週刊少年ジャンプ 10年 10号 感想
 朝昼晩と、決まった時間に座って食事できるのがこれほど幸せなことだったとは、このエジソン、気づかなんだ。
 ちょっと質問なんだけど、僕の身の上話とか読んでみたい?


 ワンピース

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 ぬおっ! 死ぬかと思ったら助かって、けどやっぱり死んだ!
 ……いや、まだ死んではいないわけですが、でも、ビブルカードでハッキリと死を暗示してますし、さすがにこれは助からないでしょう。
 僕はあんまりキャラクターに感情移入とかしない人なので、ここら辺はドライに書いていきますが、やっぱり、ここで死ねるのならば、それはエースというキャラにとって非常に「美味しい」展開だよな。

 おそらく、ここで彼が死亡することによって、今後ルフィは、何をするにしても兄の死を踏まえた上で行動するわけですが、それが漫画のキャラとして非常に「美味しい」。

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 主人公が行動する動機の、少なくないウェイトを占めるということは、ある意味その作品を支配することにもつながるわけであり、ここで散ることによって、エースというキャラはルフィにとっても、僕たち読者にとっても、ある種絶対不可侵な存在と化すわけです。

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 これを「美味しい」と言わずして、何を美味しいと言うのか!

 また、エースの死にあたって重ね重ね思うのは、白ヒゲ海賊団に関するキャラ立ての見事さです。
 ぶっちゃけ、今回エースは見え透いた挑発に乗っちゃってるわけで、そこだけを切り取れば愚かとしかいいようのないものとなっているわけですが、事前に白ヒゲの偉大さをたっぷりねっぷりと描写することによって、その愚行が必然の域にまで昇華されている。積み重ねられた描写によって、「エースが挑発に乗った」を「エースは挑発に乗らざるを得なかった」に変換しているわけです。

 同時に白ヒゲの死には更なる悲劇性が付加されるわけで、このシリーズのラストに向けて、更に期待が高まる一話でした。


 ナルト

 一方、キャラクターの死をさっぱり有効活用できてなかったのがこちら。
 いや、僕は最近、あまり漫画同士を比べようとは思わなくなっちゃいる(参考例として挙げるのは別)、思わなくなっちゃいるのですが……しかしこの掲載順、比べないのはむしろ酷なんじゃないかな?
 香隣にしろダンゾウさんにしろ、もうちょっとこう、感情移入させてほしかった。

・なんか変

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 ↑この場面、どこかおかしさを感じるんだけど、何でなのかは説明できない。誰かおせーてくれ。


 ぬらりひょん

 土蜘蛛さんの唐突すぎる出現に思わず笑ってしまった。というか、これは出現……でいいのかな? いきなり見開きですごんでるだけだから、そもそも土蜘蛛さんがどこにいるのかさえ、僕には分からないよー??

 それはさておき、今週秀元さんの言ってた作戦なんだけど、これは羽衣狐様が実際に全封印を突破し、出産を開始して身動きが取れなくなってからじゃないと意味がないんじゃなかろうか。僕が彼女の立場なら、普通にもっかい封印を破りに取って返しちゃうよ。

 それとも、冒頭でいい人フラグ立ててたし羽衣狐様の狙いは別で、何でかそれを察知してる秀元さんは引き返さないと確信したりしてるのかな。例えば、今「羽衣狐」を名乗ってるのは、実は依り代となってる女子学生さんでしたという、ロストキャンバスオチとか。


 HACO(読み切り)

 SQで連載してる助野先生と絵柄が酷似している気がするんだけど、アシスタントさんなんだろうか。

 テーマ的には未知なる可能性とかそんなところだろうし、そのための舞台作りとかもできてはいるんだけど、しかし、ならばなぜ、バトル要素を入れようとしたのか……そこがすごく気になったかな。敵キャラもとってつけたような設定だし。
 いや、バトルシーンが面白いのなら別にそれでもいいんだけど、なんやかんややって結局、すごいビームを出してるだけだからね。これを入れるくらいなら、もっと変貌した世界を探索し、絶望感を強くしてからヒロインの言に繋げた方が、彼女の個性を強められたんじゃないでしょうか。

 あと、冒頭の描写だと不治の病を治す機材なり医者なりがコールドスリープカプセルの周囲に存在しなければならないから、これ、病気治ってないよね。連載を取れた場合、「実は治ってなかったのさ!」とかやろうと考えてたのかもしれないけど、少なくとも、この読み切りの範囲の中では治ったことにしないと意味ないよね。

 作画のレベルはすごく高かったので、次に期待したいです。


 リボーン

 羽まで生やしたラスボスが主人公を倒すために選択した技が首折りで、しかも、それで実際に一度は主人公が倒されるって、なんかシュールだな。死ぬ気の炎など所詮は華拳繍腿! 関節技こそ王者の技よ! 肉体言語で語るべし!


 トリコ

 分かっちゃいたけど、デカイ図体の中の、ごく一部しか守っていない防具を破られて驚く敵の図はすごくシュールだ。マッチさんも空気を読んで盛り上げてくれてたけど、どう考えても敗因はそこじゃないだろ。もっと色々と切られてヤバイところがあるだろう。


 ハンター

 怖ェー! この子、超怖エッ! しかもこの怖さは、ラスボスとしての怖さだ! キルアはあくまで友情からゴンを元に戻そうとしているわけですが、しかし、これはそんなの抜きにしても確かに元に戻ってもらいたいよな。怖すぎる。ナックルもこれ、相当ビビッてるよな。
 特に、冷酷無情に時間短縮を告げてるシーンが恐怖の絶頂点で、実力では遥かに上回ってるはずのピトーから、猛烈な悲壮感を感じるくらいに恐ろしかったです。一対一で戦ったとして、ピトーの勝ってる姿が思い浮かばない。


 バクマン。

 秋名さんとエイジはいいコンビになると思います(ボケとツッコミ的な意味で)。

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by ejison2005 | 2010-02-09 14:20 | ジャンプ感想