週刊少年ジャンプ 09年 37&38合併号 感想
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 ようし貴様ら! 来週の仮面ライダーブレもといディケイドまで、俺と一緒に 全 裸 待 機 だ!


 ワンピース

 互いに全力を惜しみなく投入していて、バトルエピソードとして満足感たっぷりの一話だったんじゃないかと。
 個人的には、白ヒゲ側の隊長たちが、額面に見合った活躍を見せてくれているのが嬉しかったですね。こういうエピソードで多量に投入された精鋭軍団って、本領を発揮しないまま終わったり、設定に比べて妙に弱かったりすることがザラですから(例:きくたけリプレイのry)。

 白ヒゲ側はかなり頑張ってくれているので、海軍側は中将たちの活躍に力を入れてほしいところ。大将や七武海が強いことは分かりきっていますし、蛇姫様に石化させられそうになったり、バスターコールでまんまと麦わら一味を取り逃がしたりと微妙にいいところがない彼らを活躍させることで、海軍側の戦力層が厚く感じられるようになると思うのです。


 ナルト

 水影さんの護衛が仕事こなしてるだけで、わあなんてプロっぽい動きなんだと思うあたり、僕も岸本先生の手で相当に調教されたよな。

 ところで、こないだまで僕は「身内が殺されると復讐者が雪だるま式に増えて戦争が起こるよ」という理屈に否定的だったんだけど、こないだバジリスク読んでたら、案外、忍者同士の戦争なんてそんなものかなーと思ってみたり。

 つっても、ナルト世界は中途半端に現代的だから、やっぱり違和感は大きいんだけどね。影の皆様方が基本、駄目な人たちなのも大きい(トップが無能なせいで戦争してるとしか)。


 ブリーチ

 鬼道には老いが無いとでも思ったのか……? という話の流れにしておきながら、全く全然これっぽっちも自分を囲んだ結界を老いさせず、ただただボケーッとしているだけだったのは、何らかの高度なギャグだったのでしょうか。お爺ちゃん、もしかしてボケが始まってるんじゃ……? 間に合わんとか言いながら、ふっつーに間に合っちゃったしなあ。

 というか、アレだ。ナルトにおける角都戦を彷彿とさせるんですよね。敵が自分の能力を全く活かそうとせず、主人公側の作戦会議を暖かい目で見守ってくれるという。


 ノースアイランド(近未来杯作品)

 先週抱いた予感は確信に変わりました。今年は全滅コースだなあ。

 この作品でいうと……いや、まあ、色々と問題点は多いですが、細かいところを除いて一番強く感じたことを書くと、別に宇宙人である必要ねえよなあということ。それこそ、角を曲がろうとしてごっつんこ! でも、多少スケールが小さくなるだけで、何ら展開に影響は与えなかったと思う。
 どころか、ヤクザである必要すら僕は感じなかった。要するに、このお話は度胸のある男性が女の子と俺があいつであいつが俺ですれば成立しちゃうわけですからね。そこであえてヤクザを選んだからには、任侠描写にはそれなりのこだわりを持って描写すべきなんだけど……そこがダダ滑りのコントでは。なんともはや。

 これは本当に単なる個人的な意見で、しかも前に書いた覚えがあるんだけど、モチーフを選ぶのならば、それにこだわりを持ってほしいのですよ。最低限、物語上、そのモチーフである必然性は持たせてほしい。


 わじまさとし真夏のギャグ7番勝負(特別企画)

 うん、その、何というか、ハハ。酷いイジメを見たわ。

 いや、他作品とコラボさせて人気を得ようという趣旨なのは分かるんだけどね。分かるんだけど、わじま先生の実力でんなことさせても全勝負でフルボッコにされるだけだと、予想はつかなかったものなのか。分かってやってるんだったら、やっぱり酷いイジメにしか思えないな。

 普通に打ち切るだけだったらまだ立つ瀬もあったかも、かも、かもしれないのに、こんな余計な企画立てちゃったばかりに、「実力をかえりみず既存作家に立ち向かった漫画家」なんて変な肩書きがついたのを思うと、本当に不憫なんだ。

 ↑どう考えても僕が一番失礼だけど、でも、こうとしか書きようがないよ。本当に。


 ぬらりひょん

 決してつまらなくはないんだけど、これは「修行に来た若手念能力者が素質を見込まれてサクセスしていく」面白さであって、この漫画に求めていたものとはちょっとズレが感じられるかな~というところ。そしてついでに、この漫画がバトル描写で保持していたパーソナリティも失われてしまったと思う。

 いや、現象としてはすごく分かりやすくなったんだけどね。行き着いて念能力かあ、という。


 鍵人

 クロケット将軍をどのように扱うかで、帝国軍の層が薄くなるか厚くなるか、それが決まる気がします。
 チルダさんが体制側と言っていたり、鍵人反対派という言葉に驚いていることから、帝国軍内部で体制派の皮を被っているorこの街で善人の皮を被っているというオチなんでしょうけども、どうか小悪党にはなりませんように。

 しかし、絶刀空閃で倒された敵を見てなお、さすがクロケット様だー! とさわぐ民衆の皆さんはすごいなあ。撃ったのだって部下の皆さんなのに。DMC信者ばりに、何が起こってもクロケット様を褒めたたえるんじゃなかろうか。


 トリコ

 ストローの人が思ったよりもとっつきやすそうな人で(いやヤバイ人ではあるんだけど)、そこが個人的に嬉しかったです。僕は積極的に馴れ合ってくれる悪党が大好きなんだ。内海課長は、今でもマイフェイバリット悪党だよ。
 誰かこの属性を分かり合ってくれる人はいねえかなあ。ガチで主人公側をぶっ潰すつもりだけど、それはそれとしてフレンドリーに付き合ってもいこうとしてるって、すごく特殊な距離感で魅力的に感じられるんだけど。


 バクマン。

 嗚呼……雄二郎さんてばすっかり有能っぽいキャラになっちゃって。まあ、先輩格二人が発言少な目だったり原稿に固執したりな状態だったため、相対的にそう見えてるだけなのかもしれませんが(大場先生が得意とするこの会話劇を「おひき戦法」と名付けたい)。

 いや、でも、エイジがクロウ連載を強行した頃の雄二郎さんなら、絶対こんなどっしりとは構えてないよな。作中時間では二年以上経過しているわけですし、その間に彼もまた成長したということでしょうか。社会人的ステップで考えたら、それなりな仕事を任されたりしてもおかしくはないわけですし。

 ヘタレな雄二郎さん好きだったんだけどなあ。残念だ。

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by ejison2005 | 2009-08-18 02:10 | ジャンプ感想 | Comments(12)
Commented by tanu at 2009-08-18 15:40 x
遅ればせながら誕生日おめでとうございます。ひさしぶりにコメします。
>読みきり
主人公とヒロインのキャラが良かったんでそれなりに楽しく読めました。最近じゃ31号のカメラマンの主人公とヒロインがよかったな。
>ぬらり
あ~ま~ぞ~~う。見ると朗らかな気持ちになるww それはさておきジャンプで生きてゆくにはわかりやすくかつ派手で迫力が出やすいバトル設定を作るのは必然なので俺は別に気にして無かったです。つまり雨造の必殺技は大切断!
>鍵人
実は俺この漫画を一度もおもしろいと感じたこと無いんです・・・チルダさんも特にカワイイとは思えないし(でも褐色の肌の女の子は好きですよ)能力の設定もありきたりに感じられたし、個人的な絵の好みや感性の問題なのかな?すみません
>トリコ
あ~その気持ちすごく分かる!考えてみたけどうまく言葉にできなかったがよく分かりますその気持ち。
>バクマン
ぶっちゃけ今回の問題って今後サイコーの体調管理ができれば問題にならないと思う。
Commented by genkyo at 2009-08-19 01:29 x
>トリコ
私も分かりますよーその感覚。
敵側に余裕(貫禄)が感じられるんですよねー。
幻影旅団とかもそんな感じ。
Commented by レト at 2009-08-19 19:25 x
>わじま
企画を知った時はさすがに同情しましたが、おまけページと巻末コメントを読んでそれが完全に間違いだったことを痛感しました。
負け惜しみに加え自己満足までやらかすとは・・どこまで人を馬鹿にするつもりなのでしょう。
作者には対決した作家と読み飛ばし損ねた読者全員に謝罪してほしいです。

>バクマン
「G線上ヘヴンズドア」の編集長だったらボイコット組を全員バッサリ打ち切るだろうなぁ。
Commented by 漫画家志望 at 2009-08-20 03:50 x
>バクマン
どうもこの編集長は感情で動いてるような気がして仕方ない。「川口太郎の家族だから申し訳が立たない」はまだわかるんですが、一度言ったことは曲げないって主義は個人の美徳としては立派だろうけど、そこはトップに立っている人間なんだから柔軟性を見せてほしかったですね。あのままじゃ意地はってるだけに見える。

>鍵
絵柄の地味さからか特に印象を抱いてないんですが(チルダが可愛いのは同意。褐色女キャラはあずまんが大王の神楽以来ずっと好き)、ここでのクロケット将軍の扱い方によっては化けるかなーと思います。難しい政治とか歴史の話とかそういうのをちょっと入れてくれるだけでテンションあがるんだぜ。ハガレン然り。

>アカボシ
なんというかよくわからないけど、物理で習ったことを特に何も考えずにそのまま技に採り入れるくらいなら超能力とかタオとか中華3千年のなんたらパワーとかそういうのにしといてくれれば「はあ?」ってならずに読めただろうなあと思う。
Commented by レト at 2009-08-20 18:53 x
>漫画家志望さん
バクマンの佐々木編集長はここで妥協したらボイコット組に味をしめられる可能性があるから突っぱねる必要はあるんじゃないでしょうか。
まぁ、折衷案すら呑まないのはやり過ぎだと思いますが。
Commented by こう at 2009-08-20 19:05 x
>読み切り
好意的に見るならば連載を視野に入れた物語の広げやすさ、ジャンプ読者層受けを考慮した結果とも考えられるんじゃないでしょうかね?
確かに度胸のあるお人好しと入れ替わって云々でも今週の話は成立しますが、今後話を広げていくときに最悪の場合リボーン以上の飛躍が必要になりますから
あと地球人同士だと「警察に駆け込めよ」で済んでしまう展開になりそうな予感も無きにしも非ずですし

>ぬらりひょんの孫
私も今回の畏れに妙な理屈をつけられたのはちょっとがっかりでした
牛やら鹿やらが争いの際に角をぶつけ合う感覚で良いじゃん、って感じですね
結局言っていることは「もっとアピールポイントを際立たせて!」ってことなので上のと同じなんですがね
(突き詰めればブリーチよりもさらにオサレオサレした戦いなんですけどね)
でも、言葉にしてしまうと急に畏れが失せてしまう不思議
Commented by こう2 at 2009-08-20 19:06 x
>バクマン。
「川口たろうが云々」は本音としてあるのはまだしも表立っての理由にするものじゃないのでは?
大体、この2人は掲載されなくても意地でも漫画を描き続けるだろうから、最終的に休養にはならないだろうしね
現実的な効果を何一つ出していないのにそれを強行し続ける理由が正直見当たらないなぁ・・・
ジャンプ編集に対する対外的なイメージの問題を示した上で、卒業までは隔週、これが飲めないなら「編集部のことを一切考慮しない相手に譲歩する理由はない」で切り捨てるとか
もっと現実に即した対応をするべきなんじゃないだろうか?
Commented by ejison2005 at 2009-08-20 23:35
>>tanuさん
ありがとうございます。24歳だけどマンガもアニメも大好きだよ!
>ぬらり
ぐわ! そうか、アマゾンのパロだったのか! あーくそ、マジで気付かなかった。不覚!

>鍵人
いや、ありきたりな点がどうなのかと問われたら、僕はそれを全く否定できない。

>バクマン
入院してなおマンガ書いてる姿をみると、望みは薄いねえ。
Commented by ejison2005 at 2009-08-20 23:36
>>genkyoさん
旅団だとフィンクスとかがそういう感じですよね。
全員フレンドリーでもちょっとどうかな、だけど、何人か混ざってれば深みが増す。
Commented by ejison2005 at 2009-08-20 23:36
>>レトさん
いやあ、この人はヤケになってるだけじゃないかな。
Commented by ejison2005 at 2009-08-20 23:40
>>漫画家志望さん
>バクマン
だが少し待って欲しい。現実のジャンプでは、妥協しまくってハンター超長期救済なんてことになっているのではないだろうか。

>鍵
世界観も深かったけど、ハガレンのあれは国家錬金術師がようやく人間兵器らしい活躍をしたのが印象深かったです。強いことは分かっていても、それまではボコボコ殺されたりしてましたし(おもにスカーの手で)。

>アカボシ
もうパオペエでいいんじゃないかな。
Commented by ejison2005 at 2009-08-20 23:52
>>こうさん
>読みきり
あー、近未来杯って連載前提に話考えなきゃいけませんもんね。
ある意味、大きな制約ではあるかな。

>ぬらりひょんの孫
ホラー映画の殺人鬼も、倒し方(水におぼれるとか)がわかってしまうと恐怖対象としての威厳が薄れてしまうんだけど、似たようなもんですかね。

>バクマン
それ以前の問題として、編集長は川口さんの死に個人的な責任感を覚えちゃってるんですよね。彼の視点で考えたら、この上サイコーまで漫画に命を捧げるようなことになっちゃったら、あの世で川口たろうに顔向けできないわけで。