週刊少年ジャンプ 09年 32号 感想
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 シンケン休みかと思っていたが、まったくもってそんなことはなかったぜ!


 あねどき(新連載)

 とりあえず、一読して思ったことは「詰め込み過ぎ」ということでしょうか。
 たったワンエピソードの中でヒロイン二名のキャラ立てやら同棲申し立てやら不良との喧嘩やらやってるせいか、ひとつひとつのイベントが(それだけで一話作ることが可能な代物なのに)すごい勢いでスッ飛されてしまっていて、読んでるこちらが咀嚼する暇を全く与えてくれません。「はい、出会い」「はい、同居」「はい、お弁当」みたいな感じ。もうちょっとひとつひとつのイベントに尺を使って欲しかったぜ。

 また、肝心要な同居要素に関しても、この流れだと説得力を感じられないのが問題ですね。相手は親戚でも父親の隠し子でも父親の再婚相手の連れ子でも異星人でも異次元人でもアンドロイドでも何でもない現代日本の女子高生いわゆるひとつの赤の他人なのだから、サッサと警察に相談しようぜ。

 またまた気になる点としては、主人公が自活能力の高さを主張していながら、家事をこなしているシーンが存在しないこと。これならば、家事の経験ゼロの普通の男子にしても何ら問題なかったのでは……。

 そんなわけで、一話を読んだ限りではまったく期待が持てなかったけど、主人公が真中でなかったことだけは評価したいです。


 ナルト

「やっぱり話せねェ…サスケを売るなんて事はできねェ」
 のシーンは、今週のジャンプ最大のギャグシーンだったと思います。てめーは何週もかけた上に何結論をひっくり返してんだwww

 新キャラの皆さんが大変残念な面々だった件については……まあ、今の岸本先生に何か期待するのが間違いかな、と。

 しかし、最近の岸本先生がよく行っている「登場人物に奇行を行わせる」ってこれ、何なんだろうね。キャラ立てをしたいのはよく分かるんだけど、これで付与される属性は「キチガイ」以外の何物でもないと思うんだ。


 ワンピース

 すげえ……「扇動されて脱出した連中は戦う動機に欠けている」という物語を進める上での障害を取り除きつつも、見事にバギーのキャラクター性を深めました。これ、バギーが別の海賊団のキャプテンだったり、以前に戦ったことのある人間だったりしなければ、そのまんま主人公にとって無二の相棒になったりしちゃいそうな勢いですよ。いや、それを踏まえた上でそうなるのかもしれないけども。

 というか、ここまで書いたらそうなる以外の道はない気もしてきました。物語のスケールがちょっと大きくなりすぎている(世界的船団の激突になっている)ことに加え、麦わら海賊団には大勢を指揮する指導者的な人物がいませんからね。ルフィは英雄ではあり、部隊のシンボルとしての能力は発揮できるけど、そういったことには全く不向きだし。


 バクマン。

 加藤さんのターンキタ! これで勝つる!
 とまあ、それは置いといて ミ□

 今までスルーしてきた学業との両立問題について本格的に触れたと思ったら、いきなりサイコーがぶっ倒れるところまで展開が進みました。カッ飛ばすにもほどがあります。
 最後のコマで皆が深刻そうな顔をしている以上、次週で「大したことなかったもんねー♪」となることはあり得ませんし、これはもう、サイコーは一時リタイアで確定かなー。

 となると、気になってくるのは来週以降の展開ですね。思いつく限りでは、シュージンが絵も学んでソロデビューとか、高校を無事卒業するまで静養したサイコーがカムバックとか、そんな感じでしょうか。どちらにせよ、作品内で長期間のスパンを置くのは確実でしょうから、これを期に、長期休載問題に関しても触れるつもりでいるのかもしれません。

 しっかし、僕が以前に予想した「腐女子問題について触れるのでは?」という展開が正解なら、長期休載と相まってまんまディーグレについて語るような話になりそうだな。


 いぬまるだし

 宝箱を誰が置いてるのか? というメタツッコミをしているシーンで思い出したんだけど、昔読んだ傭兵王カシューさんの若い頃の話が書かれているとある書籍によれば、あれって成功した冒険者が(中世社会では安心して金を預けられる金融機関が存在しないから)、適当な洞窟に自分の財宝を隠したり罠を張ったりして、隠し財宝としているらしいですね。というか、ワンピースとかまさにそれを探し求める物語だし。

 しかし、主人公がそれを手にした後はそのごの資産運用に困ることも特になく、一枚だけでも結構な重さがある金貨を何千何万枚も持ち歩き、旅先で奇跡の剣やらドラゴンキラーやらに換えてしまうのであった。

 森田も銀さんの勧めで二億円を持ち歩いてた時はやたらかさばってそうだったし、身ひとつで大金を持ち歩くのは大変だ。


 トリコ

 さすがに全身のピカピカは消えていたぜ!

 堂々と数ページにわたって描かれるトリコの日常風景が、それだけでこれほどの満足感をもたらしてくれていることにビックリ。正直な話、僕はもう一連の食事シークエンスだけでお腹イッパイなくらいですよ。
 この男の日常生活は、どうしてここまで僕を魅了するんだろうか。

 後半の新ターゲット決定シーンも満足感抜群で、次の冒険への期待にオラワクワクが止まんねえぞ! きちんと秘境を探索して獲物をハンティングするというのは、この漫画の面白さの根源的な部分なので、バトルバトルしてた半年の間に、そこら辺を忘れないでいてくれたのは嬉しいです。今後は、たけしが一定周期でバトルとギャグをやっていたように、バトルとハンティングを交互に行っていくのかな。

 グルメ界に関しては、モンハンのG級クエストみたいなもんだと考えれば、感覚的に分かりやすいんじゃないでしょうか。


 アカボシ

 関勝さんだけならばまだしも、関羽まで一緒くたに雑魚キャラ扱いされてしまいました。中国古典に対する敬意もへったくれもねー!
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by ejison2005 | 2009-07-12 01:16 | ジャンプ感想