週刊少年ジャンプ 09年 21号 感想

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 あしゅら男爵が宙を飛ぶ!

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 あしゅら男爵がマジンガーをはったおす! (注:生身です)

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 物理法則を無視し! どうやってかマジンガーを持ち上げる! (胸に乗っかって口を掴んで踏ん張ってます)

 お 前 は ど こ の 十 傑 衆 だ !


 バクマン。

 結果が出てからいうのもアレなんですけども、今回、亜城木コンビが連載を勝ち取れたのは非常に納得のいく展開ですね。と、いうのも、ここで彼らが敗北した場合、改めて疑探偵のネームを練り直す以外の選択肢が存在せず、最悪、今までの焼きなおしみたいなエピソードを行う羽目になるわけだからです。ドラゴンボールでいうと、ラディッツを羽交い絞めにした悟空が再び騙されて手を放してしまうようなもんですね。そんなもの、誰も望んではいない。

 ラストに登場した服部さんの連れは、前回までに雄二郎さんと交わしていた会話から察するに、亜城木コンビの新しい担当編集なのでしょうが、何故だかここでチューボーを連想してしまった俺がいる。見た目からして、無意味に暑苦しそうなキャラだし。きっと、ウザッたく作品に干渉してきて、軋轢を生みだすのでしょう。それをいかにして解消するかで、しばらく話を回していくと。

・思いっきりマイナスなアドバイスをしてた雄二郎さん
 キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
 そうだ! それだよブレイド!
 いやー、やっぱり雄二郎さんはこうだよね。先週までの、アフロが取れた相沢さんみたいな彼には本当、違和感がすごかったんだ。これからも雄二郎さんの活躍には期待しています!!!!!


 ナルト

 長門の回想って、この漫画が普通の軍事物だったりするのならば何ら問題はないと思うのですよ。まあ、長門家が何で危険区域にノコノコいたのかとか、そこら辺の理由付けは必要ですけども。
 しかしね。悲しいかな、ナルトは忍者漫画なんですよね。それも、チャクラひとつで何でもできる超人=一般忍者という世界観の。
 そんな人たちが、いくら弱っていたとはいえ一般人と結構な時間もみ合いになってしまったり、子供がうっかり音を立てなければそもそも存在に気づけなかったり、最近のデフレ傾向を鑑みても何だかなーという気にはさせられます。世界観をもっと大事にできないものだろうか。


 トリコ

 ぶっちゃけた話、トリコは危機を感じるならばこそ肉を食い、キノコを食い、酒を飲んでHP回復に挑むべきなのですが、さすがにそれを実行しちゃうと、あまりにも画面から緊迫感がなくなっちゃうんですよね。そこら辺は設定とのジレンマだ。
 
 ↑の文章を書いていて思ったんですけど、昔、スターオーシャンセカンドストーリーってゲームがあったじゃないですか。あれって、各キャラの好物(男主人公ならステーキ)を食わせると全回復するんで、後半は高価な薬などを用いず食品で回復していくって手もあるんだけど、こいつら戦闘中やダンジョン探索中にショートケーキやら大根の味噌汁やらキャロットジュースやら、よく食ったり飲んだりしてられたもんだよなー、と、当時考えていたのを思い出した。

 そしてどうでもいいけど、ラストのスタージュン様は世界一豪快なカンチョーだったと思う。この勢いを見るに、彼もそれなりの葛藤があったんじゃないかな。
「うわー。ケツから入りたくねえなあ……でも、いくしかないんだよなあ。ようし! いっちょ、ふん切り付けていくか! うおおおおお!」→ビビビビビ
 みたいな。

・一回奥の手発動にミスッたっぽいサニー
 これはちょっと残念だった展開。セドルさんの言葉から判断するに、サニーは一回奥の手を使用し、セドルさんはそれを逃れてると思われるんだけど、どうせ使うのだったら、そのまま倒し切っちゃって欲しかったです。サニーの威厳が少し損なわれたよ。


 べるぜバブ

 人が天井にめり込んでるのを見た直後に、こんな行動を取る姫川さんはすごい根性だなあ。セラミックとか関係なく、その衝撃だけで普通に内臓終われるよ。

 先週まで、姫川さんのキャラについて言及してきましたが、ほぼエピソード終了した今週号を読んでから改めて考えると、全体的にもちょっとチグハグなものをかんじますね。
 例えば、男鹿がベル坊と交わした約束を前面に押し出すのならば、突入前などに彼の内面を描写し、「それでも俺は友達を助けるんだ!」的なイベントを挟んだ方が効果的だし、わざとさらわれたヒルダを前面に押し出すのならば、彼女の心理描写などを入れるべきだった。というか、できればその両方+αが存在するのが望ましかった。

 結果、全体的に筋道の通ったお話ではあるんだけど、ただそれだけで終わっただけという印象を受けました。ご飯だけ用意して、オカズが存在しない食卓のようなエピソード。
 筋が通っている分、修正は十分に可能だと思うので、来週以降に期待したいですね。


 血風学級怪(読み切り)

 独自の設定を台詞でダラダラ説明する部分が多いのと、主人公のキャラが非っ常にウザッたいものであったのとで、全体的に「必要ない」「あまり面白くない」と感じられるページが多くなってしまい、最後まで読み抜くモチベーションを維持するのに苦労した作品。
 また、序盤に主人公の正体をさらしてしまったのは痛いですね。読み切り作品において、主人公が持つ背景なり特殊能力なりをクライマックスまで隠しておくっていうのはよくあるパターンなんだけど、それは主人公に謎を持たせることで読者に「こいつはどうしてこんな行動を取るんだろう」と思わせ、結末まで興味を持って読み進めさせる効果があるのです。決して、無意味にそういう構成になっているわけではない。

 こういう、「用意された設定の裏をかく敵キャラ」を用いたエピソードっていうのは、連載されてる作品の二話以降じゃないとあまり効果的ではないと思うな。読み切りなんだから、もっと作品の基礎的な部分を読者に印象付けるような構成を心がけた方がいいでしょう。


 銀魂

 地雷亜さんがニセ将軍に語った理屈で言うと、思惑通りに月詠さんが超強くなったとして、その後に美味しく頂く必要があるわけですが、一体何をどうすれば食したことになるんだろう。範馬勇次郎みたいにライバルを育てて戦いたいのでしょうか。

 今週は、ラストで銀さんの過去について描写されそうな気配が漂わされていたのが良かったですね。これは、一度切ったら二度と使うことはできないジョーカーみたいな手札なんだけど、いい加減に連載も長期化しているわけだし、使うのならここら辺が使い時だと判断したのでしょうか。


 こち亀

 今週は久々に不快描写が少なく(宇宙打ち上げのくだりは少し不快だが、それが勘兵衛のキャラではある)、久々にまともな部類のお話だったんじゃないかと思います。両さんの新商売も、筋の通ってない理屈で否定されたり潰されたりしなかったり。

 ギャグ漫画であることを考えると、本当はここからもうひと捻りしてオチへ持っていくべきなんですが、こち亀だしこんなもんでいいや。この水準で頑張って欲しい。


 ネウロ(最終回)

 ん終わったぁ~っ! っていう感じの最終エピソード。こういう風に、しっとりした後日談で丸々一話使った最終回は好きですね。各キャラに関してもう少し色々と触れてほしかったけど、成長した弥子さんが可愛かったし、葛西さんをはじめとしてこの世界での「これから」には十分期待を持たせてくれてるから、満足感は高いです。

 また、この漫画は終わり際を見誤らなかったのが最高に良かったですね。終わるべき時にきちんと終わることができた。SQの7月号には新作読み切りも載るそうですし、編集部的にも無理して続けさせるよりは、新しい作品にチャレンジしてもらう方が良いと判断したのでしょう。

 この作品全体を通して見ると、推理物の形式を早々に見限り、HAL編以降完全に捨て去ったのは英断でしたね。当時、自分が書いてた感想を見ると、どうやって楽しむべきか四苦八苦していたのがうかがえてくる。連載開始当時、打ち切りロードに進むと思ってたんですよ。僕は(笑)。

 しかしながら、「ネウロってのはこうやって楽しむもんだ」っていうのが分かってくると、どこか病みつきになってくる、とにかくオンリーワンな面白さを持った作品だったと思っています。逆に出来過ぎていて次回作以降で引き合いに出されるのは確実ですが、めげずに頑張って欲しいです。
 ともかく、連載お疲れ様でした。


 ぬらりひょん

 先週、「私の特技はウソ八百ですよ」と自分からバラしちゃってるのだから、逆に今回は正攻法で攻めるくらいの工夫は欲しかったですね。リクオ的にも読者的にも「どうせウソなんでしょ?」と思いながら進行していき、実際その通りだったのでちょっと盛り上がりには欠けました。まあ、魔魅流が本番で、リクオは多分、一回負ける流れでしょうから、前座の彼ではこんなもんかな。


 フープメン

 前回、あまりにテンプレすぎる行動と言動で読者の好感度を地に落とした相手チームの面々と監督ですが、今週の鐘に対する評価で大分取り返した印象。特に監督の反応はいいですね。「相手チームが全力を振り絞っても太刀打ちできないんですよ」という点を強調することにつながっているため、鐘の凄さが際立って感じられます。
 しかしこれ、掲載準がヤバイな。

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by ejison2005 | 2009-04-21 22:11 | ジャンプ感想 | Comments(7)
Commented by ぺんぼー at 2009-04-22 05:30 x
べるゼバブは何か、今まであったヤンキー漫画とか喧嘩漫画を表面的になぞっているだけのような気がします。
特に個性を感じないといいますか。
読み切りとか、初回は面白かったんですけどねー。
Commented by ぺんぼー at 2009-04-22 07:49 x
連投すみません。

スタージュンさまはアナルにジャスティスしているのではなくて
お腹にすごい勢いで突入して、その勢いで出来たゆがみがアナルに見えているだけだと思いますー。
何でもいいですが、原始人がリーガル倒してジュエルミート入手なんて絶対ムリー
Commented by こう at 2009-04-22 14:08 x
>ぺんぼーさん
多分、原始人≒ピクル

>ぬらり
・嘘を強調
・制限を強調
→3分後に何かされると予測する
→3分経つ前に速攻を仕掛ける
1.それこそ兄貴の作戦(カウンター型の別の大技等)
2.3分後の大技もあるので粘り勝ちも無理
3.粘っても罠は健在。まだ勝敗は不明
4.3分制限は嘘。金生花はまだ使える
5.最初の嘘は3分経過したら魔魅流に協力を求める暗号
信じようが信じまいがチャンスを呼び寄せ、魔魅流が何もしなかった事が油断に繋がる
魔魅流を警戒すれば金生花や3分後の大技等を当て易くなるので無問題
一番の嘘は「嘘も戦術」という言葉で、彼の戦術は嘘とは無関係に全局面対応だった!

これ位の戦術と展開は期待しましたね
絡め手キャラは複数予防線を張るくらい慎重でないと
多分、エジソンさんもこの程度は期待したんじゃないかな、と

>べるぜバブ
実は姫川はすでにヒルダの舎弟だった、という予想をしたのですが見事に外れたw
それはさて置いても、流石にこれはテンプレすぎるんじゃねーの?という印象しか残りませんね
ご飯しかない食卓とは言いえて妙ですね
Commented by 漫画家志望 at 2009-04-22 20:33 x
>学級怪
んー、なんでしょ、僕はこの読みきり最近の読みきりの中ではだいぶ好印象なんですが。
絵に強く引き付けられたのと、主人公がそんなにうざく感じなかったからでしょうか。マイスターとかはホント無理だったんだけど、話形はそんなでもない。

あとなんかアルバイター金太郎を思い出した。あれは赤丸で面白かったのに本誌で劣化したのは担当がユウジロウみたいにどうしようもないアドバイスでもしたんでしょうか。担当って大事ですねえ…
Commented by ejison2005 at 2009-05-01 00:33
>>ぺんぼーさん
ベルゼの個性はそりゃ、子育てにありますから。不良要素とか前面に押し出すと途端にテンプレ化していきますね。

んでトリコのあれはアナルじゃないのかー。前の巨大GTロボもそうだけど、僕はこの漫画に読み落としが多すぎる気がする。
Commented by ejison2005 at 2009-05-01 00:33
>>こうさん
さすがにそこまでは考えてなかったけど、今のところ陰陽術の設定が少なくて実質やり放題だから、もうちょっと汚い手を使っても良いよな~と思います。
Commented by ejison2005 at 2009-05-01 00:36
>>漫画化志望さん
僕はこのレベルですでに限界度MAXかな。人としてのキャパシティが足りないぜ!

>担当って大事ですねえ…
バクマンはある種、漫画家マンガというより担当マンガですね。