週刊少年ジャンプ 10年 21・22合併号 感想
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 ↑これを、

ユリっぺ → 菊川仁義(男坂)
音無&日向 → キリ&エルー(ダブルアーツ)
野田 → 戴宗(AKABOSHI -異聞水滸伝-)
藤巻 → 村山斬(斬)
TK → COOL(COOL -RENTAL BODY GUARD-)
椎名 → 村雨クナイ(謎の村雨くん)
その他 → その他ジャンプ打ち切り漫画の主人公
 
 に、入れ替えたMADか画像を誰かが作ってくれたら……こいつは……最高に気持ちがいいな……。


 ワンピース

 ううん。せっかくワンピ世界全体の情勢が目まぐるしく変化してきたというのに、ルフィの回想でそれをぶった切られてしまったのは、ちょっと残念です。それに、回想してまでことさらに強調しなくても、ルフィがエースを大切に思っていたことは、全ての読者が重々承知しているしね。分かっている情報を重複して伝えられるのは、ちと辛い。
 ただ、ダダン一家に関しては初出だし、彼らがこれを機会に物語へ深く関わってくる可能性も高いので、そちらに注目していきたいです。


 ナルト

「何でオレが困ってんのに助けてくんねーんだ……!?」
 って、そりゃアンタ、ビーは君の親でもなければ兄でもなく、むしろ場合によっては将来敵対する立場の人間なんだから、どんだけ困っていても助けてくんねーでしょうよ。

 しかし、尾獣を完全にコントロールした雷影の弟って肩書きだけ聞くと、確かに凄そうな気がしますね。実際のところは、鬼鮫がよく分からん作戦に傾倒していなければ、今この場には居なかった程度の実力しか備えていないわけですが。
 と、ここまで書いてから気がついたのですが、ナルトは鬼鮫と同格のペインを(一応)倒しちゃっているわけで、戦績だけで考えると、ビー<<<<<ナルトっていうことになるんだろうか。そういうもんじゃないとはいえ、なんか、急激にありがたみが薄れてきたな。


 ブリーチ

 最長の斬魂刀ではなく最速の斬魂刀だったと明かされたことによって、多少は威厳を取り戻したかのように見えた市丸さんが、今週はギャグっぽい描写で再びあっさり攻撃を防がれた上、もうちょっとで何とかなりそうとまで言われている件について。

 しかし、こないだの一心登場からダイレクトに崩玉発動まで繋げていても、ほとんど違和感がないよな。引き延ばしにしたってひどいもんです。


 ぬらりひょん

 おいおい三兄弟式神融合とか恰好つけといて、上着脱がしただけじゃねーか。むしろ刺青とか見せられたりして、恰好つけ返されちゃってるじゃねーか。最高のタイミングで不意打ちかましたんだから、そこはもうちょっと頑張ろうぜ。
 また、それを置いても三兄弟や黒田坊がどのタイミングでどのようにして離脱したかが不明瞭で、今週のバトルはちょっと物足りなかったです。

 ただ、ストーリー的には、妖怪サイドと陰陽師サイドが結束できるところまで進んだ上で、清十字団という互いにとっての要救助対象が窮地に陥るところまで進行させているわけで、停滞感を覚えさせないのは流石といったところ。
 ついでに清十字団への正体バレフラグも立ってきてますが、俺は清継君のフラグクラッシュ能力を信じるぜ! つっても、それじゃネタとして美味しいだけで、物語には全然絡めないんですよね。
 いい加減、彼らもギャグ円環を脱し、本筋へ復帰する時が来たのでしょうか。


 トリコ

 どのような原理で空を飛び、どのような生態の下で生命活動を維持しているのかサッパリ分からないリムジンクラゲは、トリコのレッグ技や自滅したトミーさんの切り札(笑)など、重要な場面でご都合要素が出張っていたアイスヘル編を象徴するかのような、超ご都合生物だと思った。
 これまでこの漫画に登場したクリーチャーは、どれだけトンデモな能力を持っていようと、現実の生物に通じる要素を必ず備えていましたが、こいつからは全くそれを感じないんですよね。完全に世界観を逸脱している。こいつの正体は、悪魔の惑星ブラックスターから地球侵略のためにやってきた宇宙怪獣か何かじゃないだろうか。誰もが勇気を忘れちゃいけない♪ 優しい心も忘れちゃいけない♪

 唯一、アイスヘルへ迎えに来るだけの動機と能力を備えているのがセツ婆だけで、しかし、彼女は個人であるがゆえに、通常の乗り物(トリコ達の乗ってきた巨大船とか)は使用不可能、ついでにライフへあっという間に到達できる程度の速度は必須! そういった縛りを受けての結果だとは思いますが、何とも残念な気持ちになるのです。

 ところで、乗り物で思い出したんだけど、滝丸の馬も地味に連れてかれちゃってるんだよね。今頃、馬刺しにでもなってるんでしょうか。


 黒子のバスケ(特別編含む)

 今回の黄瀬君に関する描写で素晴らしいのは、「これまでの限界を打ち破る」というイベントを「憧れへの決別」という彼の精神的成長へキッチリ結び付けていることですが、更に心憎いのは、このエピソードにて明かされたコピー能力の制約「憧れてる相手の能力はコピーできない」を踏まえた上で特別編をもう一度読むと、初見の時とは、また微妙に違った読感が味わえることだと思うのです。これ、コミックス化の際にも特別編→67話の掲載順を維持すべきだと思うな。
 また、今回のエピソードを見ていて気づいたのですが、
 黄瀬 → 憧れ
 黒子 → 考え方の否定
 青峰 → 競える相手
 という具合に、キセキの世代が他のキセキの世代に対して抱いてる感情って、今のところ個別化されてるんですね。緑間君だけはよく分かりませんが、「あえて袂を分かつという愚策を犯すことで~」みたいな自らのライフスタイルへの挑戦とか、そんな感じになるのでしょうか。


 バクマン。

 つまり……どういうことだってばよ!?
 いや、本当にサッパリ意味が分からないのです。お話が進行し、主人公がどういった行動を取るべきか迷うというのは分かるんだけど、その結果として、本当に意味不明なことをされても、読者は困っちゃうのです。人間が行動へ至る際には、必ず何らかの動機が存在しているものですが、今週のシュージンは、どのような動機の下でこのような行動に出たのか、皆目見当もつかんぜよ。
 唯一理解できる点があるとすれば、外部刺激へ事態の打開策を求めていることでしょうか。思考の袋小路へ陥った人間っていうのは、一人で悩んでいるが故に思考の袋小路へ陥っているわけで、その解決策が他者から発想を得ることだというのは、極めて自然なことです。

 ……と、ここまで書いて気がついたけど、要するに今週のシュージンは、服部さんに形を変えた「相談」をしているだけじゃないか! 今までの物語構造からも人間関係からも、1ミリたりとも脱却していないわけで、ドラえもん並に停滞したストーリーです。
 服部えも~ん! エイジに勝てるような道具を出してよ!


 銀魂

 えー!? 戦おうぜ! そこは断固として戦おうぜ! 乱戦でもいいから戦おうぜ! ただでさえ「次郎長という強敵を倒した後で華陀と連戦」という一番しんどい流れを努力レスで回避ているというのに、その上、「次郎長と一緒に華陀をボコる」という、更に楽チンな方向へ移行しているのは意味が分からんぜ。空知先生! 銀さんは主人公で、主人公の仕事は苦労することなんだから、そこはもっと心を鬼にしてあげて……!

 お登勢さんがピンピンしているのもかなりのガッカリポイントで、この人が元気そうにしていると作中全体に「何だか和解できそうな雰囲気」が溢れちゃって、せっかくのバトルなのに緊迫感が消失してしまうんですよね。何という茶番劇。
 死んだと思っていたヒロインの遺体が実は肉人形だったというあの展開を思い出しましたが、そういやあっちの漫画もこっちの漫画も、基本ベースは明治時代初期なのでした。だからって、こんなところでリスペクトしなくても良かったのに……。


 LOCK ON

 眼鏡外してアイドルモードはベタなキャラ付けながらも、ベタにはベタなりの良さがあるわけですが、この娘さんの濃ゆさはそういった何もかもを一瞬で吹きとばすだけのパワーがあると思った。

 あと、人間は比較対象で物事を判断する生物だから、いかに真田が濃ゆい人の魅力を引き出せるか力説するよりも、濃ゆい人の魅力を引き出せない平凡なカメラマンを一人登場させた方が、分かりやすかったと思いますよ。


 こち亀

 社会人からかき集めた血税を大量に投入し、ゴミみたいな応援団を結成して社会人を煽るというのは、今の世の中に対する何がしかの風刺なのかもしれないが、そもそも読者を不快にしているだけだし、きっと秋本先生はそんなこと考えてないのだろうという、絶望的な事実が私の胸を突きぬけていったのである。


 ボクのアイドル(読み切り)

 主人公に理不尽な要求を突きつける生徒会長と、それに諸手を挙げて賛同する役員たちの姿は、不快な男性キャラクターを書くことに定評のある河下先生の真骨頂という感じで、もうその時点で読む気がドンドン萎えていくのですが、それに加えて、アイドルに全く興味のない主人公にアイドル選出の仕事が押し付けられ、この企画にノリノリの生徒会長及び役員たちは全力でそれを拒否するという、整合性の無さに定評のある河下先生の真骨頂その2が同時に発動しちゃうと、僕の先を読もうという意欲は完膚なきまでにへし折られてしまったわけで……。
 一応、「面倒くさい仕事だから」と理屈付けらしきものをしている痕跡はありますが、それにしては役員たちのテンションが高すぎですし。そもそも、会長が凄まじい情熱でもって集めた女子生徒データブックから、適切な女子を選出して勧誘に向かうor向かわせればいいだけという気がするし。どう考えても、全くのゼロからこの主人公に行わせる理由はないよな。

 また、全体の流れとしても、「アイドルに興味の無い主人公が興味を持つようになる話」と「ヒロインに自分の考えを押し付けた結果、避けられてしまう話」とがひとつになってしまっているため、どうにも散漫な印象を受けます。ひとつの読み切り話というより、連載した作品の1話と2話をくっつけたお話という感じ。
 ジャンプNEXTでは、更にこの読み切りの後日談を載せるっぽいけど、それってもしかして、連載ネームとして用意した3話分のネームを使いまわしただけなんじゃ……。


 ハンター
                  
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  ら      l::!::::ト、  '、 _         ||::::::::::::::::::::::::ト:ヽヾ| | ̄ ̄ ̄`ヽ、
  な     r'"´||',::::',                 |:::::/l:::::|\:::ト、ヾ | |     / / \
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 あまりのシュールギャグっぷりに茫然としましたが、ラストの「天賦の才を持つ者が更に~」でようやく理屈付けられ、我に返りました。

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by ejison2005 | 2010-04-27 03:19 | ジャンプ感想