ドラクエ9 全クリしました
 通勤時間を利用してチマチマやってたドラクエ9。ようやく全クリしたので、ちょこっと感想でも。プレイ時間は26時間程度。

 ちなみにラスボス戦は合計3回も行う羽目になりました。
 その流れ↓

「フ……さすがはラスボス。全員エルシオン学院制服装備などという舐めた状態では勝てる相手じゃなかったようだな……。だが今度はちゃんと鎧を着てきたぞ。さ あ 震 え る が い い !」
「ククク……ならば私も本気を出すとしよう……ほ~ら、眠れ! 眠れ! 眠れ!」
「いや、それひどくね(´・ω・`)」
「うん、正直スマンかった。3回目は普通に戦うよ」

 必中でこちらの手番潰される技連発されちゃうと、普通に詰むよなあ。


パーティー


エジソン(男) 最終職業:戦士Lv41
 レベルは他の面々も似たようなもんです。
 固定の旅芸人を務めた後、ダーマ神殿で戦士へと転職を果たす。事前に上げておいた盾スキルに勇敢スキルを組み合わせ、パーティーの守護神となる! ……のが理想だった。

「ちょwwwwwエジソンさん全体攻撃重複で食らって死んだwwwww」
「てか素早さ低すぎ。あの人ザコ戦でほとんど仕事してないんですけどー」
「それだけならまだしも、かばう対象が攻撃されず、他の人が死にかけること多いような……サンディさんからも『あんたが全然攻撃されない分、他の仲間が痛いんだよ』みたいなこと言われたみたいですし、全然壁役になってないんじゃ……」

 ↑現実。
 お父さんお母さん、ゲームの中でも僕は主人公になれない運命だったとです。しっかし、本当にザコ敵が全然攻撃してくれなくて困ったよなー。俺一人だけ前に出てるよ? 遠慮せずに攻撃してくれていいんだよ?
 パラディンになって仁王立ちを覚えても良かったんだが、そこまで進める前にゲームが終了してしまった……。

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 ↑そんな僕のグラフィック。


ぶとうか(男)
 主要スキルはツメ。タイガークローが超便利だった。
 最初から最後までずっとぶとうか。彼だけでなく、結局うちのメンバーは誰も転職しませんでした。振り返ってみれば、上級職だれもいねえなオイ。
 ほぼ先制を取れるアタッカーとして、縦横無尽の大活躍を見せた。彼がいなければ世界は救われなかったものと思われる。
 今までのシリーズでもそんなところあったけど、今作は際立ってぶとうかが強く感じられたなあ。バトルマスターとか、全然転職する必要を感じなかったもの。防御力が若干低くはあるけど、ザコ戦で敵の手番より前にほぼ確実に1匹始末できるという利点は、それを補って余りあった。
 ただし、今作では装備の幅が従来よりも広がっているため、金銭面での利点は薄かったかな。でも本当に欠点はそのくらい。すごく強かった。GJ!

 ちくしょう俺がぶとうかになればよかった!


そうりょ(女)
 主要スキルは杖。魔力タンクかと思いきや、ベホマラーの消費MPが多いので、ラスボス戦では結構冷や冷やする結果に(結局大丈夫だったけど)。
 まあ分かりやすい回復役。主人公が旅芸人を辞めた結果、回復魔法を使えるのが彼女だけとなり、ベホマラー習得までは回復の手が回らなくなることもしばしば。その時だけは主人公のかばうが役に立ったが、取得後は一気に用済みと化すのであった。俺にとって唯一の見せ場が!
 
 ところで、今作は従来と違い、主人公が回復魔法を使えない人となるパターンが多いので、前述の通りに回復役不足となることが多いよね。回復アイテムの重要性が高いゲームであったと思う。


まほうつかい(女)
 主要スキルはまほう。今のはメラゾーマではない……メラミだ。
 ザコ戦では集団攻撃を担当し、ボス戦ではサポート能力が光り輝く縁の下の力持ち。バイキルトやピオリムによって、いかんなくぶとうかやそうりょの戦闘力を底上げし、ルカニでボスの戦力を下げ、時には魔力かくせいで自らも攻撃に参加した。あ、主人公ですか? どうせ俺はバイキルトをかけても攻撃力は目立たず、ピオリム程度じゃ焼け石に水の素早さですよ……。


ストーリー

 全体のストーリーを振り返ってみると、天空以降よりもロト三部作に近いテイストのストーリーでしたね。考えるまでもなく、理由は仲間キャラが作成制になったから。4以降は、仲間キャラそれぞれが主役級のストーリーを背負っていましたが、今作において背景を持っているのは主人公だけで、その主人公にしたって通例に洩れず無口なシャイボーイorガールという。ストーリーっていうのはキャラクターが織りなしていくもなわけで、主人公チーム全員ノーリアクションでは、そりゃ物語性も薄くなるよ。

 しかしながら、それは裏を返せばゲーム性が高まっているということ。自分の手で生み出した冒険者たちが、世界を救うというのは、やっぱりいいね。主人公に特別な職業が設定されておらず、あくまで仲間たちと同じステージで頑張るというのも個人的にはベリーグッド。
 そう、「冒険者」なんですよね。今作の主人公たちは。「勇者」ではない。世界を救う以前はともかく、その後は特にそう。
 むかーし何かの記事で書いたけど、僕は世界を救う特別な人々的ストーリーに食傷を起こしているので、こういう庶民的な立ち位置の主人公は大歓迎だったんだ。

 特に中盤、女神の果実集めを行っていた時は楽しかったなー。あれらの事件って、確かに女神の果実が原因ではあるけれど、別にそれが無くても発生していておかしくはなかった、実に庶民的な代物なんですよね。そのまんま、TRPGのシナリオに流用できそうな勢い。
 あの頃の主人公たちは、勇者というより明らかに冒険者としてのスタンスで事件に向き合ってる感じがして、実に楽しかった。

 3なんかでも似たようなイベントはあるけど、いかんせんあちらは主人公が「勇者」様ですからね。人々の扱い的にも能力値的にも特別扱いされてるわけで、やっぱり感触は全然違うものだと思います。

 総括すると、「仲間キャラ全員背景なし」「主人公だって町の人々からも能力値的にも特別扱いは(ほとんど)なし」という今までにない視点から、各地の小クエストなどを通じて今までになく所帯じみた冒険を楽しめる、革新と呼ぶべき一作だったと思います。

 ……つって庶民庶民言って終わってもいいんだけど、一応、神様関連についても。まあ、ここまで触れないことから分かってもらえると思うけど、あんまり乗り切れなかったんだよね。
 なんというか、黒幕の行動動機が結局は単なるすれ違いによるものだったというのが、一番残念なポイントだったと思います。井上脚本の仮面ライダーじゃないんだし、あんた何百年も考える時間あったんだから、もうちょっと冷静になれっつーの。

 帝国関連も、グレイナルさんが出てきたのとほぼ同時に討ち死にしてしまったため、今ひとつ盛り上がりきれませんでした。因縁あるのはグレイナルさんだけなんだから、もうちょっと長生きして主人公たちもその因縁へ絡ませてくれても良かったと思う。何をモチベーションに帝国と戦えばいいのか見出しきれないまま、流れに乗っかって皇帝倒しちゃった、みたいな感じになってるよ。
 ここら辺、本来はもうちょっとボリュームあったのを大人の都合で削ってしまったんじゃないかなあと、勘ぐることしきり。

 そしてラストシーン。天使たちは訳もわからないまま星になんぞされてしまって、果たして幸せだったのだろうか。涅槃なんぞ至りたい人が至ればいいわけで、現状の延長にある幸せな世界を夢想してた天使とかは聞いてないよーって感じだったんじゃないかな。まさか、揃いも揃って聖人君子というわけでもなかろうし。あ、でも聖人つーか天使か。ならいいのかな? う~ん。


サンディさんについて

 ゲーム発売前は酷評されていて、僕も遊ぶ前までは同意だったサンディさんですが、ゲームを進める毎にドンドン彼女を好きになっていく自分に気づいてビビッたぜ。クリア後、再会した時は本当に感動したもん。いや、良かった良かった。

 彼女に関して真面目に考察すると、天の方舟に関する「違和感」を払拭する意味合いがあったんじゃないかな。
 冷静に考えなくてもわかるけど、ファンタジー世界に機関車って猛烈な違和感がありますよね。しかし、DSというプラットフォームの特性上、子供に人気の高い機関車という要素は是非とも投入したい! 仮面ライダー電王の大ヒットは記憶に新しいところです。
 そう、そこでサンディさんの登場と相成るわけです。

 要するに、彼女って「空飛ぶ機関車」という異物へ、「ガングロ妖精」というハイパー異物をセットにすることによって、違和感を減少させる役割を果たしているんじゃないですかね。そして、ハイパー異物たる彼女自身も、歴戦のストーリーテラーたる堀井雄二の手腕によって、徐々に好感を持ってもらえるようにし、隙を無くしているんじゃないかと。

 うん、まあ、実際のところは堀井さんの趣味なんだろうけどな!


まとめ

 各地のクエストや宝の地図に代表されるやりこみ要素といい、キャラクター作成システムといい、近年稀にみるくらい「ゲーム性を重視した」RPGとしてまとまっていたと思います。反面、ストーリー的にはやや盛り上がりの薄い感(ラスボスのガッカリする動機とか)がありますが、それと引き換えにここまでのゲーム性を実現しているのですから、十分に許容範囲なのではないかと。

 近々発売予定のFF13とは、全く真逆の方向性で仕上げられているわけで、13発売後、両者の評価が出そろうのが今から楽しみですね!

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by ejison2005 | 2009-12-03 23:25 | ゲーム