週刊少年ジャンプ 09年 15号 感想
 ワンコに食われ、トラックに轢かれ、相棒はあっさり死に、バイクには蹂躙され、散々な目にあいながらもバイオ5をしこしこ遊んでます。今は1-3までクリアしたところ。学生の頃は良かったなあ、ゲームばっかりやってられて。


 ブリーチ

 まあ、たぶん、同じこと考えた人は多いだろうけど、これ多分、護廷十三隊と交戦中の上位破面三名も第二段階解放できるんじゃないかな。で、皆が皆、自分だけ覚醒したと勘違いして秘密にしているという。

「実は俺、第二階層へ到達してたんだ」
「あら、私も到達してたのよ。実は」
「儂も、人知れず到達しておった……この分じゃ、ウルキオラとかもできそうじゃな」

愛染様「お前ら、本当は私のこと嫌いだろ?」

 どうでもいいけど、ここまでやっても主人公が死んでる気がしないのは本当にどうなのか。


 ワンピース

 今週のワンピを読んでいてつくづく思ったんだけど、毒ってのはバトル漫画での扱いが本当に難しいですね。リアルに危険な存在としての毒使いを出すならば、それこそ浸透性の毒が肌をわずかにかすめたくらいで死ななければならない。そのくらいしないと、即死系能力者としてわざわざ毒使いを登場させる意味がない。

 しかし、ある種のプロレス的エンターテイメントであるバトル漫画内でそんなことをしてしまえば、非常にしょっぱい試合にしかならないわけで、そこにジレンマが生じてしまうわけです。ガチで相手を倒しにいく技ばっかり連発するプロレスラーなんて、誰にも望まれていませんからね。

 リアリティを捨てるか、ショー性を重視するかの選択で、ワンピは作品のスタイルに合わせ、ショー性を取ったわけですが……かといって、ショーとしてもそこまで面白い、のかな。この流れだと、負傷しながらもルフィが勝っちゃうのは見え見えなわけで、ショーならショーで、やっぱり勝敗を予想させないような、何かが欲しいとは思います。敵は敵であり、主役を目立たせる供物ではない。


 ナルト

 ペインの能力がインターバル無しに連射された気がするとか、まあ、つっこみ所の多さはいつも通りなんですが、個人的に抜きんでて感じられた粗悪点は、ヒナタに対する木の葉勢のドライさですね。君ら、同期の友人で、里の重要一族の次期首長である女の子が死にかけてる(死んでないのにビックリ!)ってのに、そんなあっさりスルーしちゃっていいのん。


 バクマン。

 気のせいか、服部さんの顔が段々末期の相沢さんみたくなってきてる気がする……性格も含めて。あなた、最初はマンボウみたいなツラとキャラをしてたくせにw

 相沢さんのキャラ位置変化でもうひとつ注目すべきポイントは、段々、師匠キャラと化してきている点ですね。これは、亜城木コンビが他の漫画家に師事を請わない(請う余裕はない)という展開の必然上でもあるのでしょうが、編集者の仕事の中でも「教え、導く」という点にかなりウェイトを置いた描写になってきている。そしてそのキャラ付けが、読んでてすごく、しっくりくる。実に! なじむぞ!

 デスノのインタビューでもそんなことを書いてたし、本編における見吉の扱いを鑑みても、おそらく大場先生は役割を持ったキャラを登場させるより、登場したキャラに役割を持たせる方向で作劇していくタイプだと思われるのですが、それがいい感じに軌道へ乗ってきたというところでしょうか。

・転換点から転換点へと、怒涛の展開
 キャラの采配もそうですが、今週の見所はやはり、
 亜城木コンビの再始動 → 服部さんからの指令 → VS福田さん
 という感じで、都合三つものストーリー転換点が盛り込まれていることでしょう。そのどれをとっても、一週か、下手すれば数週間はやっていけそうなイベントなのに、それをわずか19ページへと、これでもかというくらい圧縮して押し込んでいる。にも関わらず、決してひとつひとつのイベントにボリューム不足を感じさせない、この満足感! よく出来た幕の内弁当みたいなエピソードだ。
 これが可能なのも、大場先生が各イベントで「ここだけは押さえておきたい」というポイントをきっちり押さえ、そこだけを重点的に描写しているからでしょうね。

・見吉さんのまとめた要点
 彼女の能力で要点がまとめられるかというのも疑問点ですが、

「犯人はクレーンでプレハブを持ち上げ、被害者を転落死させたのよ!」
「いや、バレるだろ……」
「切られた頭部が他人の首に乗っかり、見事に蘇生して逃げ出したのよ!」
「DIO様じゃないんだからさ……」
「真犯人はそう……隕石だったのよ!」
「なあ、見吉……俺を笑わせて張りつめた空気を紛らわそうとしてくれるのは嬉しいんだけど、そろそろ真面目にやってくれないか?」
「何よ! 高木のバカ!」
「あ! ちょっと! 見吉!」

 まとめたらまとめたで、何気にひと悶着ありそうです。あ、蘇生云々は真相じゃないそうです。参照。

「犯人はヤスよ!」
「服部さん、何を送ってきたん?」


 トリコ

 この島に来てからというもの苦戦続きなトリコですが、今週は久々に主人公らしい活躍をしてみせているのが良かったです。やっぱり、ヒーローの活躍が定期的に描かれないと威厳が保てませんからね。マーブルの映画に必ず人命救助シーンが入ってるのも、きっとそういう理由。
 あとはまあ、釘パンチばっかり多用していて、ナイフとフォークがあんまり活躍してなかったんで、それを有効活用してくれたのもよかった。ゲキレンジャーのトンファーみたいな扱いだったもんなあ(飾りの意)。

・「今はただ信じよう…!」(キリッ)
 うお、三人でスタージュンロボと交戦するのかと思いきや、普通にテリーだけが残っちゃいました。ブチャラティ並に覚悟を決めるのが早いぜ。
 これ、なんぼバトルウルフが強いとはいっても、全く勝てる気がしないし、スーパーサイヤ人現象で勝ったとして、そんな強いのが相棒になったらトリコが目立たないんじゃないの? という疑問が生まれてしまうわけで、なかなか采配の難しい展開なんじゃないかな。それこそ、スタンドバトルばりに知能的な作戦で撃破するか、運の要素が絡むかしないと、納得は難しいかも。
 ここで負けちゃうと、スタージュン様の威厳にも陰りが出ちゃうしね(GTロボじゃ実力が出せないとはいえ)。


 ディーグレイマン

 とりあえず、休載中に見てたアニメとかは把握できました。


 べるぜバブ

 今回も牽制のジャブに終始するかと思いきや、もう一歩踏み込んだ感じのエピソード。急激に不良漫画方向へとシフトが傾いた気がしますが、このまま突っ走るのか。そっちの道は茨な気もするけど、でもまあよくよく考えたら、どの道にしたって茨だらけな四面楚歌が、週刊少年ジャンプって世界だしな!

 しかし俺、連載開始からどのジャンルに傾くかしか見てないなー。全然純粋に楽しんでないよ。


 ぼっけさん

 どのような物理法則にしたがえば、こんな風にスカートが外れるんだろう。


 ネウロ

 どんな形にせよ、サイは生き残るんじゃねーの? と思っていたんで、やはりこの死はショッキングでした。松井先生は甘くなかったよ。いや、ここまでやって実は生きてましたオチかもしれないけど、さすがにそれはないでしょう。アイを失ったということの意味を理解し、述懐した段階で彼のキャラクターは完成し、終焉を迎えるのみとなっているし。

 例えば、弥子さんと一緒に探偵をやるという展開もあるにはあるだろうけど、でも、やっぱり弥子さんは弥子さんであり、アイではないんですよね。決してサイのアイデンティティーを確立させてはくれない。

 何ともしんみりしたエピソードではありましたが、怪盗サイというキャラクターには相応しい最期だったのではないでしょうか。

[PR]
by ejison2005 | 2009-03-14 00:22 | ジャンプ感想 | Comments(2)
Commented by 名前はまだ無い at 2009-03-14 08:37 x
土曜日更新でも感想が読めるのは嬉しいです。
ヒナタはあれで死んでた方が美しいのかな。
インパクト(吹っ飛ぶ里とか)のみ見せ付けて、感情の描写を蔑ろにする岸本先生は、「ハリウッドで映画化」という野心にでも取り憑かれてるのか……。
岸本先生は『ドラゴンボール』より『おくりびと』を観るべきだ。日本中を感動させてからアメリカに殴り込み、が順序として正しいと思います。
Commented by ejison2005 at 2009-03-18 00:53
>>名前はまだ無いさん
今度のドラゴンボール映画のできいかんで、急に話の展開変わったら笑えるね!