週刊少年ジャンプ 09年 10号 感想
 みんなよけろ! ヨゴシマクリタインだけはゆるせない!


 トリコ

 バトフレ暴走での威嚇といい、ラストのオブサウルスといい、しまぶーは色んな方法で強さを表現しようとするな、と感心することしきり。スカウター形式の捕獲レベルだけに甘んじず、そこから更に表現の輪を広げようとしているのがいいね。チャレンジ精神を感じる。
 あと、トラブルを引き起こしてばっかりで、今週その思考論理もTo LOVEる的であったことが分かったリンが(脚本:長谷見だったら襲われてたね!)、赤魔導師としての役割を背負いうると分かったのはよかったと思います。毎回毎回やられても困るけど、
 ピンチ → バトフレでの強化
 というコンボも使用可能ですし。薬品のバリエーションを増やせば、活躍の幅はいくらでもあるぜ。


 ワンピース

 「私は…サルデス!!」「へー…そうなのか そうは見えねェけど」「違う!! 今お前は勘違いをしている!! 私は……サルデス!!」
 というやり取りが地味に分かりづらかったです。ルフィは「私は…猿デス!!」と聞き間違えたんだね。
 再登場したボン・クレーが、過酷な環境でも元気にしていたのは嬉しかったな。うん、彼はこういうキャラだよ。ミスタースリーの時も思ったけど、こんだけ大量にキャラを出してきて、個々の性格をブレさせないのは大したもんだ。


 ナルト

 仙術チャクラを還元……だと? そんなことができるんかいな。
 先週、仙人モードがGN粒子みたいな万能さだと書きましたが、それは誤りでしたね。影分身こそ、この作品におけるGN粒子だ。
 ていうかー、ペインもペインで何しているんですか。仙人モードじゃないナルトくらい、瞬殺しようぜー。他のペインも例によって棒立ちだし。いや、カエル軍団だって基本棒立ちだけど。


 バクマン。

 実は以前、こちらの記事で「漫画家を目指すのならアシスタントなどやるべきではない」と書かれていて、それがひどく印象に残っていたのですが、今週のバクマンでも同じ問題に触れているのを読んで、これはアシスタントさんの共通見解なのかな~と思ってみたり。素人的には、創作現場で仕事した方が早道なんじゃねーの? と思ってしまうものですが、全然そんなことはないという。
 今週のバクマンでも、十年以上アシスタントをやっている中井さんの能力をクローズアップして、サイコーが「マジハンパねえ!」とか驚いてましたが、それと引き換えになっているのが貴重な貴重な貴重な貴重な貴重な時間(&情熱)ですからね。
 漫画的には、こっから中井さんが再起を図ってくれるのが面白いだろうし、王道ではあるんだろうけども、この作品の目指すものを考えてみると、このまま惰性でアシスタント続けていくというのも、意外と面白いんじゃないかな。所詮は脇役なわけですし、主人公として躍進を義務付けられているサイコーではできないことを、彼に演じさせてみるというのも悪くはなさそう。


 リボーン

 うーん、このガッカリ感はなんなのでしょうか。未来編で面白かったのは、強力な組織同士による大規模な戦争にあったのに、突然それが何の意味もないものであるとか言われてもポカーンとするしかないよ。
 そんでこのラストを見ると、ヴァリアー編のように守護者バトルを始めそうな気がバリバリするんだけど、まさか……そんな……ハハ……ないよねえ?
 いや、やるんだろうけど。

 真面目な話をすると、漫画の宿命として白蘭は倒れなければならないから、普通に倒しても消化試合にしかならない、というのはあるんですよ。だから、何らかの刺激を加えたい! という狙いは分からんでもないのですが……もうちょっと、これまでの積み重ねを活用する方法はなかったものか。


 サイレン

 あらためて見ると、ワイズの皆さんの服飾センスはハンパねえセンスだ。特にグラサンがイカスよね。ガイアが俺にもっと輝けと囁いている。せっせとサイキック強盗して稼いだ軍資金は、こういうところへ費やされてるんだね!


 アイシールド

 「世界ナンバーワン」「世界ナンバーワン」とやたら強調してるせいで、一瞬、「(プロも含めた上での)世界ナンバーワン」だと勘違いしてしまったり。アメリカの人たち、誰もティーンエイジャーに見えないもんなあ。
 ついでに彼らから、まったく世界最強チームとしての威厳が感じられないというのは、まあ、現状のアイシールドじゃ仕方のないことなんでしょう。せっかく、「ケチケチせずに全力の俺らをアピールしようぜ」という方針で行動するチームにしたのなら、彼らと他国の試合をクローズアップしてプレイスタイルを見せるくらいはしても良かったのにね。


 ネウロ

 あからさまにシックスを誘い出すブラフな「弥子さんバッテリー説」ですが、これはネウロに止めを刺すべくやってきたが最後、警察の皆さん勢揃いとかそういうオチが待っているのでしょうか。このまんまだと、偉い人に啖呵切ってた笛吹さんが道化になっちゃうし、ラスボスとの戦いである以上、過去の登場人物にも見せ場は欲しいしね。

 しかし、先週のぬらりひょん感想でも書いたけど、「謎に包まれた恐るべき存在」の謎が剥がれちゃうと、途端にスゴ味が半減しちゃうものなのだなー。いや、フリーザ様とかは謎を明かしても超怖かったわけだから、謎が剥がれたから怖くないというよりも、それによって力の底がしれてしまうから怖くない、というべきか。
 いくら金属だぞー強いんだぞーとか言われても、魔帝7ツ兵器とか出されたら一撃死しそうではありますしね。ネウロも、万全でも苦戦する(逆説的に「でも勝てる」)程度にしか捉えてませんし。
 でもこれ、松井先生のことだからわざとやってるよね。
 諸説あるこの作品の落とし所ですが、この分だと「シックス……貴様は所詮『人間』なのだ」ENDが待っていると考えて良さそうです。そして、それを踏まえるならやはり、「人間の強さ」を示すため、上で書いた通り警察の皆さんに頑張ってもらうなりして欲しいな。


 めだかボックス(読切)

 以前、小畑先生とうろおぼえウロボロスを書いた西尾先生が、今度は暁月先生とコンビを組んでリベンジマッチを挑んできた今作……確かにうろおぼえよりは格段のレベルアップを感じます……感じはしますが、でも……うん……微妙(´・ω・`)

 「微妙!」のひと言で終わっては感想にならんので真面目に書きますが、読み終わって一番に感じたのは主人公目立たねーなーということ。

 例えば、ファンタジー要素を備えた作品とかなら魅力的な世界観の提示とかで乗り切ることもできますけども、この作品は現実的な世界観ですからね。どうしても、キャラの魅力とかで勝負せざるをえないし、西尾先生的にもそこを見て欲しいと思っているでしょう。実際、ヒロインも主人公も、キャラとしてちゃんと立ってるし、それぞれ魅力的ではあるとは思います。

 でもさ、この構成だとスポットが当たるのはどうしても柔道部になっちゃうわけで、「生徒会会長とその腰ぎんちゃくのエピソード」というより「ダメな柔道部が再起するエピソード」になっちゃってるんですよね。結果、主役格を差し置いてサブキャラが成長するという変なエピソードとして終始してしまっている。それならば、生徒会設定を抹消してめだかと善吉が駄目な柔道部へ新入生として入部するという構成にした方が、よほどスマートというものです。

 うん、書いてて僕も考えがまとまってきたんだけど、要するにこれは読切のていをなしていないんですよ。連載中の作品から、サブエピソードを拾ってきました! みたいな仕上がりになってしまっている。
 そうではなく、もっとはっきり作品としての主題が伝わってくるような、そんな構成を期待したかった。この作品でいうのなら、主人公とヒロインの関係に焦点を絞り、生徒会活動を通じて二人の関係性が若干ながら変化するような、そんなエピソードにして欲しかったです。

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by ejison2005 | 2009-02-04 03:57 | ジャンプ感想