ヤングガンガン 10年 09号 感想

                l三`ー 、_;:;:;:;:;:;:j;:;:;:;:;:;:_;:;:;_;:〟-三三三三三l
               l三  r=ミ''‐--‐';二,_ ̄    ,三三三彡彡l_   需要を感じる・・・
              lミ′   ̄    ー-'"    '=ミニ彡彡/‐、ヽ
                  l;l  ,_-‐ 、    __,,.. - 、       彡彡彳、.//  
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ 1     ̄フ/l l::. ヽこ~ ̄     彡彳~´/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 いや、単発ネタだけども。


 魍魎の揺りかご(新連載)

 ええい! 夢はどうでもいい! 早くクワダテ先生を出さんかっ!
 まあ、そんなこんなで前作の人気キャラクターを交えての新連載。これは正当な続編なのかな? それともスターシステム的な何かなのでしょうか?

 と、いう些細な疑問に関しては、「作者の遊び心」以上の答えが出てこないし、心底どうでも良くはあるわけですが、しかし、
Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(どうして)How(どのように)したのか?
 という、根本的な情報さえも伝わってこないのは、心底どうでも良くはないわけなのであります。

 確かに先は気になるけど、それは伝えられてしかるべき情報が一切こちらに伝わってこないからという、説明欲求からくる感情であり、本来あるべき「テーマをどう消化するのか気になる」「あのキャラがどうなるのか気になる」という状態ではないんですよね。チュートリアルも何もないゲームで、更に説明書も同梱されていません、みたいな。世間ではそれをクソゲーと呼びます。

 確かに、最初に事件(イベント)を起こして読者を引き込むというのは有効だし、基本的に物語というのはそうあるべきだと思うけど、それは「最初に起こる事件(イベント)」だけで一話のページを丸々使えってことじゃないという、教訓を残した漫画として記憶に残りそうです。

 それと、殺人鬼さんの描写や先生の変貌から考えて、バイオハザードライクな設定の臭いがバリバリするわけですが、こういうのって、受け手が能動的に主人公を動かすゲームという媒体や、尺が限られている映画という媒体ならともかく、人気がある限り(なるべく)連載し続けていかなければならない漫画という媒体で、持続的に恐怖感を漂わせるのは至難の技だと思うんだけど、そこら辺はどう考えているのでしょうか。
 同じジャンルで生き残った例だと、学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEADPSYRENがありますが、前者はハナからゾンビを乗り越えるべきハードルとしてしか設定してないし、後者は超能力バトルになってるし、どうにも先行きが暗いと思うのです。トーナメントでもやりますか。


 荒川アンダーザブリッジ

 なんだか、ジャガーさんでたまにやる実験的エピソードみたいだ。やりたいことは分かるんだけど、そのセンスに地球人がついてくのはちと厳しいものがあるのです。しかし、読者にそう思わせた時点で中村先生の勝ちなのであった。が、それは真の意味で勝利と呼ぶべき代物ではなく、結局これは、勝利者なき戦いだったのであります。

 まあ、要するに誰得ですね。


 FRONT MISSION DOG LIFE&DOG STYLE

 皆で頑張ってガンダムを倒そうぜ! というお話。但し、主人公の救出対象はノリノリでガンダムのパイロットやっているがな! バーナード・ワイズマン伍長もビックリです。

 しかし、一人の「死者も」ではなく、「死傷者も」出していないというのは凄まじいなあ。ヴァンツァー乗りである以上、「撃墜=死」になる可能性が高いからということかもしれませんが、それでもすごい。潜入作戦の手際は確かに格好良かったけど、それでも吹かし過ぎじゃないかってくらいに凄い。

 まあ、こんな重大な任務で彼らのようなヘッポコ軍団が戦い抜いていくには、常木中尉にそのくらいの肩書きがないと説得力が無いってことかなあ。

 それにしても、彼らのやり取りを見ていると、何度も何度も撃退されちゃったせいで本当に人材が不足しちゃっているというのを感じられますね。あれだけ常木中尉を重要視していたというのも、頷ける話です。


 DARKER THAN BLACK~漆黒の花

 ものすごい勢いで幼女に死亡フラグを立てる話。この子が得意気に口を開くたびに、僕ぁ真庭蝶々さんを見送る真庭蜜蜂さんみたいな気分になっちゃったよ。何がこの娘さんをここまで駆り立てたのであろうか。しかもフラグ回避したように見せかけて、危険な状況でアイテムを取りに戻るという更なる死亡フラグを積み立ててるんだぜ?

 あと、ベイリーさんの能力は、能力者の優位性がさほど高くないこの世界において、凄まじい脅威だと思います。ヘイさんって結局、即死技が増えた近接戦士だもんな。


 マンガ家さんとアシスタントさんと

 今回の感想というより、この漫画全体の感想になりますが、主人公がリアルに脳障害を抱えた人のように思えて、見ていて生理的な嫌悪感を抱くというか、ありていに言って超キモイというか、耳の穴から小指を突っ込まれて脳味噌をグリグリかき回されているかのような、名状しがたい気分になるんですよね。

 本当、こういうこと書いてると我ながら人間力低いなあと感じるわけですが。でも、アサシンクリードで道を塞ぐ(自己検閲)を片っ端から(自己検閲)したのは僕だけじゃないと思うんだ。


 柚子ペパーミント

 何せ柚子さんだから仕方が無いという気もしますが、しかし、前回あれだけ苦戦していた相手に、ここまで優勢に戦っちゃうのを見ていると、何だかなあと思ってしまうのです。佐藤ゴツボ先生は意図的に王道から外してると感じられる描写が多くて、おそらくはそれが漫画家としての個性なんだろうと思いますが、こういう外し方は無意味だと思うな。

 あるいは、苦戦する柚子さんが覚醒して逆転し、そこでまた桜が吸血して逆転なんて攻防にすると、どこぞの少年漫画みたいなノリになってしまうから、それを避けたかったのかもしれないけど。

 それか、シャワー中に何かエロイ事を考えてドクドク鼻血を垂らしてたのでしょうか。うん、そっちの方がこの子のキャラだな。


 ニコイチ

 息子へのカミングアウトという、真琴さんにとって漫画キャラクター的な意味での最大試練は一番しんどいところを乗り越え、息子の人格や周囲の理解もあり、何やかんやで乗り越えられそうな雰囲気があるわけですが、しかし、学校等のいわゆる「世間様」へのカミングアウトという、真琴さんにとって社会的な意味での最大試練はまだまだこれからなのでありました。

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 んぐるわ会報(最終回)

 げげぇーい! 連載終了かい!
 いやこれ、書店でのフェアとかもやってたし、てっきり次期か次々期辺りでのアニメ化弾と思っていたので、ビックリです。まあ、それを言ったら、今のヤングガンガンはメディアミックスできそうな作品が飽和状態なわけですが。
 しかし、最終回で改めて思ったけど、松戸君という正ヒロインに支えられてるよね。この作品。とてつもない乙女力だ。

・つまり……どういうことだってばよ!?

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「――は間違っていなかった。が……ま……」

 死の間際、ついに会長はキラの正体を悟る。それを看取る松戸の邪悪な顔は、周囲を取り囲む生徒会役員達からは見えなくて――。

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「――の戦闘力は53万です。ですがもちろん、フルパワーであなたと戦うつもりはありませんのでご心配なく」

 校長先生を守るため、単身会長に立ち向かう松戸。しかし、会長の口から告げられる事実はあまりにも絶望的なものであり――。

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「――は一向に構わんッッ!」

 説明不要ッッ!

 まあ、真面目な話をすると、「あら里見 早いじゃない」って言ってるのが(また)留年した会長なんでしょうがガガガ。


 BAMBOO BLADE

 何と山田さんが勝っちゃったでござる。
 言うまでもなく、普通に作劇すりゃ、ここはウラが勝利してラスボスぶりをアピールする場面なわけですが、そこは王道回避で知られる土塚先生。普通には進めません。
 と言っても、土塚先生が凄いのは王道を回避することではなく、その後に回避してなお、面白く納得のいく展開を見せてくれることだと思っているので、期待したいのは次週以降ですね。

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by ejison2005 | 2010-04-18 20:18 | 漫画 | Comments(8)
Commented by くろいの at 2010-04-21 17:46 x
わぁいヤンガン感想だあ。

>魍魎の揺りかご(新連載)
三部先生は打ち切られなければ優秀な伏線作家なので、ジャンプで頻発する要らない介入や打ち切りに遭わなければ中々良い物が出来るんじゃないでしょうか。

ところでWORKINGは?
Commented by ejison2005 at 2010-04-22 00:41
>>くろいのさん
優秀な伏線よりも、優秀なクワダテ先生が出るかどうかにばかり注目している俺がいるw

四コマは感想書きづらいんですよね~。
Commented by くろいの at 2010-04-22 10:42 x
懲役済みなら出てくるんじゃね?
Commented by ELN at 2010-04-23 01:18 x
んぐるわは最近多い生徒会ものの一つって感じで空気のごとく読み流していたっすね。
ジャンプSQ編集部によるとYGはアニメにかなり力を入れてて、次々と売り込んではお金も出してるみたいっすね。
ここはフダンシズムをアニメ化して「おま☆てん」が非実在青少年問題でアウトになるのかどうかを見守りたいっす。
Commented by ejison2005 at 2010-04-23 20:21
>>くろいのさん
wktk
Commented by ejison2005 at 2010-04-23 20:21
>>ELNさん
そのSQ編集部によるとってのが、どこ情報なのかが猛烈に気になるぜ。
Commented by ELN at 2010-04-26 00:34 x
>どこ情報
SQに連載されている「」このマンガが絶対に売りたいんですーッ」といういろんな書店員と書店員さんが挙げた漫画家さんにインタビューするコーナーの情報っすね。テニスが来るまではSQで一番楽しみにしていたっす。
漫画家さんのインタビューで他者編集者が出てきたり、フェアリーテイルがアニメ化で売れてるという話を聞くと(このコーナーの担当がワンピースの初代担当だからという理由で)インタビューに向かおうとしたり、今月もいきなり「ウチは角川さんが大きな生命線です」から始まったりとかなりボーダーレスな話題が豊富っす。
そこでYGのアニメ化攻勢方針の話もしてたんすよ。
Commented by ejison2005 at 2010-04-27 13:33
>>ELNさん
情報ありがとうございまーす。
なんだこのコーナー、むちゃくちゃおもしれーじゃねーか!