民票取りに行かなきゃだったんで、ついでに松屋へ立ち寄ってみたんだけど、営業終了してる階層がいくつかあってビックリしました。クロマニョン人からの進化過程などを一生懸命解説し、最も重要な部分である近代史をサラッと流す中学生用歴史教科書じゃあるまいし、ヤマもオチもイミもないお子様ランチの話など挟んでいる暇があったら、それに関してどう思っているのか、両さんの口を借りて語っても良かったんじゃないかな。


 サイレン

 スカージの皆さんが突破を図る直前と直後で通路の広さが違っていたり、直撃を受けてるっぽい人が腕をバッと交差させただけで耐えていたりと、フレデリカのバトルシーンがいまいちよく分からなかったです。なんか騙し絵みたいだ。

 また、こういう密閉された場所で相手を即座に焼き殺せないなら、フレデリカの能力はほとんど存在意義が無くなってしまうため、そういう意味でもこのシーンは微妙だったかもしれません。


 リボーン

 とりあえず、当面は不穏な気配を漂わせるシモン・ファミリーの真意を探る話が続いていくようなのですが、肝心のシモン・ファミリーに全然興味が持てないぜ。一応、笹川兄との関わり合いをもって、青葉君のキャラを深めようとはしているのですが、このどうでも良さ加減は何なんだろう。


 ハンター

 とんでもない大癇癪を発揮し、それでもって敵の大幹部を倒してしまったため分かりづらいですが、基本的に今のゴンはカイトを失った悲しみにくれているだけであり、親友たるキルアの役目は、悲しくても人は前を向いて歩かなきゃならないんだよと諭してあげることなのですが、そんな普通の文脈では語れない、得体の知れないパワーを感じる。


 バクマン。

 スイス銀行の責任者、もし彼が非常に打たれ弱い人物だったとしたら? そして、この事件の責任を感じて自殺したとしたら……? そんなことないって、どうして言い切れるんですか? あなた、そんな風に考えたこと、いままで一度もなかったんじゃないですか? 私はね、自分の犯した罪を罪と思わない人間、もっとも憎みます。冒険の書管理人でした。

 まあ、そんなわけでこの「完全犯罪クラブ」も、ひいてはそれを思いつくに至らせた亜城木コンビの尾行騒ぎも論外でしかないわけですが、それを置いたとしても、全然面白そうには思えないネタですね。ものすごい打ち切り臭がする。KTMの方がはるかに面白そうだぜ。

 ここら辺は、いちいち作中作の内容を紹介しながら進めてきたこの漫画の弱点で、実際に紹介する以上は、ある程度、読者に「面白いんじゃないか?」と思わせる内容or設定である必要があるんですよね。言うなれば、実際に盤面を見せながら進行させるヒカ碁みたいなもんで、今更ですが、これは重い重い枷だと思う。つっても、重ねて言いますが、前回今回こいつらが行ったことは論外なんで、それ以前の問題なんですけども。


 賢い犬リリエンタール(最終回)

 最終回なんで感想を書きますが、この漫画を読んでると、ズッコケ文化祭事件に登場した童話作家さんを思い出します。自分の頭の中に存在する「純真無垢な子供」を対象とした作品を書いてたってアレ。そんな彼が考えた脚本は、六年一組の手で徹底的に改変されたわけですが、この漫画も思いっきり同じ流れをなぞっていた気がしてならんのです。

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by ejison2005 | 2010-05-11 02:24 | ジャンプ感想