2010年 春アニメ感想 ①
 要望があったんで、とりあえず春アニメのファーストインプレッションから。今回書くのは、「HEROMAN」と「会長はメイド様」と「Angel Beats!」。
 今後の予定としては、18号ジャンプ感想を書いた後、「大魔神カノン」と「閃光のナイトレイド」に関するファーストインプレッションをまとめ、10年冬アニメの総括を書きたいです。
 あ、いちいちタイトルの後ろに「感想」と付けているのは、検索対策です。レエェェェェッツ! 客引きパンダ!


 HEROMAN 感想

 原作者がアメリカ人なだけあって、お国柄を反映した日常描写の数々に目を奪われます。主人公の立ち位置はあれだよね。トランスフォーマー(オプティマスさんの方)とかと同じ立ち位置。あるいは、ドラゴンボール・エヴォリューションかな。まあ、後者の方は見たことありませんが。

 しかし、彼の場合は放送時間を意識してのものか何なのかは分かりませんが、非常にひたむきな、古き良き時代の少年漫画主人公を思わせる性格をしているため、見ている側にストレスが溜まりません。基本的に僕らは主人公と同じ視点で物語に没入していくため、彼らが己の境遇に絶望を感じていると、同じように閉塞感を覚えてしまうのです。

 ただ、主人公が人格的に成熟しているということは、それだけ物語が転がしにくい(※)ということでもあるので、そこら辺をどうするかに期待したいかな。まあ、無難に相棒メカとの友情モノにしそうな気がするけど。主人公に代わり、生まれたてで常識などを備えていない(家の壁ぶっ壊したり片鱗は伺える)ヒーローマンが、成長劇を演じるわけです。

 ※冬アニメ総括で詳しく描くけど、ほら、最近風都で活躍する仮面ライダー左の人が微妙に暇そうじゃん。劇場版とかでかなり高位の階梯へレベルアップしちゃったから。
「うっせー! (俺が目立つためには)もうツインマキシマムしかねーんだ!」


 会長はメイド様 感想

 言うまでもなく、本作のタイトルは「会長はメイド様」なのであるけど、別にこれが「会長は肉奴隷」「会長は援助交際者」などに変換されたのだとしても、内容的にはあんまり変わらないのでした。社会的モラルの問題が残されるだけ。

 まあ、つまり、何が言いたいかというとね。タイトルにまで冠しておきながら、最後の最後までメイドという存在に関して否定的なニュアンスで進行していくのは何でなの? と。少しはハヤテのごとくのハルさんを見習って頂きたいもんです。
 せっかく、時風にも合致するキャッチーな要素を投入したというのに、それが「可愛そうな境遇のあたしをイケメンが優しく包み込んでくれるお話」にしか活用されないというのは、何ともお粗末なもんだと思うのですよ。ああ、勿体ない。

 また、キャラクターに全然好感を持てなかったのも非常につらいです。ヒロインの彼女とか、間違ったフェミニズム全開と言う感じで、もしも二次元世界の女の子が目の前に現れる召喚呪文があったとして、この子に対してだけは使う機会が一生ないのだろうなと思うのでありました(※)。

 更に、リアリティの無さも気になるところ。具体的に言うと、不良と思わしき男子生徒ね。どんな不良だったとして、あのくらいで女に手を上げる男なんざ存在しないから。べるぜバブに出てくるチェーンソー持った不良の方がまだリアリティを感じられます。

 最後になりますが、

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 これで上に登れないっていうのはギャグなんだよね? 余裕で飛び越せそうな柵とかを飛び越せない、アクションゲームのキャラじゃあるまいし。

 ※ちなみに使えるのなら、羽衣狐様に生き肝を献上したい。え、お前なんぞ吸われるまでもなく尻尾で粉砕されるって? それが最高のご褒美です。


 Angel Beats! 感想

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 死んでるのは登場人物ではなく、作品そのものなのではないだろうか……。

 とにかくまあ、このアニメで驚愕すべきなのは、ヘタクソなセールスマンの営業トークを彷彿とさせる立て板に水方式の説明台詞群に代表される、「アニメオリジナル企画なのにアニメにした意味がない」っぷりなのであります。逆に凄いよ。大したもんだ。車輪眼でも見切れない。つーか、咀嚼しきれなくって、説明シーンを巻き戻す羽目になった。

 もうちょっと……もうちょっとさあ……映像で見せようぜ。魅せようとは思わなくていい、見せてくれればもうそれでいいから……! 長時間滞在することでNPCの反応が薄くなるというなら、長時間滞在してるメンバーと主人公それぞれがNPCに接触して、反応の違いを見せてくれたっていいじゃない!
 そのくせ、武器はどっから手に入れたのか、10代以外の死人はどうなってるのか、超人的な身体能力を持ってる奴がいるけどパワーソースは何なのか、など、微妙に謎は残すのであった。

 それと、主人公のこの反応は……何なんだこれ。お前、覚醒と同時に実銃(これ大事)持った女の子が目の前にいて、よくそんな風に振る舞えるな。

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 記憶は失ってるけど、生前はいくつもの戦場を渡り歩いた凄腕の傭兵だったりするのだろうか。とんでもない10代です。キレる世代オソロシイネ。

 生きた人間なら……いや死んでるけど……とにかく生きた人間ならさあ、漫然と目の前にいる女とお寒いコントを繰り広げてないで、もっと他の行動を取るんじゃないかな。例えば、目の前のライフルは本物なのか確認するとか。
 せめて……せめてもう少し生きた人間らしく……いや死んでるけど……とにかく生きた人間らしく、異常な状況に対する驚きや戸惑いを見せてくれても良かったんじゃないでしょうか。

 あと、前宣伝で監督だか誰だかが、「通常の三倍くらい動画を使ってる」と豪語していたそうですが、その割に作画が微妙だと感じてしまったのは私だけなのでありましょうか。

 後日追記
 コメントで指摘してもらったんだけど、NPC関連はちょっと勘違いしてました。「私達(に対する反応とあなたへの反応の違いは)分からない」という意味合いだと思ってた。でもまあ、実際に接触を試みてくれれば勘違いする余地さえないと言い訳させて欲しい。見苦しいですね。ごめんなさい。

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by ejison2005 | 2010-04-03 04:53 | アニメ感想